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苦手な方はご注意ください。

詩 言葉遊び

水の歌

作者: 宇野大江

降り止まない雨で

満ちゆくあの大地

日はとうに死んで

みんな揃って日陰者


もう背く神もないなんて

項垂れた古い人 

消えた日にも背いて歩くのさ

ただひたすらに


逃げる人は足早に 

抱えた金銭と宝石は

もう少しも輝けやしない

けれども

時計だけは光ってる


どこに逃げるのかなんて

嗤う悟り屋も 

午後には溺れ死んだ


それは世界が終わる日のこと

誰も知らないお伽噺

気付かなかった物語

残ったのは凍える鷲と山猫

他には人の顔を装う怪奇ばかり


震える鷲と山猫

火に放り込まれて

悶えて血を吐いた

踊る怪奇と空泳ぐ魚と

星堕ちる夜空に二つ花咲いた 


焼かれて吠える大鷲

吹き荒ぶ炎と光と

水は嘘みたいに消えて

怪奇と魚も焼かれて果てた






キーワード拾っていくと四桁の番号が出てきます。既視感ある暗号。

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― 新着の感想 ―
[一言]  暗号は解けないし、最後の種明かしは蛇足のような気もするけど、雰囲気が好きです。
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