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11月末まで私事なのですが資格試験等の為一旦貯めてある分以外の投稿をお待ちしていただきます。
作品としては
ダンジョン
野球
うま
この3つは書き溜め分を排出したのち12月から活動再開とします。
北条物語に関しては引き続き毎日投稿を続けます。
ご理解の程をよろしくお願い申し上げます
松代工業との練習試合の後、勝った事でみんなに勝てると言う自信や期待ができたのかより一層練習に身が入っている気がする。先輩達は受験生なのに毎日遅くまで残って練習するようになったし自分達で考え相談しながらより良いスイングやプレイを今まで以上に追求している。
これは、昔からの伝統らしいが、ワンプレー、ワンスイングなど1つ1つの基礎的なことを追求して論理立てて考えるのが松代高校での野球らしい。というのも松代高校では根性論や精神論よりも科学的生物学的なアプローチを大切にしているからだ。
例えば食トレ、毎日食べるものや栄養を考えできるだけ野球に必要な筋肉や栄養を取るようにする。例えば筋トレ、各ポジションや目指すバッター像によってそれぞれの必要な筋肉を分析してそれに応じた基礎トレをそれぞれする。
柔軟体操などみんなでやるような事は連帯感を上げる為にもするが、筋トレなどは各自でやっている形になる。
それを冬トレの間や好きな時にしていたらしいが良二はその部分が気に入っており、俺たち1年生4人組の必要なデータと筋トレを考えてまとめたものを渡してきてくれている。
やるなら今すぐにという事で、甲子園予選の7月初めまでの1月ちょいを筋トレメインで進めることになった。俺はまだ体が野球をやる体に少し追いついてないらしい。もちろん自主トレの成果でそこそこ以上の身体の基礎はできていると両耳には言われたが。
投球練習は家での自主練と週2、3回だけだ。それ以外は筋トレとランニングでの身体能力強化に勤しむ。そもそもピッチングとは「捻り」を上手く使うことも重要なテクニックだ。
特に、下半身と上半身の捻じれを上手く作り、より大きなパワーを生み出す。軸足で力を生み出し体に力を貯め倒れるように足を踏み込み、それを回転運動に変換する際に、先に下半身を回転し、上半身との捻じれを作り、一瞬遅れて上半身が回転するようにする。
その為にグローブをしっかりと握り込み指先まで捻る。この一瞬の時間差があることで捻じれが生じ、より大きなパワーを生み球速につながっていく。
その捻りをパワーに変える作業で必要な筋肉がある。まずは腹筋。みんながよく思い浮かべる腹直筋を鍛える腹筋やクランチトレーニングだけではなく、そのそばにある外腹斜筋を鍛える為に腹筋をする時やクランチトレーニングをする時に体を捻る動作を含める。
そうすることで投球する際の捻りを100%利用することが可能になる。
そして、広背筋と太ももの前と後ろだ。これは言わずもがなである。幸いにもウチにはトレセンがあるため本格的なトレーニングが続けられる。ここ最近は足も背中もパンパンでお風呂に上がった後は瑠璃に揉んでもらってそのまま寝落ちしてしまうことが増えた。
流石に授業中は寝ないがそれでも落ちそうになる事はある。なんとか筋トレ道具を使う事で耐えているけど。
最近ボールの握りが強く?深くなった気がする。そのおかげでリリースがより長く持った後に投げれるようになり結果としてタイミングの取りづらい投球となった。それに深く握り込めるという事は変化も強くかけられるようになった。
最近試してみたいボールもあるし楽しみが増えていくな。