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プロローグ1 『黒い穴?』

「なあ頼むよ、生徒会に入ってくれよ~。」

ココはとある高校、1-A教室だ。そこで三年生の一人が眼帯を付けた一人の一年生に話し掛けていた。

「まだ言ってたんですか?先輩、俺は絶対にやりませんからね、絶対ですよ。」

「良いじゃないか、兄弟「先輩です。」まあまあ其処は良いから。兄貴の頼み、聞いてくれよ。お前の頭が必要なんだって。運動だって結構出来るし、高校の一、二年全国一斉の試験でもでも一位だったんだろう?頼むって!」

「頼ってくれるのは嬉しいですけど・・やりませんよ。其れにあの試験で一位だったのは俺じゃないですよ。桃香先輩です。」

「あれ、そうだったの?教えてくれれば良かったのに。」

「昨日ログインしなかったからですよ。しかも部屋に篭りっきりでしたし。試験の結果が出たのは昨日だったんですから。」

「悪かったな、ちょっと忙しくってな。じゃ無くて!!頼むよ。」

「嫌です。」

キーンコーンカーンコーン。

「ほら、予鈴が鳴りましたよ、戻った戻った。」

「クソッ!もうタイムリミットがきちまったか。俺は諦めないかんなライトォー!!」

「どうぞご勝手に。」

俺は神埼雷斗、右目が見えない意外はごく普通の高校生だ。右目には縦に深い刃傷が在る。其れを隠す為に眼帯を付けている。それ以外は普通の筈だ。


軽くアニオタ。


ちょっとロリコン。


一時期ニートと呼ばれ不登校。


いや、俺は普通だ!

あ、そういえばカツアゲしようとしていたヤンキーを蹴っ飛ばしたらその人の兄貴が幹部だかなんだかをやってるとか言った何とか組って言う所のこわーいお兄さんたちに脅されたからその何とか組ってのを潰したこともあったなー(一人で)。

しかーし!俺は至って普通の高校生のはず・・・だ。

で、さっきの人は神埼宗谷先輩。

えーと、3年生の生徒会長で変人だった気がする。それ以外は、えーと、ああそうだあの人は俺の実の兄、血の繋がった兄弟という奴ですね。まあ、それ以外は知らない。その日のテンションしだいで全てが変わる人。うん、迷惑な話だ。それ以外は知らないし知りたくないし興味も無い。

さて真剣に授業を受けるか。



・  ・  ・



放課後



「雷斗~。一緒に帰ろうぜ~。」

「げ、また来た。悪い、俺は逃げるから、また明日なー。」

「お、おう。」

ダッシュ。しかも軽く全力。

「む、逃がすかぁ!」

「ヤバイ、速すぎんだろあの人!」

「捕まえたぁ!」

「ちょ!捕まえたって、それはキック、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「あの二人楽しそうだな。」

「さて俺らは帰ろうぜ。」

「じゃーなー雷斗―。」

「おう・・・じゃあな・・・。」

「お前ら寄り道せずに帰れよ~。」

「「はい。」」

「さて、雷斗、帰ろうか。」

「・・・しつこいですよ先輩。」

「まあまあ、その眉間の皺を消して気楽にいこうぜ!兄弟だろ!」

「人にキックを食らわせた人のセリフとは思えないですね。」

「雷斗が逃げるから悪いんだぞ。ってか、あの集団の真ん中にいるのは。」

「間違えなくあの人です。」

「やっぱりか・・。避けて帰ろう。」

「そうですね。」

「あ、ライ君にソウ先輩だぁ~。みんなゴメンね~。今日はあの二人と帰るから~。それじゃ、また明日~。」

「見つかったな。」

「ええ、しかも最悪のパターンです。とんでもない殺気が全部こっちに向いています。」

「冷静だね~。」

「慣れてますからね。」

「あ、何かいっぱいこっちに来たけど如何する?」

「やって良いですか?」

「殺さない程度になら許す。」

「じゃ。」

俺はポケットからバッヂを取り出す。そしてそれを上に跳ね上げ、右にステップする。それと同時に全力で回転。そしてタイミング良く裏拳を軽く打ち込む。すると・・・。

バガァン!

「あれ本当に死んでねぇえだろうな。」

「回転のスピードは有りましたけど裏拳は軽くだったんで大丈夫かと・・・。」

そう言いながら落ちているバッヂを拾う。

「しかしいきなりあれを使うか。」

「面倒だったんでね。」

「これはありえねぇだろ。」

「大丈夫です。死人はゼロなんで。」

「うーん、まあいいか。」

話は戻ってあの人。山代桃香。

暇人のノンビリとしたお嬢様だ。勿論お金持ち。そしてモテる・・・。

この人もプレイヤーである。

あ、皆さんプレイヤーだのログインだの何の話だ?って思ってますよね。

えーと、俺と桃香先輩、宗谷先輩は「ドラゴンテイル」って言う大規模なオンラインゲームをやってます。それの説明によると、

『ここはバルゴリア大陸のテイルの王国。テイルというのは国名ではない。この大陸は西洋の竜のような形をしている。その尻尾の部分に当たるのがテイルの王国である。其の他にも、アームの王国などいろいろな国があります。そして、この王国は技術だけの発達を遂げた国、機械国エルトランス、魔法だけの発達を遂げた国、魔法国エルシエル、戦う術だけの発達を遂げた国、戦国エルグランド、そして、全てを統括する王都エルスターの4国に分かれていて、全てをエルスターが統括しています。

そして、貴方達は冒険者として、エルスターから出発し、このテイルの王国を探索し魔王軍にダメージを与えて行って貰います。魔王軍は、尻尾の付け根に当たる部分に居座って国中に魔物を放っています。それを倒していけば、魔王軍にはダメージを与えていけます。』

との事です。まあ、余計な説明もありますが、とにかく冒険者として、色々な事が出来るのが、このドラゴンテイルだ。

このゲームで俺達3人は知り合った。

「ねえ、ライ君。何でソウ先輩といたの?」

「ストーキングされてました。」

「嘘をつくな!ただの勧誘だ!」

「勧誘でなんで帰り道まで一緒に居なきゃならないんですか?」

「御前ら俺と雷斗の兄弟という関係忘れてないか?」

「「忘れてました」」

「二人そろって・・・。」

「まあ、其れより一つ聞いていいですか?」

「この私がお聞きしましょう!「黙って下さい。」・・・手厳しいね、雷斗君。」

「桃香先輩が聞きたいのは、ここにある黒い穴についてですか?」

「そう。それは何?」

「何だその穴、ってああああああああああああああああ!」

「宗谷先輩!」

「きゃああああああああああああああああ!」

「桃香先輩!ってうぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ!」

こうして俺達は意識を失った。


今投稿していた方はしばらく休載したいと思います。

その代りこっちを投稿していくのでお願いします。

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