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再会と・・・・
俺は今、新宿にいる。ある人と待ち合わせているからだ。そいつの名前は工藤 正敏、俺の小学校のときの友達だ。ずっとイタリアにいたのだが、1度帰ってきたのだ。そこで9年ぶりの日本を紹介していこうというわけだ。
12時32分、ようやく工藤が歩いてきた。外国に行くと太るというが、工藤はむしろやせた気がする。身長は180くらいありそうだ。「よう、おひさー」「お、おお」軽いなーあり変わらず。「よう伸びたな」「親戚のおっちゃんか!?」「ごめんごめん、まあまずは我が家に戻るか」工藤はそういうなり歩き出した。
工藤はマンションで一人暮らししていた。部屋に入ると郵便物が山を作っていた。「手伝ってくれるよな」「な、なにを?」工藤はにやりとした。
「これは?」「税金の取立てだろ、捨ててくれ」これで35通目。面倒だ。その中に一つだけかなりキレイな封筒があった。「これは?」「ん?何それ?」「開けていいか?」「いや、俺が開けるよ」工藤は封を破き始めた。「なあ、武」「何?」「ありがとうな」「はあ、何が」「何年たっても友達でいてくれたこと」「らしくねーな」「なんか、いいたくなって」「ばかだなー、俺らは親友だろ、当り前さ」「ああ」封がやぶけた。「そうだな」笑顔を見せて封の中を覗き込んだ。




