表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

プロローグ

 まさか書き終わった数十年後になって加筆と修正、そしてプロローグとエピローグを書くことになるとは思いもしてなかった。

 というのも、本来この小説はたった1人に読ませる為だけに書かれたものであり、こうして誰かに読まれることなんて想定していなかったからだ。

 それがこうして……って、こんなところでこの小説が書かれることになった経緯を長々と説明してしまうと、この小説を読んでもらう必要がなくなってしまうな。

 とりあえずこの話の続きはエピローグにでも置いといて、まずはプロローグを始めようと思う。





 目を閉じると今でもあの時のことを鮮明に思い出す事が出来る。

 その日は季節の変わり目で少し肌寒いと感じる日だった。

 あの時の僕もまた、小説を書いていた。

 まだ色付いていない緑の葉が生い茂る木々が並ぶ神社の境内の中で、ただひたすらに、無我夢中でさ。

 そんな僕にクラスメイトの女の子が声をかけてきて、そして彼女は突然こんなことを言い出したんだ。

 私のことを小説に書いてよ――って。

 その一言が全ての始まりだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 最高に面白かったです! [一言] これからも追ってまいりますので、執筆頑張って下さい!!!
2023/07/09 17:12 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ