魔導忍者は酒場で大宴会を開く
冒険者登録から4日目にしてCランクへの昇格
歴代最速の記録達成
今、雷蔵は伝説となる!(なんちゃって)
最速とは言えまだCランクですからね
今、差し迫って重要なもの、それは食費なのですから!(;^_^A
★冒険者生活4日目(午後)★
「こちらが新しい冒険者カードとなります」
「確かに」
Cランクと書かれたカードを受け取る
これで、ダンジョンへの入場が可能となる
ダンジョンに入ることが出来れば、魔物を効率よく倒せるようになり、『存在進化』する効率を格段に上げることが出来る
雷蔵のいや、賢者の塔の代々の管理者の悲願達成への入り口に立つことが出来たのだ!
「報酬の清算を頼めるか」
『存在進化』は賢者の塔プロジェクトの中でも重要事項である
だが今は、食費と言う名の依頼報酬も重要なのだ!
これから、昼食と言う名の大出費が待っているが故にっ!
「まず、正式に受注していただいた、ゴブリン集落の偵察依頼の報酬が銀貨2枚」
「ゴブリンの集落相当の依頼は事後処理してお支払いが可能です」
「まず、ゴブリンの討伐報酬ですが通常のゴブリン討伐数90体で 銀貨36枚」
「上位個体6体はDランク相当と判断された為 銀貨12枚」
「更に上位の個体2体はCランクと相当と判断されたため 金貨2枚」
「集落の中で、首領格、最上位の個体であったと判断された1体は、Bランク相当と判断されたため金貨15枚」
「集落の特別報酬は、その集落にいた最上位の個体の討伐報酬と同額となりますので金貨15枚」
「合計いたしまして金貨32枚と銅貨50枚となります」
「思ったより多いな」
「モンスターの討伐報酬はモンスターのランクが上がるほど危険度が増すため高くなります」
「そして、通常は、モンスターのランクと同ランクのパーティーで討伐することが推奨されていますので、単独で討伐と言うのは、リスクが高い為、それほど多くありません」
「ましてや集落となると、数パーティーで討伐隊を編成して討伐を行いますので」
「なるほど、それを独り占めしているようなものか」
「強者の特権と言って良いのかもしれませんが、くれぐれも無理はなさらないでくださいね」
「イェニーナには心配をさせてしまって悪かったな」
「良かったら、また食事でもご馳走させてくれ」
「本当ですか!? 楽しみにしていますね!」
嬉しそうに笑うイェニーナ
誘ってみて良かったと思う雷蔵
しかし、女性を食事に誘うなんて初心な忍者である雷蔵に出来たんだ!(゜д゜)!
大金を手にして、ウハウハな雷蔵の背後に忍びよる脅威の影
「坊や、待ってたよ!」
「我らが勝負していた間に起った事件の詳細な説明をお願いしたい!」
「ああ!それより腹が減った、食事しながら話す」
そうやってわちゃわちゃしていると、先ほどから、酒場にいる冒険者から熱い視線を感じる
「ゴブリン隠しの首トン! ゴブリンの集落独りで潰したって」
「ああ、俺も聞いたぜ! なんでも、集落には、ゴブリンの死体が1体どころか、血の一滴すら残ってなかったんだってな!」
「しかも異例の4階級特進らしいぜ!」
「マジかよ!それってこの国の冒険者のなかじゃあ最速記録じゃね?」
「さすが、ゴブリン隠しの首トンだぜぇ」
そんな会話が聞こえてくる
『ゴブリン隠しの首トン』二つ名が2つくっ付いちゃって、もはや本名が無くなっちゃってる~!
「よう!今回は大活躍だったなぁ!」
「「やったなぁ! 首トンいや、ゴブリン隠しの首トン!」」
ヴィルクスにヨルンとヨルクが声をかけてくる
「救助隊で世話になったな」
「なあに、楽に稼がせてもらって、こっちがお礼を言いたいくらいだぜぇ」
「「そうっすよね兄貴!」」
『そういえば、登録した日に、ヴィルクスには、歓迎会を開いてもらったな』
「お前たち、昼飯はまだか?」
「ああ、今からここで食おうと思ってきたところだぜぇ」
「冒険者になって、初めて大金が稼げた」
「今日は、俺に奢らせてくれ」
「まじか!じゃあ遠慮なくごちになるぜぇ」
「「やったぜぇ!」」
そして、酒場にいた連中にも声をかける
「今日は、俺のおごりだ、みんなも好きに飲み食いしてくれ!」
「まじかぁ!今日は飲むぞぉ!」
「おい、今日の依頼は明日に延期だ!」
「そうだな、仕事どころじゃねぇ!」
みんなに、酒と食事がふるまわれる、酒場はてんてこ舞いの忙しさだが、酒場の従業員たちは嫌な顔もせず、いやむしろ楽しそうに働いている
楽しそうに食事をするお客さんたちを見て、自分たちも楽しくなれる、従業員さんたちの意識の高さに脱帽です!
「じゃあみんな! ゴブリン隠しの首トンことライゾーの大活躍に乾杯だぁ!」
「「「「乾杯!」」」」
大宴会が始まった、みんな楽しそうに飲み食いしている
この場にいる冒険者たちは、雷蔵に詳しい話を聞きたくて仕方がないようだが、みんな遠慮している
な~ぜ~な~ら~
「さぁて、詳しい話を聴こうかねぇ」
「我も興味津々だ!早く話を聞かせて下され!」
ターゲットが、猛獣二匹にすでにロックオンされてしまっていたからだ
「期待するほど、面白い話はないぞ」
食事をしながら、ゴブリンの集落殲滅作戦の話を、猛獣から食いしん坊キャラにジョブチェンジした二人に話して聞かせる
もっぱら、二人は食事に神経が集中しており、聴いているのか怪しいものではあるが (-_-;)
冒険者たちの中には、楽しく飲み食いしながらも、聴力を限界まで強化して雷蔵の話に聞き耳を立てている者もいた
それだけ、雷蔵が成し遂げたことが前代未聞であったのだ!
「なるほどねぇ、あたいも坊やはかなりの実力があるとは思ってたんだがここまでとはねぇ」
「何を言うか!ライゾーはこの我が勝負を挑んで一太刀も入れられなかった強者ぞ!」
「まぁ、秘密兵器があるからな」
魔導外骨格や魔導忍術に関しては、二人には話していない
魔導忍術に関しては、白玲が勝負の最後に身をもって経験しているのだが・・・
「その秘密兵器の話ってのはいつ聞かせてくれるんだい?」
「それは、おいおいだな」
その秘密を明かすとき、それはこの二人を真の仲間と認めた時
雷蔵はそう心に決めていた
こうやって、宴会は夜まで続いていくのであった
雷蔵さん支払い大丈夫? (; ・`д・´)




