仲間集めの旅立ち
魔法能力について
・1人1つか2つ使える人もいる。
・魔法には1〜7までのランクがあり高いほど魔力消費が激しい。
・魔力がゼロになると動けなくなる。
・魔力は休んだり食べたり寝たりすると回復する。
ギルドについて
・10年間の教育を終わらせるとギルドか就職や学部に進まされる。
・ギルドはモンスターの討伐や他国間の戦争に介入するなど何でも屋のような存在。
モンスターについて
・モンスターはH G F……A S SS SSS Zにランク付けされている。
・モンスターには属性があり火 水 雷 土 風 聖 無の7種類に分かれている。
登場人物
・小鳥一華:この作品の主人公。フローランスのとある学校の優等生の一人。気圧を自在に変える魔法を使う。ランクは6。専用の槍「蜻蛉切」を支給されている。
・否流我:一華と同じ学校。優等生。フローランスの有力な貴族鍛冶屋の息子。3cmほどの鉛の塊を生成できる。銃火器の扱いが得意。少しBL。
・エレナ:一華のクラスの担任。そして一華のギルドのマスター。
「ーろ」
「ーきろ!一華!」
「……待て待て。今はダメだ」
どこから聞こえたのか分からない声に通常の20%以下の思考回路を駆使して応える。
「起きろっ!」
頭に危険信号が灯る。
「はっ!」
バッと言う音が聞こえるほどに素早く首を上げる。しかし目の前にエレナ先生は立っていた。隣で否流我-俺の数少ない友達ーが起こしたのにと頭を抱えている。
机の上には涎の海が。
「……寝てませんよ?」
「馬鹿じゃないの?」
立たされてしまった。頭が覚醒してくる。
今の時刻は午前10時12分。ここはフローランスのコールにあるとある学校。その教室の中。つまり―
「つまり、俺は授業中に居眠りしてたわけか」
「何初めてでしたみたいなことつぶやいているのかしら。貴方はこの学校での睡眠時間が最も長いのよ!」
「はい……すみません」
聞かれていたみたいだ。
数10分後に鐘が鳴る。あのあと問題の集中砲火をくらったが全部答えてやった。
「皆さん」
エレナ先生が皆に呼びかける。
「今日で9月も終わりです。貴方達優等生組は特別プログラムにより10月からは自分のパーティーをつくる、という実践授業が始まります」
(そんなのあったのか…知らなかった)
「ルールはこのプリントに書いてあります」
(パーティー編成は最低4人。期間は2学期全部で、別段どこに行ってもいい、か……)
「授業を終わります。ありがとうございました」
『ありがとうございました』
「ふう…」
さて、どうしようか。
「一華〜」
「ん、どうした」
「おまえ、当てあるのかよい」
「無いな……」
何と言っても俺は残念ながら否流我以外に話す相手がいない。自ら他人に話しかけることが苦手なのだ。
「どうするんだよ」
「ん〜、適当に東に向かうよ」
「どの位?」
「ドルル辺りまでかな」
「国境越えてるじゃねぇか!」
「流石にそこまで行けばいいやついるだろ」
「……」
「じゃ、俺、準備してくるから」
「ええ…」
「あ、そういう否流我はどうするんだ?」
「俺は……(;;゜;3;゜;;)」
「西にでも行くのか?」
「……それしかなさそうだ」
「(((o(*゜▽゜*)o)))」
「うわ……イラっとくるぜ。でも好きだぜ」
「ひぃぃ!」
さて。参った。確かに東に向かうしかなさそうだ。なぜ西じゃないかって?迷ったら右ってきめてるからさ。とりあえず自転車だな。金がない。ドルルに着くまではなるべく金を使わないようにしなきゃ。それから-……。
「行こう。」
結局持った物は2L水筒(中身はスポーツ飲料)とおにぎりやらの食べ物。非常時の400$ほど。泊まるためのテント。そして、愛槍の蜻蛉切。
ラファール号(自転車の名前)に乗りドルルに向かった。
一方、否流我はというと。
「本当に俺には仲間がいないのか…?」
考えろ俺。記憶をたどる。しかし
「俺と死んでくれそうな奴は一華しかいない」
嗚呼、愛しの一華!
「落ち着け俺。もっと過去に遡れ」
……!
「久々に会いたいやついるなぁ」
フローランスの隣の国、スポリンの王の娘。
「リリス……」
バルサ・アマリリス・ローズ。
「会いに行こう!どうせなら馬車がいいよな」
バスより料金は高いが風情はいい。
と、いうわけで馬車を呼ぶ。そしてスポリンの首都マットルトへ向かった。
どうも読んで頂きありがとうございます。
初投稿なのでヘッタクソな文章ですが次の回からも読んでいただけると踊り出すほど嬉しいです。
文章を書くのは難しいですね……。作家さんやシナリオライターさんを尊敬します。
これからもこれ書いていくつもりですのでよろしくお願いします!