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夏生詩集2

3Dの思想

作者: 夏生

先のことが不安だと

あっちもこっちも

泣いている

嘆いている

投げている


見えない先に

手をのばして

ああ、つかめない

と、空っぽの手のひら

ひらひらさせて


誰かなんとしてよ

と、誰かを蹴って

誰かを押して叩いて


自分は不動の地位

動かすのは指だけ


変えてやろうじゃないの

不動の地位で

指を自在に動かして

3Dの自分を映し出す


3Dの思想は

無臭無味で無愛想

そこがかっこいいと

飛びついたのは

馬鹿のふりしたエセ賢こ


未来の夢の希望の

星と奉って

高い高いところまで

引っ張り上げる


許して助けて

聞かず聞こえず


効能限界見えたら

パッと手を離す


希望の失墜、一面飾り

土色の3Dは風に吹かれて

飛んでいった


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