アクセサリー作りは楽しい
今日はアクセサリー作りが楽しみで、早く目が覚めてしまった。早く目が覚めたのでみんなの可愛い寝顔を堪能。今日は朝からとっても癒されました。
でも、そろそろ起こそうかな。
「みんなそろそろ起きられるかな?」
『ハル、おっはようぴよー』
「おはよう、ライチは朝から元気だね」
ライチがみんなの上でぴょこぴょこ飛び跳ねて起こしている。お手伝い嬉しいけれど、みんな痛くないのかしら?
『おはようくま。ライチ起こしてくれてありがとうくま~』
『おはようぴょん』
タルトがなかなか起きなくてライチが上に乗ってぴょこぴょこ飛び跳ねているけれど、なかなか起きないね。
「タルト、おはよう。そろそろ起きられるかな?」
『ハルー……おはようぱん』
「はい、おはよう」
まだタルトは眠そうだけれど、着替えてお出かけの準備をする。食堂で朝ごはんを食べてから宿を出る。宿を出て、昨日のアクセサリー屋さんへ向かう。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします。私はハルで、こっちが獣魔のひぃろ、ベリー、タルト、ライチです」
『よろしくくま』
『よろしくぴょん』
『よろしくぱん』
『よろしくぴよ~』
「おはようございます。私はリナです、よろしくお願いしますね」
新しい事なのでとってもわくわくする。どんなアクセサリーが作れるかなぁ。
「初めてなので、まずはこのバングルにしようかと思います。これに飾りを付けて行きます」
シンプルなバングルは王都で作られているらしい。それを仕入れて飾りを付けて仕上げるのがリナさんのお仕事だそうだ。
飾りは、宝石を付けたり刻印をしたり針金みたいな金属で線を付けたりと出来るらしい。張り付ける方法は魔力を使うんだそう。この世界でしか出来ない事なのでとても楽しみだ。
「じゃぁ、どんなバングルにするか考えてみてくださいね。そこから直す所を考えましょう」
「はい!」
その間ひぃろとタルトは下でぽよんぽよんして、ベリーとライチは気になるのか隣で見ている。どんなバングルにしようかな。
中央にはひぃろ達のシルエットが刻印したいな。出来るか分からないので紙にデザインを描いてみる。ひぃろ達の横には細い線でツタのような模様を描く。
「ベリー、ライチこんな感じでどうかな?」
『ハル、それすごく可愛いぴょん!』
『すごくいいと思うぴよー!』
「リナさん、こんな感じにしたいのですがどうでしょう?」
「わぁ、とても可愛いデザインですね。このみんなのシルエットに使えそうな刻印を探してみますね。刻印が出来ればこのデザインで問題ないですよ。とても素敵です」
「わぁ、嬉しいです」
『楽しみぴょん!』
『楽しみぴよー』
「ハルさん、これを組み合わせたら出来そうだと思うのですが、どうかしら?」
リナさんが刻印を見せてくれる。大小の丸と楕円、それと小さい三角。確かにこれでみんなのシルエット出来そうな気がする。
「わぁ、ありがとうございます。やってみます!」
リナさんから刻印のやり方を教わって次々とひぃろ達を刻印していく。シルエットだけなのでどんどん出来ていく。
(ふふ、かわいい)
「刻印が出来たらこの線で模様を描いて行きましょう」
この線に魔力を込めながらバングルに置くと線が描けるのだって。魔力ってすごい。魔力を込めると線が柔らかくなって綺麗な曲線も描けるんだそうだ。
(よし、頑張るぞ!)
バングルに線を描き始めるけれど、魔力で柔らかくなった線を扱うのは結構難しい。ちょっとへにょってしたけど、なんとか完成!
「ハルさん、すごいです! 初めてでこんなに出来る人なかなかいないんですよ!」
「そうなんですか? でもちょっとへにょってなっちゃいました」
「これくらい全然大丈夫ですよ。これに魔力を少し加えて、こうやって少しだったら直せるんです」
リナさんが直してくれて綺麗になった。
「わぁ、ありがとうございます!」
「じゃぁ、もう片方もやってみてくださいね」
もう片方もやってみる。やっぱりちょっと難しい。でも、今度はさっきよりもうまく出来た気がする。
「ハルさんは本当に上手ですね。直さなくても大丈夫なくらい綺麗ですね」
『ハル、すごいぴょん!』
『すごいぴよー』
「えへへ、ありがとうございます。嬉しいなぁ」
バングルの中央に4人のシルエット、横にはツタの模様。とっても可愛く出来て嬉しいです。
「この刻印も王都で注文出来るので、みんなのシルエットを頼むと色々作れるかもしれませんね」
「わぁ、そうなんですね! 王都でぜひ注文しますっ! あっ、でもバングルとかがないかな」
「バングルも王都で買えますよ。他にもアクセサリーの土台があると思うので、王都へ行くなら見てみると楽しいですよ」
「ありがとうございます。王都へ行く予定なので見に行ってみますね」
王都へ行く楽しみが増えた。アクセサリーの土台に刻印の注文、これは絶対に行かなくてはです!
その後、みんなでお茶をしてのんびりお話をしてから帰る事に。リナさんにお礼のクッキーを渡してお店を出る。
「リナさん、ありがとうございました。とっても楽しかったです」
「私も楽しかったです。沢山作ってくださいね」
リナさんと別れ、街を歩いて宿に向かう。宿について一度部屋に入る。
『ハルのバングル見せて欲しいくま』
「うん、いいよ。これだよ~」
『わぁ、ぼくがいるくま!』
『ふふ、みんないるのぴょん!』
『あっ、ぼくもいるぱん!』
「ふふ、みんなのシルエットを入れたんだよ」
『嬉しいのぴよー!』
バングルを見ていなかったひぃろとタルトがちょっと照れていて可愛いので、なでなでしちゃう。ベリーとライチも撫でて欲しくて私に突進してきたので、なでなでしてむぎゅーっとする。
「今日は楽しかったね。明日はどうしようか?」
『依頼受けたいくまね』
「それはいいね。じゃぁ、明日は冒険者ギルドに行ってみようか」
『楽しそうぴょん』
『何か面白い依頼あるといいぱんね』
『ライチもやりたいぴよー!』
「ふふ、じゃぁ何か面白い依頼を見に行こうね。じゃぁ、まずはお夕飯を食べに行こうか」
みんなで食堂へ向かう。食堂でみんなにクリーンを掛けてテーブルに乗せてあげて一緒にご飯を食べる。今日のメニューはボア肉の煮込みとサラダ、パンだった。
『美味しいくまね~』
『美味しいぴょん』
『お代わりぱん~!』
『ライチもおかわりぴよー』
みんなで仲良く完食をしてから部屋に戻る。部屋に戻ってからお茶をしてのんびりしようかな。今日は何のデザートにしようかな~。
ブドウのゼリーを作ろうかな。ブドウ、ゼラチン、お水で美味しいぷるぷるゼリーを思い浮かべる。
「錬金!」
お茶は温かい紅茶にしよう。準備をしてみんなで一緒に食べ始める。
『このブドウゼリー美味しいくまね』
『ぷるぷるっとして美味しいぴょん』
「ゼリー美味しいよね。今日のはブドウも沢山入っていて美味しいね」
『ふふ、お口に入れると溶けちゃうのぱん』
『おいしいぴよ~』
みんなで仲良くお茶をしてからクリーンを掛けてベッドに転がる。お話をしながらみんなをむぎゅむぎゅする。明日はギルドでどんな依頼があるか楽しみだね。
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明日は依頼を受けに行きます。
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