表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハッピー・ハロウィン・ウエディングっ!  作者: 広田川ヒッチ
2023年10月31日
12/31

22:37

 マンション前を出発した馬車でしたが、行き先も何も決まっていません。

 私はただただ打ちひしがれて、言葉も出ず、涙も出てきませんでした。しばらくハロウィンのネオンにキラキラしている街を、私とルースヴェンさんは馬車に揺られながら眺めていました。


 ルースヴェンさんが静かに口を開きました。


「……すいませんでした。途中で私も二人の関係を知ったのですが、エレンさんに話せませんでした……」


「え……」


 ルースヴェンさんは分かってたんだ……。そうか! 病院に一人で偵察に行って帰って来た時、妙な感じになってたのは、二人の何かを聞いたか見たんだわ! ああ~……そうか~……。教えてほしかったなあ~……。でも何て話したらいいか、きっと分かんなかったよねえ~……。やっぱり知りたくなかったなあ~……。あれ? ひょっとしてマンション前でこの馬車が待ってた理由も、そういう事? ああ~……ウソでしょ~~っっ。


 私はハロウィンのネオンを眺めながら、悲しみや友人に裏切られた辛さ、無念さなどで頭の中はグチャグチャです。

 しかしその中にほのかに怒りの感情が芽生え始めてきました。


 あれ~? よくよく考えてみたら、あの二人私に内緒でコソコソと不倫してたのよねえ? で、あのマンションで二人で何回も会ってたのよねえ? 部屋借りてるの? あんなに私に「無駄金を使うな!」って言ってたグスタフは、そこにはお金を使ったの? それとも自宅のベッドで……あ~……それを考えるのはやめよっっ! でもよく考えてみたら、何でも「お前はダメ女だから」って私のスケジュールを管理して、自分の都合のいい時間でセブリーヌと不倫してたなんて思ってきたら、めちゃくちゃ腹が立ってきたわっっ! セブリーヌも、あんな涼しい顔をして、ずっと、きっとずっと私を騙してたんだわっっ! 不倫に気づかない鈍い女って、絶対笑ったんだわっっ! もおおおおおおおおお~~~~~~っっ!


「頭きたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!」


 私の心の叫びがしっかり声に出ました。


「っっ!」


 ルースヴェンさんは馬車のドアまでのけぞり、一瞬ですが、馬車も動きを止めた気がしました。


「エ、エレンさん?」


「ルースヴェンさん! 私、悔しい! 悔しいんですっっ! あの二人が私を弄んでたって思ったらだんだん腹が立ってきて……、もう修羅場になっていいから、あの二人の現場を押さえましょ!」


「エ、エレンさん? 本気ですか?」


「本気ですっっ! それでもうこっちからあんな男、願い下げです! 離婚します!」


 あまりの私の変わりように、ルースヴェンさんは口をポカーンと開けたままでしたが、すぐに気を取り直したようで、


「分かりました。戻りましょう」


 そうおっしゃってくれました。

ここまで読んで頂いてありがとうございました♪♪


ちょっとした山場が来ている気がするので、

このままお付き合い頂けるとありがたいです♪♪


では本当にありがとうございました〜♪♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ