37 それぞれの変態
予約投稿、うまく出来るかな♪
ペリニヨンは翌日自分の館に帰り、その後私達はいつもの鍛練に加えて塾長の元での修行を続けていた。
修行は順調で私達はそれぞれ多くの魔法を身に付け、もはや森の深部の魔物は一対一でも秒殺できるようになっていた。
それに伴いウォルを除き変態による進化も成していた。
私はより人間に近い容姿になり、スラマサは水銀のように、そしてホネオは金色の骨になった。
せっかく作った目を湖に棄てられたホネオだったが、翌日には新しい目を拾ってきており、金色に変態後は何故か大きな木箱を作って装備品一式を中に入れて持ち運ぶようになっていた。
木箱の側面には漢字で 金 と書いていて、時々それを眺めてはニヤついている。
ていうか骨なのにニヤつけるとか、訳分からん。
ウォルは……強くはなってるから変態もそろそろかな~なんて思ってるんだけどね。
そんな私達を今日は師匠が久しぶりに鑑定してくれる事になった。
それぞれを鑑定した師匠が、なんとも渋い顔をしているので気になって聞いてみると、呆れた様子で
「鑑定は出来たんだが、こんな変なステータスは初めてだよ。揃いも揃ってお前達はなんなんだ?」
等と言う。
どうやら私達のステータスは異常らしい。
「師匠、それってどんな風に変なんですか?」
「ああ、まあ見てもらうのが一番早いだろうな。ちょっと待ってろ」
そう言って私達のステータスを書き写してくれた。
それによると……
リリィ
名前 リリィ
種族 ゴブリーヌ
level 42
加護 ???
状態 処女
称号 女王のヒヨコ
装備 アラクネのTシャツ
アラクネのホットパンツ
アラクネの下着
包丁
HP 30500/30500
MP 46800/46800
速さ 360
精神 777
運気 99
スキル
陸上競技:level MAX
家政婦長:level MAX
他 : 色々 (テヌキジャナイヨ)
従魔
スラマサ
ホネオ
ウォル
従馬
ユニエロ
ペット
レイン
スラマサ
名前 スラマサ
種族 メダルスライム
level 45
加護 ???
状態 リリィの従魔
称号 ヒヨコの帽子 (殻)
装備 なし
HP 20700/20700
MP 77700/77700
速さ 845
精神 400
運気 56
スキル
エロい事:level MAX
他:色々 (テヌキジャナイッテバ)
ユニークスキル
二つ目獲得したよ?
ホネオ
名前 ホネオ
種族 金骨聖闘士
level 12
加護 ???
状態 リリィの従魔
称号 ヒヨコのパンツ
装備 聖衣箱の中
HP 23500/23500
MP 40010/40010
速さ 170
精神 350
運気 76
スキル
骨操作:level MAX
他:色々 (テヌキジャナイッテイッテンノニ)
ユニークスキル
二つ目獲得したよ?
ウォル
名前 ウォル
種族 狼少年
level 89
加護 ???
状態 リリィの従魔
称号 ヒヨコの糞
装備 なし
HP 17300/17300
MP 13400/13400
速さ 490
精神 380
運気 56
スキル
鼓舞:level MAX
隠密:level 8
他:色々 (……)
ユニークスキル
群操作
ユニエロ
名前 ユニエロ
種族 ユニコーン
level 99
加護 ???
状態 リリィの従馬
称号 ヒヨコの足
装備 なし
HP 6900/6900
MP 3450/3450
速さ 690
精神 690
運気 69
レイン
名前 レイン
種族 雨牙族
level 70
加護 ???
状態 リリィのペット
称号 ヒヨコの毛布
装備 なし
HP 7300/7300
MP 1400/1400
速さ 490
精神 130
運気 52
……………
なるほど、突っ込み処満載だ!?
「何よ、スキルの他:色々って?
テヌキジャナイヨ?
そりゃ確かにラノベなんかで連々とスキル一覧とか書かれてると、途中で読むの面倒臭くなるけどさ!これ絶対手抜きじゃん?」
「いや、そもそもスキルの陸上競技と家政婦長もおかしいから!」
「それにスラマサ!
メタルじゃなくメダルスライム?
って聞いたことないんだけど!?」
「それも変やけど、何やねん『ヒヨコの帽子 (殻)』って!?カリメロかいな?」
「それを言うならホネオ、お前だってなんだよ?ゴールドセイント?」
「あんたセブンセンシズなんて持ってたの?」
「いや、ホネオ先輩は目も耳も舌も無いのに視覚、聴覚、味覚も有りますし、それって第六感というよりセブンセンシズなんじゃないですか?」
「それに装備が聖衣箱?ひょっとしてゴールドクロスのクロスボックスのつもりで作ったのか?全部計算通りか!?」
「いやあ、ついに俺にセブンセンシズがあるんバレてしもうたなぁ。聖属性の魔法使いでセブンセンシズのある俺こそ聖闘士に相応しいやろ?」
「だからスルーすんな!!」
「相応しいかどうかは知らないけど、ウォルはウォルで狼少年?あんた嘘つきだったの?ピーター?」
「違いますって!くそぅ、僕も早く変態したいです!」
「リリィ、嘘つきの狼少年はピーターちゃうからな。ピーターと狼いうんは全く別の話やで」
「あ、そうなんだ?知らなかったわぁ」
「ぐすん、僕、ピーターじゃないです」
「そやな、ピーターちゃうな」
「後、ユニエロはほんとにユニコーンだったんだ?」
「「「そこ!?」」」
「レインは雨牙族?これって私がランガって名前つけてたら嵐牙族ってなってたの?」
「「「いや、それもまずい(です)から!!」」」
「○×△!◇×○△!?」
……………
…………
………
その日、私達が修行に戻ることは無かった。
翌日…
フースーヤがその日の修行を終えた私達の前に立ち、厳かにこう言った。
「ワシがMP塾塾長、フースーヤじゃ!!
さて、お主達は強くなった。もはや深部の魔物では物足りんかもしれん。じゃが最深部に挑むにはまだ足りんのじゃ。急いて挑むでないぞ」
「そんなに最深部の魔物は強いんですか?」
「うむ、例えばじゃ!最深部に住むウサギがおるのじゃが、奴等に会えばお主等は確実に首を刈られるじゃろう」
「何それ!それなんてハウ○ア?」
「兎人族じゃないわい」
「「「「ハ○リア知ってんだ!?」」」」
「ん?知らんぞい。なんじゃいそのハウリ○というのは?」
「「「いや、さっき普通に兎人族って…」」」
「じゃから兎人族じゃないわい。普通のボーパル兎じゃ」
「何それ、((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル」
「じゃからまだ近づくんじゃないぞい」
そう言い残し、フースーヤは小屋に戻ったのだった。
ボーパル兎かぁ。どんな兎なんだろ?モフモフかなぁ……
モフモフが増えたらいいなぁ……
今回も読んで頂きまして真に有難うございました。




