41/49
風と葉っぱと石
行かないで
大丈夫だよ
向き合うのは怖いよね
目の前の笑顔が全てではないと
言葉をそのまま信じてはいけないと
今までの経験が囁くから
見せたい自分と見てほしい自分
言葉は似ていても全く違う
そこに気付いた君だからこそ
もう一つわかったことがあったんだよね
見てほしい自分と見られたくない自分
その境界線はとても曖昧だってこと
こわいね
踏み込んだこの靴が地面をひっかいて
もし汚してしまったら
跡が残ったままになってしまったら
もしも一度繋がれた手が
ふりほどかれてしまったら
その体温が消えてしまったら
誰も傷を増やさないようにと
どんどん軽く薄くなってく君は
いつか空に消えてしまいそうで
君が変わりたくないのならそれでいい
無理に距離を縮める必要はないんだ
だけどせめて今のまま
隣で本を読んでてもいいかな
何度となくやってくる突然の台風に
君が飛んでってしまわないように
すぐにその手を掴めるように