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私の仮恋人は親友のお兄さん  作者: ひなた翠
仮彼氏との生活
20/26

素顔と演技

廉人さんのマンションに行った



でも部屋に入ったのは私だけで廉人さんは、またお店に戻って行った


広いマンションの部屋に一人


ここで生活をしていて、廉人さんは寂しくないのだろうか


いつも生活音に包まれて、妹喧嘩して…両親に学校の話をして、何かと音のある生活をしている


けれど廉人さんの家は静かだ


静かすぎるよ



隣の家がないし…最上階で、上の階の人はいない


生活音なんかなくて、静かだった


時より、冷蔵庫の音の機械音が、聞こえて


掛け時計の秒針が動く音が聞こえるだけ、すごく寂しい空間だった


ゆっくりと居間に行き、電気をつける


誰もいない広い部屋


そこに私は一人で、ポツンと立った


家にあるものは何でも、使っていいから、と言っていた


私は、キッチンに向かった


冷蔵庫の中身を確認する


廉人さんは、料理をする人なのだろうか


それなりに食材はそろっていた


私はそれを使って、軽い夜食を作ってから、風呂に入り、居間のソファで横になった







「おいっ!」


廉人さんに頬を叩かれた目を開けると、スーツのままの廉人さんが立っていた


掛け時計を見て、時間を確認する


深夜2時だ


「何か?」


「何でベッドで寝てないんだよ」


「だって、ベッドは廉人さんのだから」


「風邪、ひくだろ?」


「平気ですよ」


「ベッドで寝ろ」


「はい」


私は起き上がった


廉人さんと手を繋いで、寝室に入る


廉人さんの大きなベッドに、横になった


一人暮らしなのに、ダブルのベッドだった


寝相、悪いのかな?


そんなことを思いながら、私は再び眠りについた


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