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キャンピングカーで始める異世界スローライフ  作者: まけない犬
死にたがりシスターと口の悪いメイド
14/15

謁見

■ 本作について

本作は 世界観設定・アイディア構築・プロット立案・執筆の大半を著者自身が行っており、執筆の補助ツールとしてAIを活用しています。


■ 活用の具体的な範囲

AIを活用しつつも、自己規範にのっとり、執筆であることは放棄しない方針です。

興味があればこちらをご覧ください→ChatGPT活用の具体的なイメージ[https://note.com/makenaiwanwan/n/nc92cf6121eb3]


■公開済エピソートのプロットを公開中

「主体性・創造性・発展性・連続性」を確保している事の査証が目的です。

https://editor.note.com/notes/n52fb6ef97d70/edit/


■ AI活用の目的とスタンス

本作は 「AIを活用しつつ創作性を確保する」を模索する試みでもあります。

ただし、創作の主体はあくまで自分であり、物語の本質やキャラクターの感情表現にはこだわりを持っています。

また、すべてを自身の手で執筆される方々を心から尊敬しており、競合するつもりはありません。

 エクラに乗って異世界を見てまわる。


 それが俺のやりたいことだが、実はもうひとつテーマがある。

 それは――他人ひとのいうこと聞かないということだ。


 社畜に自由などない。自我に見せかけた鎖があるだけだ。

 サラリーという名の命綱を握られて、部署という名の(おり)に入れられる。


 理解を強要され、納得を命じられた先にあるのは、ほんの数日、生きながらえるための残高だけ。


 だが、もうそれはおしまいだ。

 俺は社会保障の奴隷だった。しかし、異世界に俺の戸籍はない。


 生きていても死んでいても、この世界にとっては「しったことではない」ということだ。


 だったら、誰にも媚びる(こびる)必要がない。

 俺は、俺の声だけに耳をかたむける。


 自らを由とする――喜びも後悔もすべてはこの手の中に――――――


「まことに大義であった」


 王にお褒めのお言葉を頂いた俺は「ハハー」と頭を垂れた。

 謁見の間はだだっ広く、閑静で、それでいて人が多かった。


 そこら中に(やり)を持った兵士が立っている。

 銀色の甲冑(かっちゅう)を身にまとった騎士風の男達が、コチラを睨みつけ(にらみつけ)てくる。

 睨む(にらむ)というのは、被害妄想かもしれないが、腰に剣を差した男達に視線を向けられているから、無理もないだろ?


 玉座としか言いようがない椅子に座る人物は……初対面だけど、たぶん王様だ。

 リーシャーから「王への謁見が許された」と聞かされ、望んでもいないのにこの場に放り出された以上、間違いない。


 精悍(せいかん)な顔付きで、王冠を被っている。なによりもオーラが凄い。

 王様ってもっとしわくちゃな老人かと思っていた。この人はヤケに屈強で、眼力が強い。


 おそらく、この場にいる誰よりも強いんちゃうかな……とか、そんな風に感じる。


「この者が森の(ぬし)をねぇ? 人は見かけによらぬと申しますけど、うふふふふ」


 クラリオン……それがこの国の名前らしい。

 つまり、目の前の御仁はクラリオン王で、いま口を開いたご婦人はクラリオン王妃となる。


 これもリーシャーから説明があったから確かだ。


 王妃という割には若く見えるけど、権力を持った男なんて若い娘を嫁にするもんだ。だから別に不思議でもない。

 当たり前のように美人で、どことなく誰かに似ているような気もするが……。


 誰だっけ? 地球にいた頃に見た女優とかかな?


「して、褒美としてなにを望むのだ?」


 この流れもあらかじめリーシャーに伝えられていた。

 王に失礼のないように、すべて事前に予習をしておけと言われた。


「はっ! えー……わたくし、いま旅をしとりまして……路銀など頂戴頂けますと……」


 緊張のしすぎでよく分からなくなってきた。

 昔みた時代劇みたいな口調になってしまっている。


「貴君っ!」


 王の視線が強まる。

 俺はビクンと肩を震わせた。


「あれほどの偉業を成し遂げながら、その欲のなさ……気に入ったぞ!」


 王が「わっはっはっは」と豪快に玉座に背を預けると、ギシリと音が鳴った。


「ははー! ありがたきしあわせっ!」


 自由とは自らに責任を持つことだ。

 生活費は必要だし、軍隊という究極の暴力装置を持つ王の権力は絶対だ。

 それらに向かって、自らの意思を持って頭を下げる……。


 つまりはそれが生きるということだ。

最後までお付き合いいただき、感謝です!

「いいね!」と思っていただけたら、高評価をいただけると嬉しいです!

今後の励みになりますので、もしよろしければ……!

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