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1 ココハドコワタシハダレ?


 あれ?私どうなったんだろ?


 不思議に思いながら自分の状況を確認する。




 お約束で頬を抓ってみた。



 痛い…




 てことは、夢じゃない。

 私まだ生きてるの?



 それに…



 私…今、立ってる…?

 さっきまで病院のベッドで横になってたのに…



 自分の腕を触ってみる。


 点滴のチューブが刺さっていない…


 でもやっぱりガリガリだ。



 立っているけど視線が変に低い。


 お婆ちゃんみたく腰が曲がってる?



 頭は…髪の毛は無いままみたい。



 肌もガサガサのまま、というかもっと酷くなってるし肌色は…緑?



 え? え? 

 ナニコレ緑色?



 え?

 ていうか、私下着も履いてない!

 ていうか、何この変な体つき!?

 ていうか、ていうか、ていうか!!




 混乱する私が見たものは、なんにも身に付けておらず、全身緑色で、おっぱいも無…って元からあんま無かったけど悪かったわね! 今は何処がおっぱいか全く判らなくて、短くガニマタの足に手足とも尖った黒い爪…




 必死に状況把握しようとする私のすぐ前でガサリと何かが動く音に思わず飛び上がった。




 パニックになった私が何とか自分の体から目を反らし見上げたその先には…




 私と同じようにやっぱり全身緑色してて、尖った鼻と耳、小柄で短足ガニマタで、しかも素っ裸でピーをピーして荒い鼻息の、えらく興奮したナニかがいた。




 え~と、確かゴブリンって奴よね?


 しかもコレ、あかんヤツや。

 盛りのついた犬みたいに目をギラギラさせて今にも私に抱きつきそう…


 というより、飛びかかってきそうに身を屈め…




 ぎゃあああぁぁァァ!

 いや~っっっ!!

 来るな!!来るな!!来るなっ!!



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