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魔導忍者忍法帖  作者: ゴブリン坊主
30/119

魔導忍者は冒険者ギルドの受付嬢とデートする

無事、レストラガにあるダンジョン『試練の洞窟』の攻略に成功した雷蔵


ギルドマスターに何かを相談し、ギルドを出る際に、イェニーナを食事に誘う


これはデートなのか!?デートなんですね!(゜Д゜;)


★冒険者生活6日目(午後)★


雷蔵、白玲、イデア、ジスレア、クリスの5人は、ジスレア、クリスの歓迎会兼『試練の洞窟』を攻略達成を祝って豪華なディナーとしゃれこんでいた




「坊や、それでこれからはどうするのさ?」


がっつり肉料理を頬張りながらイデアが訊いてくる


「明日は、休日にして、明後日は拠点に戻ろうと思う」


「そこで、俺の秘密をみんなに話そうと思う」


「魔導アーマーのことですか!?」


ジスレアは魔導アーマーに興味津々らしい


「その事もあるが、俺の生い立ちや、友人とその仲間の事、拠点事態にも秘密がある」


「話を聞いてパーティーを抜けたいと思う者も出てくるかもしれない」


「我は、何があろうともライゾーと共にあると決めているが故、そのようなことは断じてない!」


白玲さん 骨付きの肉の塊に、かぶりつきながら言っても説得力無いんですが・・・


「ともかく、明日は、ゆっくり休日を楽しもう」


「「「「了解ですぅ!」」」」




雷蔵は部屋に戻ると、26代目に定期連絡を入れる


「と言う訳で、予定通り明後日に『賢者の塔』に戻る」


「いやあ、てっきり多くても、1人くらい連れて帰ってくるものとばかり思っていたけれど」


「一週間で、予定の4人全員揃っちゃうなんてびっくりだよぉ」


「あいつらにはまだ何も話していない、抜ける者も出てくる可能性はある」


「ダンジョンマスターにまでなっちゃうしねぇ(笑)」


「それは、コアの修復をバベルに頼んだら・・・なっていた」


「だが、そのおかげで存在力を効率よく手に入れることが出来るかもしれん」


「まぁ、何はともあれお疲れさまだねぇ 帰ってくるのを楽しみにしているよぉ」



定時連絡を終え、ベッドに横になる雷蔵


明日は、午後からだがイェニーナとの食事をする約束をしている


そわそわして寝付けない雷蔵なのであった




★冒険者生活7日目(午前)★


午前中は、朝食後、特に用事もないので、女子たちの買い物に付き合うことになった


『試練の洞窟』での魔物の討伐報酬であるが、ボス部屋で倒したものは報告していない


報酬がもらえなくなってしまうが、それ以上に話がややこしくなるからだ


ただ、道中遭遇した魔物の討伐報酬と、宝箱から出てきた宝石を換金すると、かなりの報酬になった


宝石の一部は、女子たちがアクセサリーを作りたいとせがむので換金せずに、それぞれが気に入った宝石を分配した


実入りが良くなったので、買い物の量もそれに比例して多くなったが、雷蔵には『亜空間収納』という武器があったので、ほぼ手ぶらで歩くことが出来た




前回立ち寄った装飾店にも立ち寄る、そう言えば、出会ったばかりのクリスにはイヤリングをプレゼントしていなかったので、お揃いのデザインで、サファイヤをあしらったものをプレゼントしたところ


「いいんですかぁ? すごくうれしいですぅ!」と言って腕に抱き着いてきた!


白玲、イデアには劣るが、クリスも恐らくFカップ相当となかなかのものをお持ちであった


柔らかな感触を、ポーカーフェイスを保ちつつ堪能する雷蔵


そう、冒険者パーティー『黒き塔』は胸部装甲が厚い者たちだったのだ!


ごく一部を除いて!(゜д゜)!




女子たちは、持ち込んだ宝石でネックレスを作ってもらうことにしたようだ、それぞれの職種に合わせた補助魔法を付与してもらうため、結構なお値段になりましたぁ 汗




★冒険者生活7日目(午後)★


買い物がひと段落すると、ちょうどお昼時だったので、ランチタイムとなる


ここでも、結構な出費だったのは言うまでもない


ジスレアとクリスが普通の食欲の持ち主であったのが幸いであった (;'∀')


午後からも、買い物を続ける女子たち


並の体力であれば、とてもついていけなかったであろう


『魔造人間でよかった』


心からそう思う雷蔵であった




夕方になると


「お、俺はこれから少し用事がある」


「夕食は適当に食べていてくれ」


と、食事代が入った革袋をイデアに渡し、そそくさと去っていく


「「「「何だか怪しい!」」」」


と思う女子たちであったが、今日一日歩きっぱなしで、高まった食欲には抗えなかった




「待たせたか?」


「いえ、さっき来たばかりです」


何だか恋人同士のデートのようなセリフ・・・


「じゃあ行こうか?」


「はい!」


いやはっきり言ってデートであった!




「このお店前から来たかったんです!」


「でも高級すぎて、来たことがなかったので、うれしいです」


そう言ってほほ笑む今日のイェニーナは格別に綺麗だった


心なしか化粧も気合が入っている気がする


「俺も初めての店なんだが、喜んでもらえてよかった」




店内は落ち着いた雰囲気で高級感にあふれている


料理もこの町の食事処でも珍しい、前菜からスープにメインの肉料理、デザートで〆るコース形式だった


ワインも一級品を揃えており、大変美味だった


食事代も驚愕の金額ではあったが!(゜д゜)!


冒険者ギルドの受付嬢と言えば、花形職であり、給料もなかなか高額と訊く


それでも敷居が高いというのも納得であった




食事の間、何を話せばいいか、口下手な雷蔵は前夜から悩んでいたが、その心配はなかった


イェニーナの方から、いろんな話題を振ってくれるからだ


イェニーナさんプライベート出来る女であった




話がひと段落して、雷蔵が不意に


「イェニーナに、これを受け取ってほしい」


雷蔵が小さな箱を差し出してくる


おおっっと!これはプロポーズかぁ!?(; ・`д・´)


イェニーナもこのタイミングで出てくる小箱、そしてこのセリフ!


そう思ってしまっても無理はない


「えええ!まだ心の準備が・・・ゴニョニョ」


有無を言わせず、雷蔵が箱のふたを開けるとそこには!!!


小さな銀製の腕輪が入っていた Orz ← (イェニーナの心の姿)




腕輪には赤い宝石らしきものがはめ込まれていた


「魔力結晶ですか、という事は何らかの魔道具?」


「俺は、将来『国』を作ろうと思っている」


プロポーズと思ったら次は、唐突に、すんごいスケールの話が来ましたぁ!


「『国』ですか?」


普通の冒険者が言えば、何の冗談かと笑い話になるところであるが、雷蔵が言えば話は変わる


この一週間で、登録した初日に熟練の冒険者3人を一瞬で無力化、ゴブリンの集落を独りで壊滅し、一気にCランクまで上り詰め、試練の洞窟を一日で攻略してしまう規格外の冒険者


そして、普段は無表情のこの男が、珍しく熱く語り始めるのだから、更に信憑性が高まる




「これは、俺だけじゃなく、俺と友、その仲間たちの願いでもある」


「この世界では、人以外の種族は亜人と呼ばれ虐げられている」


「弱きものは奴隷にされて、欲望や暴力のはけ口にされている」


「重税に苦しむ村人たちは、明日の食べ物さえままならずに、苦しんでいる」


「俺は、力なく虐げられている人たちが安心して暮らせるような国を作る」


作りたいではなく、作ると言い切っているもはや、雷蔵の中で国造りは夢ではなく予定なのだ




「そんな『国』が出来るとすれば、素晴らしいことですね」


「でも、簡単にできることではありませんよ」


如何に雷蔵の力が大きくても、国を作るのは容易ではない


イェニーナは、諭すようにそう言った


「分かっているでも、やり遂げなければならない」


雷蔵には、さらに大きな目標がある、国を作る程度で躓いていては到底成し遂げられない


それほどに大きな目標が


「国を作るには、大きな力と、仲間がいる」


「幸い仲間は揃いつつある」


「俺が力を手に入れた時、それを利用しようとする者たちが必ず現れるだろう」


「そう言った者たちの中は、俺に関係する人たちを利用しようとしてくるものもいるだろう」


「俺は、俺にかかわった人たち全てが大事だ すべての人を守りたい」




「その中でも、イェニーナは特別なんだ」


「私がライゾーさんにとって特別な存在だと?」


「うまく言葉にできないが、確かに他の人とは違った思いがある」


「もしイェニーナが危険な目に遭いそうになったら、俺の名を呼んでくれ」


「その時、その魔道具が俺にイェニーナの危機を知らせてくれるようになっている」


「どこにいても、必ず助けに行く!」




そう言うと雷蔵は、ワインを一気に煽った、興奮を冷ますかのように


「何だか俺の気持ちを押し付けてしまったなぁ」


「迷惑じゃないか?」


しまった!とばかりに焦った表情で雷蔵はイェニーナを見つめる


「迷惑だなんて!」


「ライゾーさんが私を特別な存在だと思ってくれているんですもの」


「嬉しいに決まっているじゃないですか!」


頬を赤く染めてほほ笑むイェニーナは、今まで見た中で一番美しかった



「そうか、それならよかった」


ホッとした表情を浮かべる雷蔵


それからも、話題は変わったが、話は弾み、楽しい夜は更けていくのだった



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