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僕の脳は、、、ムラタに支配されている!?

作者: 七瀬
掲載日:2019/08/29





僕が5歳の時、、、僕の頭の中にキミが現れた、、、!


『やあ~今日からお前の脳みそをコントロールするムラタだ! よろしくな!』

『えぇ!? 僕の脳をコントロールするって事は、、、? ひょっとして、、、?

僕の意思はなくなるって事なの、、、?』

『あぁ! そうだな~! お前の脳を俺様が乗っ取ったからな! これからは

お前は俺様が全て管理する! いいな! お前は俺様の言う通りに動けばいい!

なあ、簡単だろ?』

『・・・ううん、そうだね! 分かったよ、ムラタくん。』

『おいおい? ムラタに【くん】を付けなくていい! ムラタと呼び捨てでいい

んだよ! “くん”なっか付けたら、、、? カラダのあちこちが痒くなるだろ!』

『・・・分かったよ ムラタ、でも、僕は何をしたらいいの、、、?』

『俺様が指示を出すまで自由にしてろ! いいな!』

『ううん、』



僕は、僅か5歳という若さで、、、【ムラタ】に脳を支配されてしまった...。

それからの僕は、自分で考える事はほとんどないんだ、、、!


僕は頭の中にいる【ムラタ】の指示で動く、操り人形になったんだ、、、!


それは、何処に行くにも何をするにも僕には常に頭の中で監視されている!

それでも、僕はずっと忠実にムラタの指示通りに動いていたんだよ!




僕の名前は 『マーカス・ヒレェービルト』もう直ぐ、20歳になるよ!


ムラタは、口は悪いけど、、、?

どうやら、、、悪い奴って訳じゃなかったみたいだ、、、! 

僕に言う事も、【お父さんとお母さんの言う事聞けよ!】とか

【ちゃんと勉強をするんだ!】とか両親や先生が言うような事を僕に言うんだよ!


僕が8歳の時に、一目惚れした女の子が出来た時も、、、。


『マーカス! 女の子には優しくしろ! そうじゃないと嫌われるぞ!』

『・・・ううん、それは分かってるけど、、、? どうしたらいいのか?

今ひとつ分かんないんだよ! リーナーに気に入られるにはどうしたらいいの?

ムラタ!』

『・・・そうだな~! 綺麗な花をあげるとか? デートに誘うとか、、、?

強引に手を握るとか? 男らしいところ見せるのも手だぞ!!!』

『・・・そんなのできないよ! ムラタ...。』

『先ずは、リーナーの好きな花を聞いてその花をあげるんだ! 女の子はそれだ

けで喜ぶものだぞ!』

『そうかな、、、?』

『あぁ! そういうモノだ!』

『ムラタ、分かったよ!』




僕は早速、リーナーに好きな花を聞く事にした、、、?


『ねえ? リーナー! 君の好きな花ってなんだい?』

『私の好きな花は、、、チュリップかな? だって、かわいいでしょ!』

『あぁ~! そうだね!』



・・・僕は3日後。

リーナにチュリップの花をあげたんだよ!

そうするとね、、、?


『わーあ! 嬉しい!!! マーカスありがとう! 私、マーカスの事

好きよ! チュッ!』


リーナは、僕の右の頬っぺたにキスをしてくれたんだ、、、!

そこから、僕とリーナは凄く仲が良くなったんだよ!

【全部ぜんぶ! ムラタのお陰だよ! ありがとう、ムラタ。】



それから、、、。

僕が9歳の時に、僕のお父さんとお母さんが交通事故で亡くなったんだ、、、!

逆走してきた車と正面衝突で、二人が乗っていた車はペチャンコになって、、、!

僕は妹と親戚の家にたらい回しにされたんだよ。


いつも、ムラタが僕の力になって支えになってくれていたんだ、、、!!!


『マーカス! 泣いていても解決しないぞ! お前には妹もいるだろ!

妹を守ってやれるのも! 兄であるマーカスだけなんだぞ! 男なら泣くな!

強くなれ! お前なら絶対に出来る、、、!!!』

『・・・あぁ、そうだね! 僕、頑張るよ!』





僕と妹は、離れ離れになってしまったのだけど、、、?

僕が17歳の時に、妹に会いに行き、僕は妹と新しい生活を始める事にしたんだ!

僕は、高校にも行かず直ぐに働いて妹が大学まで行けるように学費やら諸々の

お金を稼ぐため朝から晩まで必死になって働いたよ、、、!


妹はいつも僕にこう言うんだ、、、!


『お兄ちゃん! ありがとう、ごめんね! 私、何もしてあげられなくて、、、!』

『いいんだ! クリスティーンは勉強の事だけ考えていればいいんだよ!』

『・・・ううん! 私、勉強頑張るね!』

『あぁ!』



ムラタは、僕にいつもこう言ってくれるんだ、、、!


『マーカス! いつかお前にも、幸せが来る! それまで踏ん張れ!

頑張って耐えろ! 妹の為にもな、、、!』

『分かってるよ! ムラタ。』

『お前は、本当にいいやつだ!』

『なんだよ~照れるだろう。』





案外、僕の同居人のムラタとの生活は僕にとってそう悪くはない!!!

最悪な状況でも、ムラタだけは僕を信じてくれている!


どんなに辛くても、僕はがんばれそうだ、、、!


僕は、もう泣かない!

僕が9歳の時にムラタと約束したから、、、。


『僕は強い男になるんだ、、、!!!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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