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魔法と魔法のマジョレット  作者: ぷらすとぷらす
第30話 海と誓いとできること
90/100

夢と未来と休む子と

「見つかったぞー!」

 捜索隊と合流した直後、沸き上がる歓声がぼくたちを出迎えた。

 肩透かしを受けて微妙な顔のぼくたちは、迷子の様子を見に向かう。


「なんでみんな騒ぐのさー!せっかく暗いところで眠りたかったのにー!」

 子どものロブスターの精霊が元気な声が届く。

「大丈夫っぽい?」

「アニーちゃん、念には念よ。魔が来るかも」

 おとねちゃんの声にゆるんだ気を引き締めなおす。

 ひょんなことから魔はやってきて、さしてくる。


「魔法、使っちゃう?」

 ぼくは眠たくなるとヒツジのぬいぐるみを抱く。

 かんしゃく中の子どもを見て、おとねちゃんに提案する。

「うん、そうしよう。今、最もベストな方法を選ぼうよ。行くよ、せーの」

「花咲く音色の歌を聴き、ゆっくり眠れヒツジグサ」

 言葉を重ねて魔法を底上げし、ぼくたちは魔法の子守歌を口ずさむ。


 海上に出ると日は暮れなずみ、空を茜色に染めていた。

「海の中は時間の流れが変わるのね。急いで帰ろう」

 魚の精霊さんたちに案内され、ぼくたちはお母さんと合流する。


 夜のお風呂では日焼けのお肌にお湯が染みた。


 お風呂から出て髪をとき、絵日記を描く。

「ボッポーウ」

 ボッポウの声で時計を見て、ぼくたちは一緒にベッドに入り体を沈ませる。

「おやすみなさーい」


 夢を見た。

「久しぶりだね、アニーちゃん」

「ドギーちゃん!うん久しぶり!元気だった?」

 友達のドギーちゃんと久々に会う。

 花咲くお庭を散歩して、お花の会話で盛り上がる。

 その夢は近く現実のものになった。


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