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魔法と魔法のマジョレット  作者: ぷらすとぷらす
第14話 世話と赤子と曲乗りと
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タネは芽を出し実りゆく

「ありがとうみんな。改めてお世話のやり方教えるね」

 帰ってきた先生から赤ちゃんたちのお世話を教わり、実践する。


 そのあと広くて大きなお部屋に集まり、曲芸師さんをお迎えした。


「まずは手品だよー!見破れるかなー?」

 曲芸師さんはどこからかボールを出すと、大きくして玉乗りを始める。

 片手で逆立ちしてボールを転がし、空いた手で足にもボールを出す。

 杖を手にしてボールの上に分身を出すと、すぐに杖を手放して進んでいく。


「お次はジャンプだよ」

 曲芸師さんはまた杖を手にして分身を出し、床を柔らかく変え杖を手放す。

 三人が同じタイミングで宙に舞う。

 足を伸ばして回転し、足は天井すれすれをかすめて着地する。


「最後はジャグリング」

 曲芸師さんが道具を宙に投げ、舞う道具は消えては増えを繰り返す。

「投げてほしいものはあるかい?」

 曲芸師さんの質問にみんなから積み木やぬいぐるみの声が飛ぶ。

 それらが投げ渡されると、曲芸師さんはジャグリングを続けていく。


 天井の出っ張りに積み木がぶつかる。

 その直後、お庭のスプリンクラーを思わせる勢いで水がふき出す。

「天井からの水止めて」


 曲芸師さんは何度謝って、幼稚園を後にした。


「ありがとう、未来のお兄ちゃんお姉ちゃんたち、か……」

「ぼくたちもいずれお兄ちゃんお姉ちゃんになるんだね」

「そうね、リン姉みたいにすてきなお姉ちゃんになろうね」

 隣のおとねちゃんとの会話に、エリーちゃんも振り向いて参加する。

「みんなでなろうよ!お姉ちゃんに!」

 明るい笑顔でエリーちゃんが言う。

 うん!とぼくははにかみ、おとねちゃんは満面の笑みを浮かべ同時に答えた。


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