おっさん不思議体験記01話 記憶の中にだけある井戸
01話 記憶の中にだけある井戸
最近給料足りないよなぁ物価上がってるのに昔のままの給料って会社もやばいのかなぁ?
仕方ない、なんかサイドビジネスでもしてみっかなぁ
でも俺にそんな才能なさそうだし
そうだ!この間パソコン買い換えたんだったカメラもついてるしマイク買えば配信ぐらいできそうだな
決めた配信してみよう
「トキさん鬼さんいらっしゃいにゃ
にゃんか主が新しいこと始めるらしいので二人を呼んだんにゃ
ミィちゃんとハム君も呼びたかったけど最近見ないのにゃ」
トキさんと鬼さんは僕の大切なお友達なのにゃ
主の住んでる土地を守ってくれてるみたいなのにゃ
ミィちゃんとハム君はなんだかんだのくされえんなのにゃ
「ミィちゃんとハム君のことは大丈夫よ、鬼さんがちゃんと監視しているわ
ちょっと今来れない場所にいるから…」
「そうだぞ黒猫、お前も悪さしたら主には会えなくなるかもな、しないとおもうがな、はっはっはっ
しかしなんだ、主の新しくやることと言うのは?」
「実はにゃ主がにゃんか物価高でおかねにゃいからおかねもうけするんにゃって
『ミィチューブ』で『ミィチューバー』になってやるとかいってにゃ『はつはいしん』?とか言うものをするらしいのにゃ
僕にはよくわからにゃいけどにゃ
でも僕の大好きな主が何かするのを二人にも見てほしいのにゃ」
「ふむ、『ミィチューブ』で『ミィチューバー』そして『初配信』か?わしには情報量が多くてわからんな、トキは知っているのか?」
「知ってるわよ、『ミィチューブ』というのは動画配信サイトで『ミィチューバー』はそこで配信している人たちのことね
『初配信』はそこのサイトで初めて配信することね
主さん面白そうなことするわね、私も少し『ミィチューバー』には興味あったのよ
黒猫ちゃんの主さん何配信するのかしら?楽しみね」トキさん興味津々にゃ
「ふむ、金もうけのために配信か…わしには意味が分からぬ、金がないなら働けばいい」ごもっともにゃのにゃ
「まぁまぁ鬼さん私たち霊体にはお金は必要ないけど人間はそうもいかないのよ
考えてみて仕事してもお金増えないなら他に仕事になることを考えるでしょ?
それが主さんには配信なのよ、人の思考と言うのは面白いわね」
「なるほどよくわからんが納得しておこう」鬼さんそれは納得していにゃいと思うのにゃ
「そういえば黒猫ちゃん、あれからだいぶたつけど主さんに気が付いてはもらえたの?」
「まだにゃ、そろそろ気が付いてほしいけどにゃ
でもさすがトキさんにゃ、はつはいしんを知ってるにゃんてすごいのにゃ
主がみんにゃに知られるのにゃ楽しみにゃ」
「で、黒猫よ
お前の主はどんなことを配信すると言っていたのだ?」
「にゃんか昔に体験した不思議にゃことをはにゃすみたいにゃ
僕も詳しいことは知らにゃいにゃでも主のことだからきっと楽しいことにゃ」
「でも僕たちがこれだけはにゃしてても気が付かにゃいのにゃ主は霊感にゃいのかにゃ?」
「ん?霊感ないと思ってるのはお前だけだぞ!お前の主、わしらのこと何かしら感じているぞ
感じてはいるが認めたくないとかそんな感じだな…」と言ったそばで
「黒猫ちゃん、鬼さん、主さんが話せないからそこらへんでやめて話聞いたらどう?」
とトキさんがあきれ顔で言ってきたにゃ
「トキよ、黒猫は何もわかってないぞ、黒猫の主は…」トキさんが鬼さんの口の前に指を立て話を遮り
「そうねぇ何かしら感じているのは確かね、だから配信を始められないでいるもの」とちょっとイライラ気味に言うにゃ
「す、すまぬトキよ
わ、わしも少し黙るゆるせ」とたじたじの鬼さんにゃ
「さ、黒猫ちゃん、静かになったわ
主さんの話を聞く準備をしましょう」
「わかったにゃ、とりあえず主の話聞くにゃ」
主はどんな話をしてくれるのかにゃ楽しみにゃ
おっさん配信部屋
なんか周りがざわついてるなぁこんな時って必ず何かあるんだよなぁ。
配信やめるか…いや準備もしたしなぁ…なんかやれという圧も感じる…
…
…
…
お、なんかざわつきがおさまったなぁはじめてみるかぁ。
みなさんお初です。
50歳過ぎたおっさんが何か始めようかなぁとか思いミィチューブ初配信初挑戦です。
なにぶん初めてのことなのでわからないことだらけですがよろしく。
何を配信しようか悩んだんだけど、なんか俺の周り不思議なことが多い気がするんだよね。
だからそれでいこかってことでおっさん不思議体験記始めます。
記念すべき第一回目は不思議な井戸の記憶だ!。
最後まで聞いてくれると嬉しいぞ。
みんな井戸ってどういうものか知ってるよな?
井戸というのは飲み水や生活用水に使うために地下深くまで地面を掘りそこに湧く水を汲むものだ
でかい穴を掘り地下数メートルから数十メートルほど掘ると水がしみだしてくる。
それを岩などで囲い、水が溜まるまで待ち、くみ上げるために滑車を用いた長い縄で桶を括り付け桶を井戸に落とし引き上げて水を汲む。
というのが一連の作業で水を汲むのも大変手間がかかるものだった。
今は蛇口ひねれば水が出る便利になったもんだよな。
あっと、話がそれた。
まぁ俺がガキの頃はそんな古い井戸はなく鋳物でできた手動ポンプで取っ手を上下させて水を汲み上げるものだったけどな。
そんな井戸であった不思議な記憶の話だ。
井戸は某作品で怖いイメージがあると思うけど実際はそんなこともないわけなんだけど不思議な話はいくらでもあるんだ。
井戸を埋めてその上に家を建てたら不運が続いたとか、井戸のあった場所から水の音がするとかそんな話な。
よく言われるのが井戸供養せずに埋めちゃったりするとそういうことが起きるといわれている
だから井戸があったら供養をしてから何かしろよ、忘れないでな。
今回はそんな怖い話じゃなくちょっとした不思議なことなんだけどな。
当時もう俺の家には水道がひかれていて井戸はなかったんだ。
だけど家の周りには3ヶ所の井戸があってさ、いたずらや遊んだりしていたんだよ
まぁいたずらしたらマジもんで親にぶっ飛ばされるから遊んでいただけだがな
まぁその3ヶ所てのが自宅から南に1つ、南西に1つ、西に1つとあったのさ。
南のはすでに使われていなく形だけ残っていた井戸でそれでは遊ぶことばなかった。
南西の井戸はまだ生活用水として使われていて遊ぶとめちゃくちゃ怒られたからそれでもあそばかった。
西の井戸が使われていなのにポンプも壊れていなくて水も出るのでこの井戸でよく水出して遊んでいたんだ。
でもその3ヶ所の井戸の話じゃなく今回は記憶の中にある井戸の話なのさ。
記憶の中の井戸ってのがさ、東側にある井戸なんだよ。
その井戸でみんなと遊んだ記憶は確かに俺の中にあるのに近所の友達や家族や地主の大家さんまで全く記憶にないというのさ。
俺はすごく楽しく井戸の周りを駆け回ったり水出して遊んでみたり飲んだりした記憶があるのにみんなしてないと言うんだ。
西の井戸で遊んだ記憶はみんなあるっていうんだけどその東の井戸だけは絶対にないというんだよ。
それが不思議でね、俺の中にはいまだに遊んだ記憶もあるし井戸があった記憶もあるんだよ。
中でも強烈にある記憶が見知らぬ女の子と井戸の周りで遊んだ記憶なんだ。
更に不思議なことにその女の子は近くに住んでいたという記憶もないんだ。
どこの誰だったかという記憶もないのさ。
記憶違い、夢見てた、幻だった、とか言う人もいるけど俺のその楽しかった記憶は間違いなく残っているんだ。
不思議だろ?自分の記憶の中にしかない井戸の話。
こんなくだらない話なんだけど俺はどうしても忘れられなくて配信してみようと思ったのさ。
みんなもこんな自分にしかない記憶とかあったりするのかな?あったらコメントとかで教えてくれよな。
最後まで聞いてくれてありがとう。
次も配信見てくれよな!
僕たちは主の配信を見て
「黒猫よ、お前の主は何を言ってるんだ?そんなの記憶違いに決まっておろう
それとも夢か幻でも見ていたのか?
実際のところ西の井戸で遊んだ記憶がごっちゃになっているだけじゃないのか?」
鬼さんがいきなり否定してきたんだにゃ
「にゃにゃ!そんにゃことにゃいにゃ主は記憶があると言ってるにゃそんにゃこと言う鬼さんは嫌いにゃ」
ちょっと怒り気味で僕は言うにゃ
トキさんは右手を軽く握りあごにあて何か考えているみたいにゃ
「しかしな黒猫よ、みんな知らないという井戸があるはずない
知らないという人しかいない井戸なんて実在するはずないわ!」
「シャーッ、そんにゃこと言っても主は記憶があると言ってるにゃ!、僕は主の方を信じるにゃ!」
でも僕も考えるにゃ確かに信じたいけどみんにゃが言ってることも嘘とは思えにゃいのにゃ
いろいろ考えを巡らせていたらトキさんが僕の頭をかるくポンポンと二回さわりながら
「黒猫ちゃん、井戸ってね、いろいろな話があるのそれはもう色々な話がね
たとえばね、井戸は水神様の恵みを受けられる場所とか龍神様の通り道とか言われているのよ
井戸は異界につながる場所と言われたりもしているの
他にも人々の記憶のたまり場とか言われているわ
そんな場所だから不思議なことも起こるものなのよ」
トキさんが井戸のことを教えてくれたにゃやっぱり物知りにゃのにゃすごいのにゃ
「でもトキよ、その場所には井戸はなかったんだろう?なんでそんな記憶が黒猫の主に残ってるんだ?」
「ん~?それは私にもわからないけど、もしかしたらそこには昔井戸があってその記憶を黒猫ちゃんの主が受け取ったのかもしれないわね
それが自分の記憶と重なって遊んだって記憶が焼き付いたのだと思うわ」
「そんなことがあるものなのか?わしにはわからんな
だが今日はそういうことにしておいてやるわい」
と納得してない鬼さんが僕の方を見てるにゃ
僕は頭の中で話を整理してみたけどうまく整理できなかったにゃ
トキさんの言ってることたまにわからないにゃ
僕は少し頭を傾けながら
「そんにゃこともあるのかにゃ?井戸って不思議にゃね」
と大きい声で二人に言ったのにゃ
はにゃしも一段落してにゃんか静かだにゃと思っていたら主は寝ちゃってたのにゃ配信って疲れるのかにゃ?
「あらあら、黒猫ちゃんの主さん寝ちゃってるのね
黒猫ちゃんは眠くない?私もそろそろお暇しようかしら?」
「ふむ、そうじゃなわしもそろそろ帰るとするかの、話もおわっておるしの」
「それじゃここらでおひらきにするのにゃみんなバイバイにゃのにゃ」
「おぅ黒猫、じゃぁまたな」「黒猫ちゃんまたね」
二人が帰るのを手を振ってみていると鬼さんとトキさんが別々の道に行くのが見えたにゃ
鬼さんはそこからすごい勢いで走って帰ったけどトキさんは立ち止まりチラッとこちらに振り返り手を振りにゃがらにゃんかいってるみたいにゃ
僕は耳をピンと立て何言ってるのか聞こうと努力したけど聞こえにゃくて、仕方にゃいからトキさんを追いかけたにゃ
大事にゃことだと困るかりゃね
追いついてトキさんに声かけるにゃ
「あら、黒猫ちゃん何かあった?」
僕は首を左右に振り
「にゃん?トキさん何か言ってたかにゃ?」
と聞いてみたにゃ
トキさんは
「ううん、何も言ってないわよ、ふふっ」
とだけ言うと楽しそうに微笑んでいたにゃ
「にゃらいいにゃ僕も帰るにゃ、ばいばい」
「はい、黒猫ちゃんまたね」
と別れたにゃ
おっさん不思議体験記01話 記憶の中にだけある井戸 終
黒猫が完全に見えなくなったときトキは
「本当は東の井戸の記憶は私が見せた幻の記憶なのよ、と言っていたの
ごめんね黒猫ちゃん
でも主さん覚えていたのね
うれしいわ、うふふ」
と微笑みながら言うのだった
おっさん配信パートは実体験を書いています
演出上極わずかですがフィクションもあります
しかし基本ノンフィクションです
黒猫たちとリンクさせ面白く書こうと思いますが矛盾があったらごめんなさい




