魔造人間は忍術を試す (後編)
魔造人間の身体能力+忍術の予想以上の威力に驚く、第26代目賢者の塔の管理者
しかし驚くのはまだまだ早かった!
そんな魔導忍法誕生!の前日のお話です(笑)
「今の音の速さ超えてませんでした!?」
「ああ、なんだか、走り出してすぐ、デカい音がして、鎌鼬みたいなのがぶつかってきたな」
「それ衝撃波ですよ、音速を超えると発生します」
「この距離を私が認識できる以上の速さでとなると、マッハ3、つまり音の速さの3倍以上は出てるはず 汗」
「前世では、気に雷の性質を持たせて体の動きを早くして、あくまで、雷のごとく速く走る忍術で、あんなデカい音や衝撃波?は出てなかったな」
「やはりこの体はすごいな、前の体だったら、走り出した途端、衝撃波でバラバラに吹っ飛んだだろうな ははは」
物騒なことを言いながら、失敗して誤魔化す子供のような笑顔を浮かべる雷蔵
『うわぁ、普段無表情で、その笑顔は反則ですよぉ』
あなたのイケメンも十分反則なんですよ
「音速が出ていた割には、止まる際には静かでしたねぇ?」
「びっくりして結界張ってしまいましたが、そよ風ひとつ当たりませんでしたよ」
「ああ、出たし失敗したからな」
「止まるときは、風の性質で練った気で膜を作って音と衝撃波を包み込んでみた」
『あの一瞬で術を調節した!? なんたる才能!!!(゜д゜)! これは逸材ですよぉ!』
26代目は、雷蔵のセンスに絶句してしまった
と、同時に、雷蔵の将来性に胸が高鳴り、心の中で不思議な踊りを踊っていた
ホムンクルスは感情の起伏は極端に少ないはずなのにもかかわらずだ・・・
他にも、炎玉の術: 「ああ、これは魔法で言うところのファイヤーボールですね ん?なんだか大きいような ぐほっ!爆発したぁ!ってこれエクスプロージョンじゃないですか、前以って言ってください(怒)」
「いや、前は爆ぜたりはしなかったんだがなぁ、おかしいなぁ」
水龍撃の術: 「うむ、ウォーターボールですな、龍の姿がカッコイイですねぇ、男の浪漫ってやるをかんじますよぉ」
これは変なところを誉められていた(笑)
土遁の術: 「ん?雷蔵どこに行きました? おお一瞬にして地面の中に隠れましたが、私に全く気配を感じさせないとは、地味にすごいですねぇ(笑)」
それってほめことばなのだろうか?まぁ隠形の術の一つなので誉め言葉なのでしょう(多分)
鎌鼬の術: 「ウインドカッターですね、あのぉ、私の横をすれすれに飛ばすの辞めてもらえます?怒」
ちょっとおふざけが過ぎたようだ
すごい睨まれた、そして怒られた
雷縛りの術: 「おお!スタンですね しかし範囲が通常の魔法より格段に広い あえて言えば、この威力だと相手は死んじゃいますけど~汗」
不殺の術は、威力の調整が難しい、前世の体との違いを踏まえて再調整が必要なようだ、まぁ魔物が対象で倒すのが前提であれば、このままでも問題ないどころか、かなり有効な術である
万が一、出力不足で仕留め損なっても、マヒ状態で戦闘不能にできるのだから
「一通りはこんな感じですか?」
「今のは第1段階で6段階まで行ける?」
今まで見せた術は、第1番目のチャクラで練った気を使っていた、チャクラは第7番目まであり、上位のチャクラで気を練るほどに技の威力が格段に増していき、より高度な術が発動可能となる
雷蔵は前世で第6番目のチャクラまで開放していた
禁術を使うときには第7番目まで開放していたことは、本人も気づいていないようだが・・・
「今日は、このくらいにしときましょうか ははは」
『本人もどのくらいの威力が出るか分からないのは危険です』
『さっきの鎌鼬の術なんて私の結界切り裂いてましたよ!?』
『死ぬとこですよ!(激怒)』
「じゃあ、最後に試してみていいか」
「な、なにをするきですか?汗」
「折角、気と魔力使えるようになっただろ?」
「気と魔力を練って忍術使ってみたらどうだろうと思ってな」
「やってみてもいいか?」
「それ、明日でもいいですか?」
「心の準備的に!」
『あと結界強化の魔道具の用意的に!!!』
26代目のかなり必死な懇願に、雷蔵は少しばかり残念ではあったが、まぁ明日のお楽しみにとばかりに了承したのだった
と言う訳で、魔導忍法が誕生するのは、翌日に持ち越しになったのであった




