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魔導忍者忍法帖  作者: ゴブリン坊主
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使徒との遭遇 2

雷蔵たちが、八大竜王と精霊王から力を授かっていた頃


『賢者の塔』の『賢者』と『大魔導士』は、飛来した『機神の使徒』と闘っていた


戦闘の最中彼らが使徒に下した判断は、「『使徒』は弱い」であったが


果たして本当に『使徒』は弱いのだろうか?


初めてロワン・エトワールに飛来した『機神の使徒』は自らの攻撃を反射結界に弾かれ手傷を負い


その後、雷蔵の『魔導忍術:電磁手裏剣』を魔道具により再現した超兵器『電磁龍撃砲』によって破壊された


雷蔵たちが帰還するまでに、『機神の使徒』は10度襲来を繰り返してきた




どうやら『機神』側も相手の手の内を探るのが目的だったようで、襲来を繰り返す度に、前回よりも強化された『使徒』を送り込んでくる


「それでも、今のところ防御結界以外は50%以上の『合力』を使う必要すらないですね」


「神格を得たライゾー殿が使う『神・合力』を温存できているのは僥倖であ~る」


最終決戦まで手の内を晒さない事は、雷蔵たちを有利にする




雷蔵たちが帰還して間もなく、再び『使徒』が飛来してきたが


「八大竜王の力を借りる」


「白玲 俺が手本を見せるから覚えろ」


そう言って雷蔵は白玲の背後に立ち、二人して一振りの大剣と化した『剣星竜の剣』を掴む姿勢をとる


何故か白玲の顔が真っ赤だが、雷蔵には理由は謎だった


「偉大なる八大竜王よ、今こそ集いてこの剣に宿り、神剣と成したまえ」


『神剣降臨:天叢雲剣あまのむらくも




『口寄せの術』によって降臨した八大竜王が『剣星竜の剣』の元へ集う


『剣星竜の剣』は神々しい光と共にその姿を変える


鍔の部分には黒い球体が存在し、その内側には、ロワン・エトワール(遠い星)が存在する『銀河』が映し出されており、球体の周りを、八大竜王の力の象徴である宝玉が等間隔で周回している


剣身は、まるで神力を収束させた光で出来ているようだ


そして、黒い球体に映し出された『銀河』が意味するのは、この神剣が力を及ぼす範囲


つまり『神剣:天叢雲剣』は『銀河』の中に存在する、白玲が認識可能なもの全てを斬る力を持つことを意味する




「白玲『機神の使徒』を捉えたか?」


「ああ、はっきりと見えている」


「神剣技:星斬り!」


今だイブの認識ですらその範囲外にある、『使徒』へと『星すら両断する剣戟』を振るう


その切っ先は遥かなる距離を超え、『使徒』を包み込む金属の球体を、その中身諸共両断した


『11番目の使徒』は、ロワン・エトワールに到達することすら叶わなかった




『12番目の使徒』は、ジスレアの新たなる力の餌食となる


「火 水 風 土 氷 雷 金 光 闇 すべての精霊よ我に力を与えたまえ」


「原初精霊魔法 ワンネス」

 

世界創成期、火 水 風 土 氷 雷 金 光 闇 9つの力は、大いなる1つの力から分かれ生まれた


『原初精霊魔法:ワンネス』は、その9つの力を『神・合力』によって大いなる原初の力へと還し放つ




『神剣:天叢雲剣』の力によって、今や銀河系全てが認識範囲と成った白玲と知覚を共有し、『12番目の使徒』は捉えられ原初の力の直撃を受け消滅した


『使徒』を金属の球体から解放する前に撃破してしまう白玲とジスレアの力は、『機神』ですら、解析できなかったに違いない




「『使徒』に関しては、私とメイザースさまで対処いたします」


「『魔導戦艦』の兵装の稼働テストと実戦データが取れて一石二鳥なのであ~る」


もはや、二人にとって『機神の使徒』は実験材料という認識でしかなかった!(゜д゜)!


「では俺たちは、クリスの両親を助けに行くぞ」




それはすなわち『邪神』との闘いを意味していた!



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