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アイスブレイク

「あっ、アイスブレイク担当僕でした。何も考えていませんでした。」

髭面の男が答える。何故かみんな青い顔をしている。炎上現場というの往々にして皆の顔色は良くない。


「お、丁度来ましたね、高田さん」

スクラムマスターと思わしき人が此方を向いて手招きする。


「では最初に今日から参画する小倉さんの自己紹介から始めましょうか」

と高田さんが答える。


いや、アイスブレイクはどうした。

「は、はい。よろしくおねがいします。」

僕は適当に答える。


「えっと、自己紹介ですか、キャリアが長いので何から話せばいいのか困りますね。長いなと思ったら途中で割り込んで止めてもらえますか?北海道出身で上京と同時に就職して20年ITで食べてきました、最初は工場自動化関連のITで食べてきて、JTの工場の全てで自分の書いたコードが系統制御をしています。そのあとは色々あったのですが、HONDAの仕事をやっていくうちにIBM社員としてアーキテクトチームに入りまして、設計から運用まで幅広く対応してきました。」


「ストップ」

高田さんが止めてくれる。

「止めなくても大丈夫かと思ったけど本当に長そうだから、直近の案件と得意分野を。」

と促してくれた。


「えー、直近でいうと、iPadでReactJSベースのWebアプリを作っていました。得意分野は幅広くて・・・。今回の案件はNodeJSと聞いていますが、Nodeの経験はあまりありません。が、JavaScript自体はそれこそ20年来やっていて、前のプロジェクトもJavaScriptでしたので、そこで活躍できればと思っています。また、直前はスクラムマスターという名の何かをやっていました。」

と僕は経歴を端折る。



ちょっと沈黙が流れる。


「それは本当に心強いね。期待してるよ。じゃあ、まずはデイリーを終わらせないと座れないから、アイスブレイクからやろう。紙をみんなに渡して。」

と、若いのか年くってるのかわからない人が仕切ファシってくれる。


「いきわたったね?じゃあ、1分で10円玉の裏に何が書いてあるのか絵で書いて。はいスタート」


僕は慌てて紙と一緒に渡されたペンで書いていく・・・が、何が書いてあったっけ・・・。わからん。適当に10と書いて月桂冠ぽいのを書く。


「じゃあ、一人ずつ見せて、・・・あー、野田さん正解、ほかはまあみんな頑張って書いたね。じゃあ、時間おしてるから、今日のやることを各自発表していこう。」


え、どんなのどんなの?と皆集まって絵を見る。僕が凍らせた空気を見事にブレイクする手腕に脱帽した。

この野田さんは絶対仕事出来る奴だ要注意しよう。






続きってこうやって投稿するっけ?

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