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ことのは  作者: 大山椒魚
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月光

            

月が欲しいと泣ける子は幸せだ

望みを声にすることに戸惑いがなく

溢れる感情を抑える必要もないなんて

            

例え手に入らなくとも

その事実を知らないなんて

            

            

得られるはずがないと

納得してしまっている私たち

            

無理だとわかっているのに

無理だとわかっているからこそ

隠した感情は強く深くなってゆく

            

眩しさに憧れ近付きたいと願ったあの頃

今は大きな影にのまれてしまいそうで



月が欲しい

遠くに輝くあの光が


涙は瞳に閉じ込めて

声は喉に押し込める


月が欲しい

どんなに追いかけても近付くことの出来ないあの光が


伸ばしかけた手を下ろし

走りかけた足を止めて


月が欲しい

優しくて冷たいあの光が


穏やかに照らされた道なのに

進むべき方向がわからない


月が欲しい

決して自分の物にはならないあの光が


ただ見つめる辛さから逃げたくて

背を向けて歩きだす日を夢みては

今日も夜空を見上げてる


声は喉に押し込めて

涙は瞳に閉じ込めて




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