表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/49

始まり40 『悪乗りしてはいけません』

ノリで書いてしまった・・・。

後悔はしていなくも無いww

眼を開けるとすぐに飛び込んできたのはルナの顔。

「あ、起きた!!」

「本当か?」

「うん。」

その後聞こえた声は兄貴(馬鹿)の声だろう。

「大丈夫ですか?」

奈菜さんの声もする。

何で近くに居たルナの顔以外は声だけの状態かって?

意識がハッキリしなくてぼやけているから体が思うように動かないんだよ。

「魔法を使いすぎた反動はこの程度じゃ治らないし、まだ寝かせておくべきだと思うわよ。」

桃香先輩、その通りです。もうちょっと寝かせてください。

「そうですか。」

納得したのか、奈菜さんが部屋を出て行く音がした。

その音を最後に、俺の意識はしばらく深い所に落ちていった。


・  ・  ・


「ふぁぁ。」

体を起こしてみると、既に夜中を通り過ぎて、朝に近づいていることが分かった。

「あと一時間ってとこかな。」

その一時間を考え事に費やしていたら、一時間ではすまず、一時間三十分ぐらい使ってしまった。

椅子に座ってベットに倒れこんでいるルナも起きたようだ。

「うぅーん。」

「おはよう。」

「お姉ちゃん!もう大丈夫なの?」

「うん。心配掛けてごめんね。」

「よかった。」

「さて、朝ごはんにしようか。」


・  ・  ・


「お願いします!!」

えーと、目の前には、自分のドレスのスカートを捲り上げて口が閉じきっていない残念な美人の女性が一人・・・。

俺の口は、将来は綺麗な女の人になるだろうと思われる黒い猫耳少女の唇で塞がっている・・・。

何でこうなったんだっけ?


~回想開始~


コンコン

「開いてるんでどうぞー。」

朝ごはんを食べ終え、ルナに兄貴と桃香先輩に起きたという報告をしてもらうため、手紙を渡して行ってもらった。

え?自分で言って口頭で伝えたほうが早い?今俺は魔力が殆ど空の為、動くのも面倒なんですよ?

まあ、そこは置いておいて、入ってきたのは、ファミール様だった。

「あ、ファミール様。」

「きちんと正面から向かい合って貴方と話すのは初めてよね。」

「そういえばそうでしたね。」

「私の名前はファミール。ファミール・エイトランス・ラクサスといいます。」

「私の名前はルナ、ルナ・カンザキです。」

「聞いてるわ、だから普通に喋っていいわよ。」

「普通、ですか?」

「そう、君が男だって知ってますから。」

そっか、じゃあ隠す必要も無いな。

「改めて、俺の名前はライト、ライト・カンザキです。」

「宜しく。じゃあ、本題に入っていいかしら?」

「何ですか?」

「私を囲って下さい。」

「・・・はい?」

いきなりの爆弾発言に俺の脳内はフリーズしどうでもいいことを考えていた。

最近爆弾多いな・・・。

「私を妾として囲って下さい。」

「・・・いきなり何故?」

「新しい国王が現れた今、前国王の娘など要らないのです。」

「はあ。」

「だから、今までの人も同じように勇者様や国王様の妾になってきたのです。」

「今までって、今まで召喚されてきた国王の娘の事?」

「はい。」

ここで妾という感覚のわかない俺は現実味をもっておらず、非常識な事を口走った。

「・・・じゃあパンツ見せて。」

「はい?」

「下着見せて。」

ちょっと悪乗りしてしまったのだ。

それを律儀に行ってしまったファミール様、そこに現れたルナ様。

「あ、あ、あ・・・。」

「い、いや、誤解だ!!」

「自分で見せろと言ったではないですか。」

その状況を見たルナはとんでもない行動に出た。

「おねぇちゃんは渡さない!!」

飛び付いてきて、唇を合わせてしまった。

なんでこうなった・・・。


~回想終了~


「すいませんでした。」

ルナの束縛から離れた後もちろん俺は土下座をして謝った。

そのあとこってり絞られたのは言うまでもないだろう・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ