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ことのは  作者: 大山椒魚
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水色


窓から見えるのは

晴れない空からぽろぽろと零れる

綺麗なきれいな水の色


止めないで

せっかく浄化作用があるんだから



誰かの想いに圧されてしまう

自分の感情に埋もれてしまう


このままじゃ潰れちゃうよ


敵は強い

強いからこそ敵なんだよね


じゃあ自分はどうだろう


私は弱いの?

私の仲間たちは?


他人に確認しても駄目

自分自身に聞かなきゃね



苦しい、暗い、辛いとき

救いなんて無いと何もかもが嫌になるけれど


そんな心とは裏腹に

零れた水はきらきらと輝いて

静かに空気にとけていく



涙が透明なのは

見た人の心を映すため


涙がしょっぱいのは

流した人に何かを気付かせるため


じゃあ涙が冷たくないのは?


それはね


あなたの体が心を

温めようとしてくれてるからなんだよ


伝わるでしょ?


「大丈夫だよ、支えるから

 だから一緒に頑張ろうね」




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