謁見
■ 本作について
本作は 世界観設定・アイディア構築・プロット立案・執筆の大半を著者自身が行っており、執筆の補助ツールとしてAIを活用しています。
■ 活用の具体的な範囲
AIを活用しつつも、自己規範にのっとり、執筆であることは放棄しない方針です。
興味があればこちらをご覧ください→ChatGPT活用の具体的なイメージ[https://note.com/makenaiwanwan/n/nc92cf6121eb3]
■公開済エピソートのプロットを公開中
「主体性・創造性・発展性・連続性」を確保している事の査証が目的です。
https://editor.note.com/notes/n52fb6ef97d70/edit/
■ AI活用の目的とスタンス
本作は 「AIを活用しつつ創作性を確保する」を模索する試みでもあります。
ただし、創作の主体はあくまで自分であり、物語の本質やキャラクターの感情表現にはこだわりを持っています。
また、すべてを自身の手で執筆される方々を心から尊敬しており、競合するつもりはありません。
エクラに乗って異世界を見てまわる。
それが俺のやりたいことだが、実はもうひとつテーマがある。
それは――他人のいうこと聞かないということだ。
社畜に自由などない。自我に見せかけた鎖があるだけだ。
サラリーという名の命綱を握られて、部署という名の檻に入れられる。
理解を強要され、納得を命じられた先にあるのは、ほんの数日、生きながらえるための残高だけ。
だが、もうそれはおしまいだ。
俺は社会保障の奴隷だった。しかし、異世界に俺の戸籍はない。
生きていても死んでいても、この世界にとっては「しったことではない」ということだ。
だったら、誰にも媚びる必要がない。
俺は、俺の声だけに耳をかたむける。
自らを由とする――喜びも後悔もすべてはこの手の中に――――――
「まことに大義であった」
王にお褒めのお言葉を頂いた俺は「ハハー」と頭を垂れた。
謁見の間はだだっ広く、閑静で、それでいて人が多かった。
そこら中に槍を持った兵士が立っている。
銀色の甲冑を身にまとった騎士風の男達が、コチラを睨みつけてくる。
睨むというのは、被害妄想かもしれないが、腰に剣を差した男達に視線を向けられているから、無理もないだろ?
玉座としか言いようがない椅子に座る人物は……初対面だけど、たぶん王様だ。
リーシャーから「王への謁見が許された」と聞かされ、望んでもいないのにこの場に放り出された以上、間違いない。
精悍な顔付きで、王冠を被っている。なによりもオーラが凄い。
王様ってもっとしわくちゃな老人かと思っていた。この人はヤケに屈強で、眼力が強い。
おそらく、この場にいる誰よりも強いんちゃうかな……とか、そんな風に感じる。
「この者が森の主をねぇ? 人は見かけによらぬと申しますけど、うふふふふ」
クラリオン……それがこの国の名前らしい。
つまり、目の前の御仁はクラリオン王で、いま口を開いたご婦人はクラリオン王妃となる。
これもリーシャーから説明があったから確かだ。
王妃という割には若く見えるけど、権力を持った男なんて若い娘を嫁にするもんだ。だから別に不思議でもない。
当たり前のように美人で、どことなく誰かに似ているような気もするが……。
誰だっけ? 地球にいた頃に見た女優とかかな?
「して、褒美としてなにを望むのだ?」
この流れもあらかじめリーシャーに伝えられていた。
王に失礼のないように、すべて事前に予習をしておけと言われた。
「はっ! えー……わたくし、いま旅をしとりまして……路銀など頂戴頂けますと……」
緊張のしすぎでよく分からなくなってきた。
昔みた時代劇みたいな口調になってしまっている。
「貴君っ!」
王の視線が強まる。
俺はビクンと肩を震わせた。
「あれほどの偉業を成し遂げながら、その欲のなさ……気に入ったぞ!」
王が「わっはっはっは」と豪快に玉座に背を預けると、ギシリと音が鳴った。
「ははー! ありがたきしあわせっ!」
自由とは自らに責任を持つことだ。
生活費は必要だし、軍隊という究極の暴力装置を持つ王の権力は絶対だ。
それらに向かって、自らの意思を持って頭を下げる……。
つまりはそれが生きるということだ。
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