ランタール王国 カロンの街へ
「みんな、おはよう」
『おはようくま~』
『おはようぴょん!』
『おはようぱん』
『おはようぴよ~』
宿を出る準備をしてから、食堂へ向かう。みんなで仲良く朝ごはんを食べて、宿を出る手続きをして貰ってから宿を出る。今日は砦で手続きをして貰ってランタール王国に入る予定だ。
宿を出て、北門へ向かう。北門で門番さんに手続きをして貰い外に出る。外に出て少し離れてから飛ぶこたつを出す。飛ぶこたつで浮かんでいくと遠くに砦が見えた。砦を目指して飛ぶこたつを飛ばす。
『ハル、あそこに砦が見えるぴょん!』
「そうだね、砦の向こう側がランタール王国だよ。とっても楽しみだね」
『岩喰魚倒したいぴよー!』
「ふふ、そうだね。ライチなら倒せそうだよね」
『まかせてぴよー!』
砦の近くに飛ぶこたつを降りて歩いて砦に向かう。
「すみません、ランタール王国に入りたいので手続きお願いします」
ギルドカードを出して手続きをして貰う。
「ゴールドランク?! 王国の紋章まで!? 君は一体……あっ、すまない。手続きするな」
「えーっと、見えないですよね~。私も不思議ですしね」
「こんなに可愛くて、可愛い獣魔達までいて強いなんて凄いな。手続きは完了したから通って良いぞ。ギルドカードも返すな」
「はい、ありがとうございました。ここから近くの街ってどこら辺ですか?」
「外に出たらカロンの街まで街道があるからそこを通っていくといいぞ」
「カロンの街ですね。ありがとうございます。行ってきます」
外に出たら道が続いていた。ここを通っていくとカロンの街へ着けるみたいだ。街へ行ったら地図を買わないとだね。次のカロンの街はどんなところか楽しみだなぁ。
とりあえず道を少し外れて飛ぶこたつで飛んでいく事にする。ベニエの街の屋台で買った食べ物とジュースを出して食べながら向かう事にする。みんなにクリーンを掛けて食べながら飛ぶこたつを浮かせる。道があるからそこから少し離れた所を飛ぶ事にする。
『ベニエの街の串肉は味がいつもと少し違うくまね~』
「そうだね。なんだかいつもとちょっと違うね。でも美味しいけど」
『ドーナも少し違う味がするぴょん?』
「あっ、本当だね。なんだか少しシナモンっぽい香りと味がするね」
『シナモンぱん?』
「うん、香辛料だね。そんな香辛料があるのかもしれないね」
『ジュースも美味しいぴよね~』
みんなで食べながらのんびり飛んでいたら遠くの方に街が見えた。
『ハル、街が見えるぴよ~!』
「あっ、本当だね」
街の手前で飛ぶこたつを降りて歩いてカロンの街へ向かう。門番さんに手続きをして貰い街へ入る。ここの街のお勧めの宿はモリア亭だそうだ。
「ようこそ、カロンの街へ!」
街へ入ると、街の雰囲気がクラフティア王国とちょっと違う。やっぱり鍛冶の街らしく武器屋さんとか防具屋さんとかがよく目に付く。
「武器屋さんとか防具屋さんいっぱいあるね……あれ? そういえば、私何も持ってなくない?!」
『くま! 武器持ってないくまね』
『防具も付けてないぴょんね』
『魔法使いは杖持っていた気がするぱん?』
『ハル、お洋服だけぴよね!』
「わ、忘れてた……っていうか気が付いていたなら教えてよー」
『ハルはシールドがあるからいらないと思ったくまよ?』
『魔法使えてるしぴょん』
『いるぱん?』
『いらないと思うぴよ』
「はうっ! 武器……えっと武器あるよ? ほらほらっ!」
『ハル、それは包丁くまよ』
「うっ……持ってません」
『防具はシールドがあるからいらないと思っていたぴょんよ』
「そ、そうだよね」
『でもたまに攻撃されているからちょっとどきっとするぱんね』
「うぅ……ごめんね」
『ハルはライチが守るぴよ!』
『ぼく達が守るくまよ~!』
『ハルはみんなのフード着てくれないとだめぴょんよ!』
『そうぱんね! 攻撃されてフードがダメになったら泣いちゃうぱん!』
「わわっ、泣いちゃうの?! えっと、ちゃんとシールド掛けるね!」
すっかり装備の事なんて考えていなった……ダンジョンもこのまま普通の服で行ってたよ。みんな気が付いていたなら教えてよー。
他の冒険者さん達からびっくりされる訳だよね……だって武器も防具も持っていないんだもの。魔法使いは大体杖を持っているらしい。私、杖すら持っていないものね……。
ランタール王国の王都で装備を少し見てみようかな。せめてナイフとか杖くらい持っていても良いかもしれない。いや、邪魔になる気もする……。持ち慣れてないもんね、無理そうだ。
お店を見て回っていたら、アクセサリー屋さんを見つけた。
「こんにちは。獣魔のスライムがいるのですが、見ても大丈夫ですか?」
「こんにちは。スライムちゃん達なら大丈夫だからごゆっくりどうぞ」
シンプルだけど、とても素敵なアクセサリーが沢山あった。こんなアクセサリーが作れるといいなぁ。ふと店員さんを見ると、そこでアクセサリーを加工しているのが見えた。
「わぁ、ここで作っているんですか?」
「えぇ、そうよ。貴方もやってみるかしら?」
「えっ! 良いんですか? やりたいです!」
「ふふ、じゃぁ明日朝からいらっしゃいな」
「はいっ! お願いしますっ!」
明日教えて貰えるのとっても楽しみ! アクセサリー作ってみたかったから楽しみだなぁ。
『ハル、良かったくまね~』
「うん、アクセサリー作ってみたかったから嬉しいな」
『楽しみだぴょん!』
「どんなアクセサリーが作れるんだろうね」
『パンダ……』
「タルト……それは喧嘩になるよ?」
『楽しみぴよ!』
とりあえず、宿に向かおう。モリア亭はどこかなぁとキョロキョロしていたら少し先に宿屋が見えた。近づいてみるとモリア亭と書いてあった。
(モリア亭、ここだね)
「こんにちは、獣魔のスライムがいるのですが一緒に泊まれますか?」
「ようこそ、モリア亭へ。スライムでしたら一緒に泊まって頂けますよ。1泊銀貨8枚ですよ」
「すみません。食事の量を3人前に増やして貰いたいのですが良いですか?」
「大丈夫ですよ。宿を出る時に手続きさせて頂きますね」
「はい、よろしくお願いします」
部屋は2階の奥の部屋だった。みんなで部屋に入り、クリーンを掛けてのんびり休む。少し休むとお夕飯の時間になったので食堂へ向かう。
「みんな、ご飯だよ。食堂へ行こうね」
みんなで食堂へ向かう。沢山お散歩したからお腹空いてきた、今日のお夕飯は何だろうな。ウルフ肉のステーキ、スープ、パンだった。そういえばこっちの王国ではまだ粒の実がないんだった、忘れてた。
国王様の所に行ったら粒の実もまた育てないといけないかもしれないね。粒の実がないと調味料ほとんど作れないものね。
そういえば、ランタール王国用の錬金ボックスを2個ずつ作っておかないとかな。材料はあるからお外に出た時にさくっと作ろう。
それでもお料理は美味しいので、みんなで仲良くお腹いっぱい食べました。ご挨拶をしてお部屋に戻る。
「明日はアクセサリー作りに行くけど、みんなはどうする? 宿で待ってる?」
『一緒に行くくま!』
『一緒がいいぴょん!』
『一緒だぱん』
『一緒なのぴよ!』
「ふふ、みんなありがとうね。じゃぁ、明日はアクセサリー作りに付き合ってね」
『どんなアクセサリーが出来るか楽しみぴょん!』
「本当だよね~。みんなにも何かアクセサリーが付けられるといいのだけどね」
『ハルとお揃いだったら嬉しいくま~』
「お揃いかぁ。何か考えてみようね」
『やったくま』
『私もぴょん!』
『ぼくもぱん!』
『ライチもぴよー!』
「ふふ、もちろんみんなも一緒にね」
明日が楽しみでなかなか寝付けないかもしれないけれど、おやすみなさーい。
読んで頂きありがとうございます。
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明日はアクセサリーを作りに行きます。
楽しく読んで頂けたら嬉しいです。




