表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の仮恋人は親友のお兄さん  作者: ひなた翠
仮彼氏との生活
25/26

仮彼氏とキス

一通り終わると、お姉さんに化粧の仕方を教わった


眉の書き方から、口紅の塗り方まで


着替えも今日は、持ってきている


それに着替えると、鞄の中に制服を入れて、受付に戻る


廉人さんはソファに座って足を組んでいた


てっきり、受付の人と話をしていると思ったのに


「振られちゃった?」


私は廉人さんに声をかけた


「誰が?」


「廉人さんが、受付のお姉さんに」


「馬鹿を言うな。俺は振られない」


「そうだよね。さて、次はお勉強タイムだね」


「ああ」


どうして、不機嫌になるのだろう


私は、廉人さんが怖い顔をする理由がわからなかった


ホストのいるお店に来て2日目


まだ雰囲気には、慣れなくて、明るい照明に煌びやかな格好をしている男性陣


そこにいる自分が、どうしても不釣り合いに感じた


開店前に、私と廉人さんが店に入る


昨日すでに、見ているせいもありとくに好奇な目で見られはしなかったけど、やっぱり緊張する


私は部屋の隅に座って、開店準備をする人たちを眺めた


舞台裏と表も見れて、良い機会に恵まれたな~…なんて暢気に考えながら、楽しく女性と話すホストでも、楽しいだけの仕事じゃないのだと知った


廉人さんは、オーナーとしての仕事があるからと奥に入ってしまった


開店準備の合間を縫って、声をかけてくれるホストの皆さんと、楽しく会話をした


会話のリードが上手で、私は言葉につまることなく、話ができた


こんなふうに、男性とスムーズに話せるようになったのは、廉人さんとここのホストの皆さんのおかげだ


同年代の男子と話をしても、こんな風に会話ははずまないと思う


果恋ちゃん、ありがとう


本当に果恋ちゃんが、いなかったら私は今月も麗華さんに馬鹿にされて、終わってたよ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ