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ことのは  作者: 大山椒魚
31/49

憧憬

            

感動と共に失ったのは

少しの水分


世界が端から滲む中

一秒でも長く焼きつけようと

ただただ前だけを見た


一気に熱があがり

だけどどこか冷静で


音、映像、匂いに感情

感覚の全てをもって

この瞬間を全身で記憶する


周りは見ない

目の前の対象と自分の感情が全てだった


今この場に立ち会えたことが嬉しくて

なぜ自分はあの輪の中にいないのかと悔しくて


そして


その人がこの世に存在していることが純粋に嬉しい



勝ち負けが全てではないということを

頭だけでなく心で理解できた日


何かが変わる音がして



世界が少し  眩しく見えた

            

            

            

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