表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
0%  作者: ブータン
12/20

始動

俺はあれからというものずっと考えていた。どうすればいい、そのことだけを。工藤の死体は俺が一人で焼いた。そしてさよならを告げたのだ。あまりに早すぎた別れをかみしめた。

なんだあれ?誰かがなんか言ってる。しかも小学校の朝礼台で。面白そうだ、聞いてみよう。行くと30代の男がいた。「みなさん、私たちはこれでいいんでしょうか?国はもう信用できません。我々は立ち上がるべきです。首相に止めさせるんです。我々が立ち上がれば勝てるはずです。みなさん、私と共に首相を倒しましょう!」周りの人は「何言ってんだコイツ」「相手にしない方がいい」と口々に言い去って行った。そして俺と男だけが残った。「君は?」男が言ってきた。「行くかね?」男が言った。なぜだろう。体が動かない。頭も動くことを拒否する。分かった。俺は、「ああ、行くさ」ついて行くべきなんだ。「ではこちらへ」男は手を差し出してきた。「千羽軌だ」「佐藤です」俺はその手を握り返し笑った。千羽軌も笑い自分たちの気持ちを確認しあった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ