異世界転生
■ 本作について
本作は 世界観設定・アイディア構築・プロット立案・執筆の大半を著者自身が行っており、執筆の補助ツールとしてAIを活用しています。
■ 活用の具体的な範囲
AIを活用しつつも、自己規範にのっとり、執筆であることは放棄しない方針です。
興味があればこちらをご覧ください→ChatGPT活用の具体的なイメージ[https://note.com/makenaiwanwan/n/nc92cf6121eb3]
■公開済エピソートのプロットを公開中
「主体性・創造性・発展性・連続性」を確保している事の査証が目的です。
https://editor.note.com/notes/n52fb6ef97d70/edit/
■ AI活用の目的とスタンス
本作は 「AIを活用しつつ創作性を確保する」を模索する試みでもあります。
ただし、創作の主体はあくまで自分であり、物語の本質やキャラクターの感情表現にはこだわりを持っています。
また、すべてを自身の手で執筆される方々を心から尊敬しており、競合するつもりはありません。
目が覚めたのは、ほんの少し前のことだ。
魔物に出くわすようなトラブルもなく、キャンピングカーも脇に停めてあった。車内に入り、冷蔵庫からペットボトルを取り出してひと口飲んだ。
異世界に放り出されたにしては、自分でも驚くほど冷静だったと思う。
それからすぐにエクラの運転を始めた。
「すげー……まさに異世界ファンタジーって感じだな」
我ながら気の利かないせりふだとは思った。
転生前は都会住まいだったが、生まれと育ちは、田舎だ。
それでもこんな大自然を味わったことはない。
見渡す限りの草原が広がり、緩やかな風に草花が揺れている。
半開きにしたウィンドウから流れ込む空気を吸い込むと、青臭い味がした。
でも、悪くはない。
会社のデスクに座って、淀んだ呼吸……あの息苦しさが嘘みたいだ。
いや、比較するのも馬鹿らしい。
視界を遮るようなビルはひとつもない。
ときおり、石造りの建物が見える。だが、点々としすぎていて集落と呼べるのかも怪しい。
「土地……余ってんなぁ……」
またもショボい感想が口からこぼれた。
ゴトゴト、ゴトン――
舗装されていない道の振動がシートから伝わってくる。人の歩みや馬車の轍が、そのまま道になっているようだ。
エルグランデ――それがこの異世界の名前らしい。転生の女神様はそう言っていた。
しばらく走らせてから、休憩がてら車を止めた。出入り口のステップに腰をおろして空を見上げる。
青黄赤の三色で並んだ月が見えた。信号機みたいだな、と思いながらスマフォで時間を確認すると、正午すぎだった。
地球の、しかもJSTに合わせた時計だから狂っていそうなものだが、なんとなく合っている気がした。
異世界ってなんだかんだ都合が良いようにできているものだろう。このままネットに繋げることができても驚かない。
とにかくだ。目の前に異世界が広がっていて、キャンピングカーがあるのなら、やることはひとつだろう。
「そうだ。キャンプだ」
ローンだって組んだばかりなんだ。
死人から取り立てることはできないから、いまさらそんなことを気にしても無意味だろうか。
社会からも、会社からも俺は逃げ出したかった。
だけど、俺にはその勇気がなかった。
俺を手放せと叫びながら、俺自身が社会を手放さなかったんだ。
だけど、元の世界で死に、転生してしまったというのなら、とたんに話はシンプルになる。
異世界を楽しもう。
「異世界をキャンプ地とするっ!」
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