おっさん不思議体験記01話 記憶の中にだけある井戸 後日談
01話後日談
「ん~~~~どうすっかなぁ?
本当なら3ヶ所の井戸もどうなってるか話した方がよかったかな?
でもなぁ実際確認してはいるとはいえほとんど人の話だしなぁ自分では部屋にも入ってないしなぁ
まぁとりあえずあとで話すこともあるかもしれないからまとめておくか~」
すると主は何かノートに書きだしているにゃ
僕はそっと覗いていたにゃ、どうせ主は僕のこと見えないし邪魔にはならにゃいからにゃ
…
…
…
僕には読めにゃかったにゃ
後日、鬼さんとトキさん二人が家に遊びに来た時にそのことを話してみたにゃ
すると
「黒猫ちゃん井戸の話の続きが気になるのね?じゃ読めるように文字のお勉強でもする?」とトキさん
「なんだ黒猫、おまえ文字も読めないのか?まぁふつうの猫は文字なんか読めないものな、わはは!」と鬼さん
にゃ~~~~!鬼さんひどいにゃでも読めにゃいのはホントにゃから何も言えにゃいにゃ
「トキさん文字教えてくれるのかにゃ?教えてほしいにゃ!」
「わかったわ黒猫ちゃんお勉強しましょう
でも黒猫ちゃんの主さんのメモ、私も気になるわね
黒猫ちゃんそのメモって今あるの?」
「あるにゃそこの机の上にあるノートがそうにゃ」
「ネタ帳、と書いてあるわね
少し覗いてみちゃいましょうか?」
トキさんはやっぱり読めるのにゃでも「ねたちょう?」とはなんにゃ?
「トキよ、人のメモとかかってに覗くのは良くないんじゃないか?」
「良くはないわね
でも今回は特別にってことで?ダメ?
黒猫ちゃんの文字の教本ってことで一度読んであげるみたいなことで?
ほんとは鬼さんも気になっているんじゃないの?」
はぁぁぁぁぁ、めちゃ長い溜息にゃ
「わかった、教本ってことで仕方なく!今回だけだぞ!本当はダメだからな!」
二人がネタ帳をパラパラめくり見はじめにゃ
目を丸くしたり首を上下に振り「うんうん」と納得したりなんか変にゃ
見終わるとトキさんと鬼さんが手首を上下に振って
「黒猫ちゃん、こっちおいで」「こっちこい」といったにゃ
二人は主がご飯食べたりする低い小さいテーブルにネタ帳を広げその両サイドに顔を向い合せるように座っているにゃ
ネタ帳はトキさん寄りに置いてあり僕がどこに座ろうかと思っていたらトキさんが
「黒猫ちゃんはここに座ってね」と言いトキさんの膝の上を示したにゃ
僕はトキさんの膝の上にちょこんと乗りテーブルに前足を乗せネタ帳が見えるように座ったにゃ
「さて黒猫ちゃん、今回はこのネタ帳に書いてある一部を読んであげるわ
本当は勝手に人の物を読んだりしちゃだめよ
今日は黒猫ちゃんの教本として一部だけ読むことにしたの、よく覚えておいてね」
トキさんは僕に諭すようにちょっと強めの口調で言うにゃ
「わかったにゃ、勝手に読むことはしないにゃ
主がいるとき一緒に読むにゃ」
鬼さんにも了解をとるようにトキさんは軽く首をしたにさげ読み始めたにゃ
さてどうしましょう?このネタ帳結構色々と書いてある
黒猫ちゃんの主さんって本当に見えないだけで感覚は鋭いみたいね
そのうち主さんが配信するだろうから今回は黒猫ちゃんが気になってる井戸の話の続きだけ読んでみましょう
「じゃ~黒猫ちゃん読むわね」
「にゃ~ん、お願いするにゃ」
3ヶ所の井戸の後日談
南の井戸のあった場所は埋め立てられ駐車場になっている。
しかし井戸のあった場所は駐車場だがあった土地区画は現在アパートになっている。
ちょっといわくつきのアパートになってしまったらしい。
井戸とは別のことで……あとでこのアパートのことも配信しようかな……
南西の井戸も埋め立てられここも同じく駐車場になっている。
この南西の井戸の場所は何も噂を聞かない。
西の井戸……ここはやばい、井戸の上に二階建てのアパートを建てた。
井戸供養はしないで地鎮祭だけしたらしいことを聞いた。
一階二階共に井戸の真上にあたる部屋は住人が入ると半年しないうちに入院したり気がおかしくなり出ていくらしい。
最後に記憶の中にある東の井戸の場所、まわりに数件の家が建ち井戸のあった場所はその家に入るための通路になっている。
特に何があるという噂はない。
これ黒猫ちゃんが読むには相当時間がかかるかも、たまに読んであげるほうが良いかもしれないわね
「このネタ帳は教本には向かないわね…
後で私が教本になるもの探してくるわね黒猫ちゃん」
トキさんは読んでくれたあとそんなこと言ってたにゃ
「そうにゃのにゃ?教えてくれるにゃら僕は何でも良いのにゃ」
僕はトキさんに笑顔で答えたにゃ
トキさんもニコッと笑顔で返してくれたにゃ
しかし鬼さんはじーと何か言いたそうにトキさんを見ているにゃ
「なによ鬼さん、私に何か言いたそうね?」
「いや何もないぞ、気にするな
ただ少し気になってな、神というのも気まぐれなのかな?とな」にゃんか意味深なのにゃ
トキさんは「知らないわ」と言ってプイとそっぽむいたにゃ
「しかし人間は馬鹿なのか?なぜ井戸供養をしない?地鎮祭はするのに井戸供養をしないとは意味が分からん
そもそも井戸の神と土地の神は違う神で、双方の神に感謝しお願いするものじゃないのか?」と鬼さん
「そうねぇ?井戸は水神さま龍神さまの管轄ですものね
地鎮祭をするから井戸供養をしないって理由にはならないわ
地鎮祭は土地の神様にその土地を使わせていただきますとお願いするもので
井戸供養は今まで水の恵みをありがとうございましたと感謝するものなのよ
どちらかだけやったら神様たち怒っちゃうわよ」
トキさんちょっとあきれ顔にゃ
「供養しにゃいといけないのにゃ?お願いしにゃいといけないのにゃ?」
「そうだな黒猫、今回の供養とは感謝だ
感謝なくして今後の福は築けないとも言う
感謝されないのにお願いばかりかなえる神様もいまいよ」
にゃるほどにゃ感謝は大事にゃのにゃ
僕だってお願いばかりされたら嫌ににゃっちゃうのにゃ
「まぁしかし関係ない人間をおかしくするのはどうかと思うがな
神も怒らせると怖いな、なぁ?トキよ」
また鬼さんがじーとトキさんを見ながら言ってるにゃ
「私はこの件に関してはノーコメントよ」
なんかトキさん少しプンプンしてるにゃ?
「で黒猫よ、いつから文字を覚えるんだ?トキもいつから教えるんだ?多少ならわしも協力するぞ」
と鬼さん
「そうねぇ教本だけじゃなく教材も揃えてからじゃないと無理かしらね?、その時はお願いね、鬼さん♪」
なんかトキさん嬉しそうにゃ
「鬼さん、トキさんありがとにゃ
僕は今からでも教えてほしいけど教材にゃいと難しいにゃ?教材揃ったらお願いしますにゃ」
僕は感謝の気持ちを込めて二人にお願いするのにゃ
おっさん不思議体験記01話 記憶の中にだけある井戸 後日談
「水神様ったらなんで西の井戸だけさわり残したのかしら?私はちゃんと祝福したのに…」
この後日談のアパートの話は人伝ではあるけどノンフィクションです
井戸があった場所に何かしようと思うときは井戸供養をお忘れなく
信じるか信じないかはあなた次第ですが…




