プロローグ
テンプレご都合主義の異世界ものを書いてみたくて・・・苦手な方はご注意を(^_^;)
「はぁ・・・」
時刻は午前0時、日付が変わっているにも関わらず俺は夜の道を歩いている。
理由は、コンビニへ酒の買い出しをしに・・・とか、突然夜中にアイスが食べたくなって買い出しに・・・とか、そんな楽しい理由ではなく、単純に残業をしていたらいつの間にかこんな時間になってしまったという理由だ。
もちろんサービス残業・・・社畜の鏡だよね!
・・・・言ってて悲しくなるけど、仕方ない。
「はぁ・・・」
ため息をつくと幸せが逃げるというが疲労が溜まると自然と出てしまうのだから仕方ない。
「明日も7時出勤だから今から帰って寝たらギリギリギリ6時間寝れるかどうかかな・・・はぁ・・・」
唯一の趣味のオタク関連に時間をさくことも出来ないのでストレスは溜まる一方。
だからだろうか・・・・俺は交差点で律儀に信号待ちしていると、突然物凄い音と共に身体に衝撃が走り、いつの間にか浮遊する俺の身体・・・・あれ?俺空を飛んでる?
よく見ればどうやら交差点に突っ込んできたトラックに引かれたようだと、他人事のように確認することができた。
そのまま転がるように地面に叩きつけられてしばらく転がってから俺は静止したが、今度は視界が赤一色に染まる。
遅れてやってくる痛みと同時に徐々に薄くなっていく意識の中でなんなく俺は死ぬんだろうなと直感的に思って・・・まあ、仕方ないなと、少しこの人生が終わることに安堵を覚えてそのまま俺の意識は途切れた。
そしてーーー