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SHIFT  作者: 鉄箱
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4th day pm らしく在るために

緩やかに、意識が浮上する。

最初に感じたのは、冷たいタイルの感触だった。

寒さに震える身体を抱き締めて、丸くなる。どうしてこんなに寒いのか考えて、アリアは勢い良く目を開けた。


「どこ?」


か細い声は、打ちっ放しのコンクリートに反射して、鈍く響いた。

薄暗いため、どこにいるかは解らない。最後の記憶は、何かに捕まれて空を飛んだ、その眼下の風景だけだった。


「めがさめたの?だぶるおー、えー」


拙い口調。呂律の未熟さから、幼いことが解る声。

アリアよりも少し低い声がして、アリアは座り込んだ体勢のまま顔を向けた。


完全に闇に閉ざされている訳ではない。薄暗いだけだから、目を凝らせば見ることが出来る。だから、アリアは眼を細めて、必死に姿を見ようと試みた。


闇に溶け込むような、黒い鉄格子。

冷たいタイルとコンクリートの鳥かごの、その奥。

小柄な身長は、アリアとさほど変わらない……年下か同年代。

すくなくとも、年上ではないだろう。声から判断すれば、女の子だ。

無造作に流した漆黒の髪と、病的な程白い肌。その肌を覆うのは、幾重にもベルトを巻かれた、拘束服のような着物だった。

何よりも目を引くのが、少女の目元だった。真っ白な包帯で、ぐるぐる巻きにされた両目。

前が見えるような構造では、なかった。


「だぶる?」


アリアは、自分に向けられたのであろう言葉を反芻した。

その意味がわからず、首をかしげて呻る。こんな状況なのに、未知に対する疑問を解明しようとする姿は、どこか脳天気な様子を少女に見せていた。


「それはあなたのしきべつめいしょうのはずだ。えー、あーるわん、だぶるおー、えー」


識別名称。

少女はアリアに、そう伝えた。

アリアはそれでも意味がわからずに、右手の指をこめかみに当てて、ぐにぐにと押し始めた。だが、飽きっぽいのは子供の特権。

アリアは早々に思考を投げると、今度は目の前の少女に笑いかけた。

人と話すときは、まず相手の目をしっかり見る。

それが常識であると知識により知っていたが、目の見えない相手にどうしたらいいか、解らなかった。


だからとりあえず、笑って見せたのだ。


当然ながら、少女にアリアの笑顔は届かない。

だが、急に気配が“柔らかく”なったアリアに、首をかしげていた。

感覚が抜け落ちている人間は、補うように他の感覚が優れている。少女が突出して優れているのは、触覚。

風を肌で感じて気配を読むという、特殊なものだった。


「わたしはアリア=みなもと!あなたは?」

「アリア?――わたしは、えす、けーつー、おーつー、あーる」


少女が名乗ったのは、アリアに告げたのとと同様で、識別名称だった。

アリアは少女の名前を呼ぼうとして、口をぱくぱくと動かす。けれどどう呼んで良いか解らず、腕を組んで首をかしげた。


名前を教えて貰ったのに、呼べないのは心苦しい。

颯真からは、名前を聞いたのに呼んでいないことは、記憶の彼方だ。


「えす、けつおつ?」


アリアが、絞り出すようにそう言った。

その言葉に、少女は戦慄する。

暗がりで良くわからないが、口を半開きにして固まっていた。

このままアリアを放っておけば、自分はものすごい名前で呼ばれるようになってしまう。少女はそのことに半ば確信して、必死で呼ばせる名前を考え始めた。


「えーつ、えるす、――――あるつはいまー?」

「さくら、とよべばいい」


男性の名前、それも、その言葉は大抵痴呆症の人に用いられる。

少女はアリアと同様、微妙に偏った知識で、その単語をぼけてしまったお婆さんのことだと認識していた。

そこで、自分の識別名称である“S-K2-02-R”をもじって、アリアに告げたのだ。


「うんっ、よろしくね、さくらちゃん!」

「べつに、なかよくなるひつようはないし、なれない」


明るく笑うアリアを、さくらはそう言って冷酷に切り捨てた。

アリアはそれに眉根を寄せて、不満げに頬を膨らませた。初めて出会う同年代の子供と、友達になりたいのだ。


颯真とも、仲良くなれた。

だから、諦めてたまるかと、アリアは小さく胸を張った。


「なれるよっ」

「なれないよ――――だってあなた、はかせのものだもの」


さくらが言った“博士”という単語。

その言葉を聞いたとき、アリアの頭に緩やかな頭痛が走った。

それに伴い、原因を思い出そうとすると頭痛がひどくなり、アリアは頭を抱えてぎゅぅっと目を瞑った。


ここにいては、ならない。

そんな感情だけが、記憶のない胸の裡で渦巻いていた。


「もうすぐあなたは、はかせの“いちぶ”になる」

「いちぶ?」


さくらの言葉の意味がわからない。

解らないはずなのに、アリアは沸き上がる不快感に肩を震わせていた。

聞いたことがないはずなのに、前にも言われたような感覚。思い出せない安心感と、言いようのない喪失感。


――そして、理由の見えない、恐怖心。


気がつくと、アリアは己の両腕で、自身の身体を抱き締めていた。

震えが、治まるようにと、ただ必死に。


「わからない?すべての“しがらみ”や“つながり”をすてて、こうしょうなそんざいにうまれかわるということだよ。いずれ、わたし“も”」


所々解らない単語があったが、そんな中でも理解できたことがあった。


アリアはそれに気がついて、愕然とした。

空色の双眸をいっぱいに開いて、朱色の唇を震わせる。

両手は力なく下がり、元々白かった肌は血の気が引いたように青白くなっていた。


「もう――――おじさんに、あえない?」

「おじさん?……いままであなたをあずかっていたというひと?そう、たしか――」


さくらは顎に手を当てると、思案げな表情を見せた。

自分の中の記憶を探り当てるように、少しだけ時間を置く。

すると、すぐに思い至ったのか、手を叩いて口を開いた。


「はかせのいっていた“けっかんひん”か。もう、かれにはあえないよ」


アリアは答えない。

信じたくないと両耳に手のひらを当てて、潤んだ目を瞑り首を振る。

さくらはそんなアリアの気配を感じ取ってもなお、淡々としていた。


「より“こうしょうなそんざい”になれる、はかせはそういっていた。だから、そこでまっていなさい。もうすぐ、“ささいなこと”は、きにならなくなるのだから」


踵を返して去っていくさくら。目が見えないというのに、その歩みに躊躇や不安はない。


そんなさくらの後ろで、アリアはただ震えていた。

安全靴のような硬い靴で廊下を叩く音が、遠ざかる。


やがて反響することもなく音が消え去るのを感じ取ると、アリアは顔を上げた。

その瞳に、先ほどまでの涙はなく、その身体に、先ほどまでの震えはない。


アリアは、颯真から教わったことがある。

言葉にして教えて貰ったのではない。生活の中で、颯真がアリアに教え続けたこと。

それは、通したい意志があるのなら、決して退いてはならない。叶えたい願いがあるなら、決して諦めてはならないということだった。


我が儘を言えば、颯真は露骨に嫌な顔をした。

荒々しく舌を打つこともあれば、青筋を立てて睨み付けることもあった。

かっこいいとは思いつつも、アリアはまだ子供。強靱な握力で机を軋ませるところを見せられたら、さすがに“ひやり”とすることもある。


それでも立ち向かえば、願いも意志も、通るのだ。

傲慢な考えかも知れない。

それでも、それが間違ったことならば、颯真は止めてくれる。

怖い顔で、拳骨を落とすのだ。


アリアはそこまで複雑に考えられている訳では、ないだろう。

せいぜい、“頑張ればなんとかなる”程度かも知れない。

だが、アリアの胸の裡を見るのなら、確かにアリアはそう“思って”いた。


大好きな“おじさん”が、身体を張って教えてくれたこと。

アリアはそれを守るために、堅い鉄格子を睨み付けた。


鉄格子に切れ目のようなものは見えない。

けれど、それを“些細なこと”だと頭から追い出して、両手を鉄格子に向けた。

思い浮かべるのは、敵がよく言っていた、魔法のような言葉。

その言葉を思い浮かべながら、大きく息を吸った。


「【わんぶせつぞく・いんしてんかん・しょうにん】」


思い出しながら、言葉を紡ぐ。

その後に何を言えばいいか解らず、結局中途半端に続けた。


「【しふと】」


だが、それだけで意味が通じたのか、鈍い音と共に鉄格子が上がっていく。

やがて鉄格子の全てが天井に飲み込まれたことを確認すると、アリアは大きく息を吐いた。


「やったっ」


アリアは小声でガッツポーズをとると、眼を細めて笑った。

そしてすぐに真剣な表情を作ると、牢から出てひたすら進む。


道は解らないが、歩みを止めるよりもずっとマシだ。

アリアの胸に宿るのは、颯真が自分に教えてくれた“意志”の数々。

それを無駄にしないためにも、アリアはひたすら前を向いていた。


これを一言で表すのなら、そう――――盛大な“勘違い”である。


遠く離れた場所で、颯真のなけなしの良心が、きりきりと痛んだ。











SHIFT











夕暮れの中、村正は黒の覆面パトカーにもたれかかった。


黒のスーツは所々破れて、左肩は赤黒く染まっていた。

荒い息を整えるように、銀色のシンプルな携帯電話を取り出すと、短縮番号に指を置く。

だが、そのボタンを押すことが出来ずに、顔を曇らせていた。


一瞬の隙を突かれてアリアを拐かされただけではなく、モグラのシフターの撹乱により、猿のシフターの攻撃に対応しきれなかった。

その結果が、肩口の怪我と状況の停滞だった。

百合と杏子の撹乱によってモグラと蛙のシフターから二人を逃がすことが出来たのは、暁光だろう。


真冬の気温が車体を冷やし、もたれかかっている村正の背中から、熱を奪っていく。

寒さに震える場面なのかも知れないが、怪我の痛みが麻痺するため、この冷たさが今だけはありがたかった。


今、車の周りにいるのは、村正のみ。

猿のシフターがどこかに隠れているため、気は抜けない。百合と杏子の二人は、既に本部に向かわせてある。だから、応援が来るまでは、どうにか持ちこたえないとならなかった。


「知らぬところで失わせる訳には、いかんか」


村正は、そう言うと自嘲する様に顔を歪めた。

出来れば、颯真には“力”を使って欲しくない。だが、粗雑で、乱暴者で、案外優しいところのある友人を傷つけたくは無かった。大の大人に、と言われるかも知れないが、村正にとって颯真は、数少ない友人なのだ。


短縮ボタンを、押す。

すると、コールが六度程繰り返されて、颯真が出た。


「すまない。アリア君が拐かされた」

『は?お、おい』

「こちらで解決したいとは思うが、現状では――っ」


会話の最中に、何かが飛来する音を聞きつけて、村正は左に首を曲げる。

すると、高速で飛んできた石が、携帯電話を粉々に砕いた。

破片から顔を庇いながら左に飛ぶと、拳大の石が飛来して、車体を凹ませた。


村正は警視庁御用達の特殊鋼鉄製の日本刀――愛刀・雅宗――を構える。

左足を引いて右足を半歩前に出し、鞘に収めたまま左の腰に日本刀を添える。

俗に謂う、居合抜きの型だった。


耳を澄ませて、獲物を捕らえる。

風切り音から方角を捉えて、肌に感じる独特な“威圧感”から位置を特定する。


「一つ」


煌めきたる銀刃が、石を斬って砕いた。

夕暮れの陽光を吸い取り、茜色を宿す銀刃が、右側に流れた。

だが銀刃はそれだけでは止まらない。

返す刃で、左側に滑らかなに流れる。


「二つ」


更に砕かれた石。

割れた石が村正の足下に転がり、ただ小石が積まれていく。

その様子は、賽の河原に積まれる石の山の様だった。


「三つ」


三つ、四つ、五つ。

六つ、七つ、八つ、九つ。


不意を打たれた訳ではなく、ただ打ち克てばいい。

その状況で敗退するほど、彼は弱くはない。

むしろこの状況こそ、村正が一番力を発揮できるのだ。


村正としては、百日手は好ましくない。

だがそこは、村正の相手がこらえ性のない性格だったことが幸いした。

物陰から、毛むくじゃらの両腕を持った長身痩躯の影が、ぬぅっと現われた。

いつの間にか右腕も転換している辺りで、彼の苛立ちがわかる。


「何故」


男は、小さく呟いた。

口をほとんど動かさず、喉からひねり出すようなくぐもった声。

何故先ほどまでよりも強いのか、何故まだ生きているのか、そんな、暗い声。


「――私としたことが、忘れていたよ」


そんな男に、村正は雅宗を鞘に収めながら、そう言った。

構えは未だに、居合いの型を崩していない。


「警察病院から抜け出して来られたのは、モグラ男のおかげか?――殺人狂、津田友也」


男――友也は答えない。

ただその目は、泥のように濁っていた。


「見せテクれ」


通り魔殺人犯として逮捕され、そのまま警察病院に入院させられた異常者。

六年も前の事件のことだったため、村正も今の今まで思い出せずにいた。

おそらく、入院中にシフターとして覚醒したのだろう。


「犯行の動機は――――“潰えるところが見たい”だったか?」


友也は、顔を歪めた。

笑みの中に浮かぶものは、期待という名の欲望だった。


「【全因子接続・因子転換・承認・変身】」


濁りきった声は、時折ひどく高い。

金属を擦り合わせたのような不快音が、一瞬にしてその場を支配する。

村正は少しだけ鞘から刃を抜くと、それを強く納めた。


「【モンキーアウト】」

――キィンッ


そして、その暗く濁った声を――――鍛えた鉄が放つ、澄んだ音がかき消した。


友也の身体が膨張し、全身が毛むくじゃらの怪物へと変態していく。

両腕は丸太のように太く、地面に付く程長い。

茶色い毛皮の下は傍目からでも解る程引き締まっていて、目は真っ赤に充血していた。

全長二メートル強はくだらない、欲望から顔面を紅潮させた、巨大な猿。


それが友也の、転換因子の力だった。


『見セろ』


友也がそう口を開く。それと同時に、その姿がかき消えた。

腕で地面を掴んで走る、猿という動物独特の四足走行。

丸太のように太く筋肉の詰まった腕は、人間の目では捕らえられない程に友也の身体を加速させていた。


「ぬぅっ!」

――ガギンッ


金属が砕ける、甲高い音。

村正は持ち前の動体視力と直感で、頭上に刀を持ってきて盾にした。

たったそれだけで、雅宗は鞘ごと叩き折られた。

それだけではなく、金属片が村正の額を斬り裂き、白い雪に真紅の斑を散らせた。


『まダ』


ひゅぅ、と息を吐く音と共に、友也の腕が迫る。

村正はそれを半ば地面に転がるようにして避けた。

腹部と額の怪我がずきりと痛むが、村正はそれを顔に出さない。

戦闘において、弱みを見せると言うことは、得策ではない。だから、ポーカーフェイスを貫いて、無表情で睨んで見せた。


『そレじゃナイ』

「知らんな」


村正は、友也の顔面に向かって、折れた日本刀の柄を投げた。

生物は、基本的に“目”に対する攻撃に過敏に反応する。

友也もそれは例外ではなく、村正に向かって伸ばした右腕を使って、大げさに弾いた。

その一瞬の隙を突いて、村正は大きく後ろに飛んだ。


『……なンのツモりだ』

「見てわからんか?――居合いだ」


村正は、刀を失っているのにも関わらず、居合いの構えを作る。

当然その腕の中に、銀の刃は存在しない。


「【右腕部接続・因子転換・承認】」

『今更、ムダなコとヲ!!』


村正と友也の間合いは、奇しくも最初に退治したときと同じ、十メートル程だった。

友也は一足飛びで五メートルの間合いを詰めて、更にもう一歩踏み出そうと左腕で少し前側の地面を掴んだ。

だがそれよりも、村正の方が僅かに早い。


――キンッ

『あレ?』


短い音が、友也の耳に届く。

動こうとしない自分の身体を見下ろすと、茶色の毛皮を縦に走る裂傷があった。

傷が出来たことから、遅れて鮮血が舞う。

やがて感じてきた痛みに襲われる中、目にしたのは振り抜かれた村正の“右腕”だった。


身長よりも長く伸びる、鎌。

緑色の甲殻に覆われた、銀の刃。


「【マンティスシフト】」


切り札として村正が温存しておいた力。

それを見抜くことが出来なかった友也は、真紅の雪に埋もれながら、視界を閉ざした。


「ふぅ……まずは合流せねば、な」


そう言いながらも、膝をつく。

ぼろぼろの車体に縋り付くように、村正は息を荒くする。


ここにきて疲れが出たのだろう。

村正はなるべく早く回復するように、外よりも少しだけ暖かい車内に乗り込むのだった。















バーの席に座ったまま、颯真は切れた電話を睨み付けていた。

物に当たっても仕方がないのは解っているし、連絡が取れなくなることは困る。

だから握りつぶしていないだけで、心境としてはぎりぎりだった。


何故自分が苛立っているのか。

それをそろそろ認めなくてはならないような気がして、颯真はがしがしと頭を掻く。

再びお猪口に満たされた酒を飲み干しても、心地よい熱は感じない。

こんな気分で飲んだ酒が、旨いはずもなかった。


「行ってきなさいナ」


そんな颯真に、エミリーは薄く微笑みながら、そう言った。

その笑顔は、慈愛に満ちていた。あらゆる意味で怖いが、気にしてはならない。


「うじうじするの、嫌いでしょウ?」


続けて放たれた言葉に、颯真は肩を落とした。

落胆ではない。ただ、力を抜いて腕をだらんと下げたのだ。

カウンターに手を置いて、ゆっくりと立ち上がる。

その大きな背中に翳りはなく、唯我独尊の空気を醸し出していた。


「フフ、心配なのネ」

「煩わしいものを放っておくと、酒がまずくなる――――それだけだ」


灰色のコートを翻し、一直線に出口へ歩く。

それからもう、振り返りはしなかった。

彼は正義の味方ではない。

だから、歩く先は、温かな陽光ではなく、冷ややかな宵闇だ。


大義名分など必要ない。

傲慢に、未だ自分の所有物のようなもの、と断じている少女を浚いに行くのだ。


「素直じゃないンだから。もうっ」


エミリーは出したお猪口を片付けながら、そうぼやく。

そして、ふと気がついた。


「颯真ちゃん――――お代は?」


追いかけられる空気でもなく、エミリーはすっかり調子が戻った颯真の様子を思い出して、大きなため息をつくのだった。


当初は一日一話で七話構成だったのですが、長引く話があったので、増えます。

けれど、基本的に一週間の出来事、という扱いでお話が進んでいきます。


ご意見ご感想のほど、お持ちしております。


それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

次回も、よろしくお願いします。


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