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キャンピングカーで始める異世界スローライフ  作者: まけない犬
死にたがりシスターと口の悪いメイド
11/15

月が綺麗ですね

■ 本作について

本作は 世界観設定・アイディア構築・プロット立案・執筆の大半を著者自身が行っており、執筆の補助ツールとしてAIを活用しています。


■ 活用の具体的な範囲

AIを活用しつつも、自己規範にのっとり、執筆であることは放棄しない方針です。

興味があればこちらをご覧ください→ChatGPT活用の具体的なイメージ[https://note.com/makenaiwanwan/n/nc92cf6121eb3]


■公開済エピソートのプロットを公開中

「主体性・創造性・発展性・連続性」を確保している事の査証が目的です。

https://editor.note.com/notes/n52fb6ef97d70/edit/


■ AI活用の目的とスタンス

本作は 「AIを活用しつつ創作性を確保する」を模索する試みでもあります。

ただし、創作の主体はあくまで自分であり、物語の本質やキャラクターの感情表現にはこだわりを持っています。

また、すべてを自身の手で執筆される方々を心から尊敬しており、競合するつもりはありません。

「ハンゾーさんはこのエルグランデでなにを成し遂げるおつもりなんですか?」

「成し遂げる」


 思わず復唱してしまった。


 俺とルミは、車内で他愛のない会話をしている。

 地球がどんなところか話す代わりに、この世界がどんなものか教えて貰っ(もらっ)た。


 といっても短時間で伝えきれるもんでもないから、本当にちょっとした話だ。

 言葉が通じるのは不思議ですねと聞かれた際には、確かにそうだなと思ったりもした。


 試しに日本語を書いてみせたが、読むことはできないそうだ。

 逆に、この世界の文字を書いて貰う(もらう)と、初めてみた言語なのにスラスラ読めた。


「おそらく転生者には、読み書きの力が最初から与えられてるんじゃないかな」


 と、俺が言ったら、ルミは「便利ですね」と笑っていた。

 便利というか都合がいいなとも思った。だが、転生してコミュニケーションに苦労してたんじゃストーリーが進まないから仕方がないよな。

 そんなことを口にしたら、彼女はますます笑っていた。


 話を続けていくうちに、先ほどの質問を受けたわけだ。

 なにをしに来たのか、という質問でも答えにくい。なぜなら自主的に望んで来たわけではないから。

 成し遂げるといったニュアンスなら尚更だ。意識高い系の社員じゃないし、答えを用意していない。


「うーん……成し遂げるっていうほど大層な話じゃないが、この世界を見て回りたいかな」


 ルミは拍子抜けしたような顔を見せた。


「期待した答えじゃなかったかな」

「いいえ。そんなことはありません!」


 じゃあ、さっきの表情はなんだったんだとは思ったが、他意はなさそうだ。

 変に気取ったことを答える意味もない。査定面談じゃないんだからさ。


「どうしてそう思ったんですか?」

「どうして……とは?」

「なぜエルグランデを見て回りたいと……」

「ああ、そのことか……」


 俺はフッと窓の向こうの空へ、三つの月を探すように目を向けた。


「……月が綺麗(きれい)だね」

「えっ⁉」


 妙なリアクションだった。


「ん? あれは……月だよな?」

「は、はい……アレは間違いなく……月……です」


 あれ? 俺なんかやっちゃった?


綺麗(きれい)だと思ったんだ。だから、この世界を見て回りたいなって思った……それだけだよ」

「そ、そうなんですね」


 ぎこちない愛想笑いだった。

 この娘は顔に出ちゃうタイプなんだろう。表情も豊かで見ていて飽きない。


 なぜか妙に頬が赤い気がするが、暑いのだろうか……。

 といっても、いま暖房を付けてはいないのだが。


「この世界って月が三つもあるんだな。俺の居た世界ではひとつしか……」

「もう大丈夫です! わかりました!」


 顔を(うつむ)け、両腕を前に出して、俺の言葉を遮るようにルミは言った。

 なんなんだろう……この世界で月って卑猥(ひわい)な隠語だったりなんかするのか?


「ああ、そういえばっ!」


 少しの沈黙のあと、ルミはなにかを思い出したように立ち上がった。


「この場を早く離れましょうっ!」

「急にどうしたんだい?」


 表情に焦りの色が濃い。


「車内にいれば安全だろう? 下手に動くほうが危なくないかい? もう少し様子を……」

「いいえ! ダメです! 急ぎましょう! 本来この場所は……」


 先ほどまでとはまるっきり反対のことを言っている。

 俺はのんびり構えて、ルミは焦っている。


 とにかく落ち着いてくれと、事情を聞き出そうとしたその瞬間だった。


「ルミレーザさまぁーーーーー‼」


 車外から声が聞こえてきた。

 視線を向けるとそこには血相を変えたメイドが立っていた。


「そろそろ異世界要素出尽くした感あるな」


 勇者に魔王に、シスターにメイド……全部じゃないけど、主要な要素は大体揃っ(そろっ)たろ。


「リーシャー!」


 ルミも立ち上がり、声を張り上げた。


「あ、知り合いなんだ」

最後までお付き合いいただき、感謝です!

「いいね!」と思っていただけたら、高評価をいただけると嬉しいです!

今後の励みになりますので、もしよろしければ……!

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