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ことのは  作者: 大山椒魚
47/49

無題



上部だけの会話と笑顔

わざと嫌われるような言動で

他人を試して


そのくせ好きだと、好かれたいと


バカみたいだ



どこまでワガママが通るか

どれだけの暴言が許されるのか


たくさんの出会いの中から

残ったものだけを数えて


離れていったものは見ないように

気付かないように


だけど

目をそらしても心は追い続けるから



欲しかったものは今どこに



はりついた笑顔が、吐き出す毒が

いつもより弱々しくて情けない


それでも変われない自分が可笑しくて

揺れるため息に滲んだ世界


落とすことも拭うこともせず

視界が晴れるのを静かに待った


あんなに欲しかったもの

今はもう…



夜空を見上げては奇跡を願う


どうかあの人も

この月を見ていますように




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