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終えて
やっと学園に…長かった
明里また今回から出てきます
僕は森を去った後、明里の家に帰った
「おかえり」
「うん…ただいま」
「暗いね…なにかあったの?」
明里はちょっとした変化でも気づく
「…師匠が死んじゃった」
死んでなどいない。僕の中にいるのだから
だけど、明里にはまだこの能力を話していいかわからなかった
化物と言われるんじゃないかと不安でいっぱいだった
「そう…でも師匠は日向の中で生きてるよ」
「ッ!? …うん」
明里はまったく別の意味でそういったのだろう
だが僕には心臓に見えない棘が刺さっているように感じられた
「それでね、師匠が学園に行くようにって」
「師匠が? でも学園に行くようなお金は…」
「お金は師匠が昔集めたお金を使えって」
「…私も行っていいの?」
明里は心配なのだろう
でも必ず守ってみせる
「当たり前じゃないか」
「そっか…ありがとう」
明里は笑顔でそういった
この笑顔は誰にも傷つけさせない
「それじゃ明日学園に手続きをしに行こうか」
「うん!」
「それじゃ少し早いけど…おやすみ」
「おやすみぃ…」
2人はお互いを温めるように寄り添い、寝た
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