始まり17 『勝った・・ぜ』
「使用者コード01起動。02起動。」
『使用者コード01、エクスカリバー、使用者コード02、ブラスターブレードを認識シマシタ。パスワードヲ入力シテ下サイ。』
「パスワード?」
・・・パスワード
使用者コードと●●●●●に、つけられているロックを解除するためのもの。使用者コードの場合は『ドラゴンテイル』●●●●●には一つづつ別なパスワードが付いている。
「・・・何だ?この黒いの?まあいいや、やってやる!パスワード『ドラゴンテイル』。」
『パスワードヲ認識、発動シマス。』
機械の音声のような声の後、右手のエクスカリバーは剣の刀身自体が光り輝く金色の光となった。左手のブラスターブレードは剣の刀身はそのままだが、光り輝く銀色の光を纏い、大きな剣と化した。
「いくよ!」
『イ・・・ツデ・・モ・・カカッ・・・テ・・コ・・・イ。』
右手のエクスカリバーの光を長い太刀の形に変える。左手のブラスターブレードは、先ほどの大きな大剣の形を少し凝縮し、先ほどまでしっかりと定まっていなかった形を、しっかりとした大剣に変えた。
そして、再びエクスカリバーとブラスターブレードを右眼で見てみる。
エクスカリバー(使用者コード使用時)
Lv:0
攻撃力:S(5200)
防御力:E(500)
魔力:G(0)
速度:E(500)
耐久:B(1000)×∞
特性:耐久力×∞、使用者コード01、Verエクスカリバー、金の光剣、アンデッドキラー、光剣融合、速度上昇
ブラスターブレード(使用者コード使用時)
Lv:0
攻撃力:S(4900)
防御力:C(800)
魔力:G(0)
速度:C(700)
耐久:B(1000)×∞
特性:耐久力×∞、使用者コード02、Verブラスターブレード、銀の光剣、バンパイアキラー、光剣融合、速度上昇
「何だこれ、スピードか?この速度ってのは、重さの分大体マイナスだと思うんだけど・・・。
速度上昇って奴のせいか。それになんだこの光剣融合って。」
・・・光剣融合
特性に光剣、と付いた物がある場合、二つ以上の力を合わせて一つにすることが出来る。
「へぇ、まあいいや。まず行くよ!」
そう言って振ってみると、とんでもないスピードが出た。(ちなみに一秒で10回ほど剣を振ることが出来た)
『ナ・・ン・・・ダ・・コノ・・ス・・ピー・・・ドハ?』
「ハッハッハ、教えると思います?」
『イ・・ヤ、イ・・・イ。ソウ・・・デ・・・ナ・・イ・・トオ・・・モシロ・・・ク・・ナイ・・・カラ・・・ナ。』
「全部防いだくせに。」
そう呟きながらさらにスピードを上げる。
今度は防がれなかったのも有るようだ。
「よし、次で終わりにしちゃおう。」
『イ・・イ・・・ダ・・・ロ・・・ウ。コ・・・イ。』
今度はエクスカリバーだけでなくブラスターブレードも使うことにした。
「光剣融合ってのをやってみようかな。」
そう言うと、ブラスターブレードとエクスカリバーが、混ざり合うようにして、融合した。
「名前のまんまだね。」
金と銀の光を纏い、ブラスターブレードの刀身を持ち、柄の部分はエクスカリバーの剣を見ながら呟き、右目で見てみる。
エクスカリバー&ブラスターブレード(使用者コード使用+光剣融合使用時)
Lv:0
攻撃力:S(8900)
防御力:B(1000)
魔力:G(0)
速度:B(1000)
耐久:B(1000)×∞
特性:耐久力×∞、使用者コード01、Verエクスカリバー、使用者コード02、Verブラスターブレード、銀の光剣、金の光剣、アンデッドキラー、バンパイアキラー、光剣融合、速度上昇
「ここまで来ると最早チートにしか見えないよ。」
そう呟いていたら黒い剣が襲い掛かってきたので避けながら、時々一つになった剣ではじき、受け流し、隙を窺う。
すると、段々剣の速度が遅くなってきたので、懐に飛び込む。
「バイバイ。」
そう言って剣を全力で振りまくる。
相手はミンチになりましたー!
「私の勝ちだよ。」
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!
お祭りレベルの五月蝿い歓声が上がる。さて、帰りますか。