表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

150/177

冒険者ギルドへの報告とお家を借りよう

 朝起きたら、珍しく寝相の良いみんなが側に居てくれて、朝からもふもふのふわふわで幸せ気分でした。よし、そぉっと起きて、朝ごはんを作ろう。


 今日の朝ごはんはトーストとソーセージとオムレツにしよう。作っていると、みんなも起きてきてぽよんぽよんしている。

 テーブルに朝ごはんを準備したら、みんなをテーブルに乗せてあげて一緒にご飯を食べよう。


 仲良くご飯を食べて、出掛ける準備が出来たらシールドを掛けてから、バングルのお部屋から出よう。

 バングルのお部屋を出たら、少し魔物が復活していたけれど、ボスは復活していなかったのでさくっと倒して魔法陣で1階に戻ろう。


 魔法陣で1階に戻ると、外に出て王都に向けて歩き出す。るんるん気分で歩いていると、すれ違う冒険者さん達に凄く驚かれるけれど、今更なので気にしない!


 ぽてぽてと歩いて王都に着いたので、みんなにはバングルのお部屋に入っていて貰う。タルトだけ肩に乗って貰って街の中を歩いて、冒険者ギルドに向かう。


 冒険者ギルドに入ると、ラウラさんが居たのでギルマスに会えるかを聞いてみると、確認をしに行ってくれた。

 少し待っていると、戻って来たラウラさんにギルマスの部屋に案内された。


「ハル、おかえり。どうだった?」


「ダンジョン楽しかったですよ~」


「何階まで行けたんだ?」


「30階まで行ってきましたよ?」


『もちろんぱん!』


「えぇぇぇ!?」


 側にいたラウラさんに凄く驚かれた。ギルマスは、一瞬驚いた顔をしてからため息をついた。


「強いとは聞いていたんだが、そこまでだったのか……まぁいい。それで情報は売って貰えるか?」


「はい、もちろんです」


「ドロップ品も売って貰えるって事で良いか?」


「大量なので、必要なだけいくらでもどうぞ」


 そう答えると、商業ギルドのギルマスのロレンスさんを呼ぶと言って、通信の魔道具で呼び出した。すぐにロレンスさんが来てくれて、ダンジョンのドロップ品をどれだけ買い取るのかを考えてくれた。


 ダンジョンの情報も、各階層の魔物と魔物のドロップ品を伝えていく。ドロップ品があまりにも大量なので、全部は買い取れないという事で五分の一を買い取ってくれた。商業ギルドが買い取れないって、それだけ大量だったんだね……。


 ダンジョンの話が終わったので、ラウラさんに依頼達成の手続きをして貰ってから外に出る。今はまだ午前中だから街を見て回ろうかなぁ。


『ハル、王都にお家を借りなくて良いぱん?』


「あっ、そうだったね! タルト、ありがとう。よし、商業ギルドに行こう!」


 商業ギルドに行って、大通り沿いでキッチン、お風呂付きで借りられる家を聞いてみると、1件だけあった。部屋を確認してみると、特に問題もなかったので、その部屋を1カ月借りる手続きをして貰う。


 今日からそこの家を使って良いというので、お買い物をしたらお家に行ってみよう。


「街を見て回ったらお家に行ってみようね」


『いいぱんね~』


 そう話をしていると、ライチがバングルのお部屋から出て来て頭の上に乗った。


「どうしたの?」


『ライチもハルといっしょにおさんぽするぴよー!』


「ふふっ、ありがとうね。今からお散歩だから、ちょうど良かったよ~」


 ライチとタルトを連れて街を歩いて行く。何か変わった物がないかを見ながら歩いてみる。食材は特に変わった物はないけれど、お洋服屋さんを外から見ているだけでも気分が明るくなってとても楽しい。


 街をお散歩していると、お昼ごはんの時間になったので屋台でご飯を買ってみんなで食べよう。クレープみたいなのが美味しかったので、今日はそれにしよう。

 

 みんなの分を買ってジュースも買ったら、ライチがみんなを呼びに行ってくれたので、テーブルの準備をしてよう。

 みんながバングルのお部屋から出てきたら、クリーン魔法を掛けてテーブルに乗せてあげて、一緒にご飯を食べ始める。


「お家を借りたから、今日からそこに泊る事になったよ~」


『くまっ! 楽しみくま~!』


『楽しみぴょん!』


『お風呂あるこん?』


「うん、お風呂もキッチンもあるよ~」


『やったぱん!』


『ハルのおりょうりたのしみぴよー!』


 お片付けをしたら、またライチとタルトを乗せて街をお散歩してから、借りたお家へ行こう。お家へ入ると、まずはクリーン魔法で全部綺麗にしてから、こたつと遊具を作る。

 ここの滑り台は高い所からくるくるっと回って降りるようにしてみた。お風呂にも滑り台をセットして完成!


 後は、キッチンも使いやすく整えて、お布団の準備をしたら完了!

 今日のお夕飯はきつねうどんにしよう。顆粒だしもある事だし、材料を出して錬金スキルでささっと作ろう。


「錬金!」


 緑茶を入れたら、みんなでご挨拶をして食べ始める。お出汁が効いててとってもおいしい!


『おうどんおいしいくまね~』


「うんうん、とってもおいしいよね!」


『ここん! このお揚げのじゅわってするのとってもおいしいこん!』


「おあげが美味しいお出汁を吸ってて美味しいよね~」


『ちゅるちゅるのおうどんも、お揚げもどっちもおいしいぴよ~!』



 みんな大喜びできつねうどんを食べたら、お片付けをしてお風呂に入ろう。

 ここのお風呂の滑り台は最後に少し上がっていて、少しジャンプしてじゃぼんとお風呂に飛び込む形にしてみた。


『きゃーくま!』


『じゃぼんって入るの楽しいぴょん!』


『ぴよーっ!』


「ふふっ、今回の滑り台はちょっとジャンプするようにしたんだよ~」


『こんっ! 楽しいこんっ!』


『もっとやるぱん!』


 みんな楽しそうにじゃぼん! とお風呂に入っている。とっても楽しそうなので、作ってよかったなぁと思わずにこにこ眺めちゃう。


 のぼせるくらいお風呂に入っていたけれど、みんなが楽しそうだったのでなかなか上がれなかったんだよね。


 お風呂から上がったら、ドライヤー魔法でみんなを乾かして、ブラッシングをして幸せもふもふタイムだ~!


「明日はどうしようか?」


『何か依頼があるか見てみるぴょん?』


「そうだね~、見てみようか!」


『ハルは後どこに行きたいくま?』


「一応、全部の街を周ってみようと思っているよ。でも、氷山も行ってみたいんだよね!」


『氷山どんなところか楽しみこんね!』


「シフォンが居たのが火山で熱い所だったけど、氷山はさむーい所なんだよ~」


『こおるぴよ?』


「ふふっ、凍りはしないと思うよ?」


 可愛いみんなが凍っちゃったら大変だ! 


「寒かったらシールドを掛けて温かくしてあげるから言ってね」


『よかったぴよ~』


 地図を広げてみると、今がグラセリア王都。西に行くとストリアの街があって、その先に氷山があるんだよね。

 後は、北に行くとレシェルの街、東に行くとルテアの街がある。

 王都に来るまでささっと来てしまったから、帰りにはチェリアの街も歩いて見て回りたいなぁ。


「明日はとりあえず冒険者ギルドに行って、依頼を見てみようね!」


 みんなをむぎゅむぎゅっともふもふっとしてからおやすみなさい!

読んで頂きありがとうございます。

ブックマークや☆の応援もありがとうございます、更新の励みになります。


明日は冒険者ギルドへ行きます。

楽しく読んで頂けたら嬉しいです。


新連載の聖女? いいえ、やったのはこっちのくまです! ~可愛いもふもふくまさんと行く異世界浄化旅~も読んで頂けたら嬉しいです。

こちらは毎日19時に更新します。よろしくお願いします。

https://ncode.syosetu.com/n3286gu/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 更新ありがとうございます。 ハルさんの異世界のんびり旅、早くも3つ目の国ですが、ここでも『本当に見たんだ!危険な街壁の外で、スライムを連れた女の子がスキップしてたんだ!』伝説が始まる…か…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ