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妄想論

俺TUEEEを捨てよう

作者: とびうお君

 私はこの言葉嫌いだ。ネットスラングの大半は揶揄でしか無い。ファンでないものが否定的に類型パターンをさして呼ぶときに発生するものだ。そんなものが的確なわけが無い。ファンは何を楽しんでるか?その類型じゃない、人気ある作品の自分達にも分かる特徴を書いてるだけ。この自分達にも分かるのが問題なんだ。これつまらないから否定的なんだ。じゃ何故何を楽しんでるのか?分かるのか?


 いやこれ分かって無いんだ。例え偶然当たってたとしてもそれは偶然でしか無い。条件反射をご存知だろうか?犬に食事を食べさせて、その時同時にベルを鳴らす。犬はベルが美味しいと勘違いしてベルが鳴るとよだれをたらす。


 犬だからなと多分馬鹿にするだろう。私達は動物から進化した。脳の仕組みはほぼ同じ。私達も条件反射が無関係ではない。これはすぐ分かるからで、人間は高度にそれらの嘘を見抜くように発達してきた。だが、それは程度問題に過ぎない。条件反射がなくなったわけじゃない。おかしいと見抜けない場合条件反射を人間に見抜くことは出来ない。


 私はネットにある多くの感想を大半信じてない。アニメ漫画ラノベは考えて楽しむ部分が薄い。そういったものは思考の外で面白さが決まる。それは脳の深い部分である条件反射に結びつきやすい。俺TUEEEはその作品の特徴でしか無い。読者が楽しんでるのか?は私は胡散臭いと思ってる。しかもこれを作ったのは面白さを感じる事が出来ない否定的なネットの住人だ。


 さてここまで話して、読者にはある程度俺TUEEEは有効なのではないか?と私は譲歩する事にした。じゃ何のための前振りなんだ!となる。それは私は本当の不快さは作者がコレに汚染されてる点であった。ネットの作者には致命的欠陥がある。これは将来毒になるかもしれない。ネットの作者の大半は雛形に対する猿真似しか出来ない。これなら悪口だけになる。


 私はむしろネットの作者はそこに強みがある。その範囲内なら多分ネットの作者は公募作者よりも優秀だと思う。ただ条件付だ、私が以前書いた自己投影タイプの主人公活躍型なら多分上だ。これは読者が気持ち良いと感じる心に近い作者の方が上手い。素人作家ほど有利だと見てる。


 何故それが出来ないのか?と言うと激突やジョーズって作品がそれを説明するのに相応しいと思う。ネット作品の真逆のような作品傑作だが嫌いな人も要るのだ。終始ドキドキさせられるだけでイライラするって人もいる事はいる。これ気持ち良く無いんだ。ジョーズで唯一気持ち良いのは、逆転狼少年やノアの原理になる。ずっと巨大なサメがいるから皆に言うべきだと訴えてきた警察官が誰にも受け入れられない。実際コレで被害が大きくなる。その瞬間多くの人は溜飲が下がるだろう。


 ノア同様あれには自己投影的な気持ちが良い要素があるんだ。私はジョーズや激突の面白さがもう1つの人の気持ちが理解できなかったが、なろうに来てそれが理解できた。作りが全く違う。そして世の中の大半の物語はこの形なのが分かった。世の中の大半の物語は展開の刺激が一番の武器になってる。


 さてやっかいな作品がダイハードだ。これは主人公活躍系と展開重視型のミックス作品で、娯楽作品のお手本みたいな作品だろう。世の中の大半の主人公活躍系がこれなんだ。だが、なろうとは何かが違う。主人公のマクレーンは終始不利な立場で逆転劇をやってのける。タフだが非力なんだ。マッチョだが相手も武器を持ってるテロリストでさすがに多勢に無勢だ。非力な個人だ。精神のタフさだけでこの困難をやり遂げる。


 これを私は隠れ主人公活躍型を読んでいる。これは展開重視のはらはらドキドキが上手く混ざる形になってて、かつ主人公のヒーロー的活躍も楽しめる。こういった作品が娯楽作品としては傑作だと言われるのは当然だろう。だが良く見て欲しい。マクレーンに自己投影してる人はいるか?この作品は英雄を外から見て展開重視とまとめて観客としてみる楽しさなんだ。


 当然統一した面白さになるわけで、何か?が犠牲になってるんだ。そこになろうの強みがあると思えば良いんだ。


 ここでやっと本題に入る。私は作者向けに俺TUEEEについて考えるのをやめろと思ってるのは、この言葉はレッドオーシャンを招く恐れがある。誰でもすぐ思いつく言葉を軸に設計図を立てると同じ作品との競合を避けられない。同じ要素を持ちつつ競合を避けるズルは出来ないか?とここで考える。


 俺TUEEEは作者は使うべきじゃない。作品が限定されて同様の競合作品とのレッドオーシャンの戦いを強いられる。だから私は自己投影型の主人公活躍系を使ったんだ。これによって、今の流行を的確に捉えて、かつ典型的な俺TUEEEタイプの作品を創る事によるレッドオーシャンから解放される。


 自己投影タイプの主人公活躍系を軸にした作品作りはブルーオーシャン戦略に持ち込める。以前私はブルーオーシャン戦略を手酷く批判した。それは安直だから駄目なんだ。レッドオーシャンよりメリットが無いブルーオーシャンを選択するなどは愚の骨頂だと書いてるんだ。今でもそういった安直なブルーオーシャン戦略には否定的的だ。そういった方法論しか持たない作家を馬鹿だと言う。


 作品作りは基本の基本はやってみないと分からない。だが人知を尽くして天命を待ちたいものだ。だから私は多くの作家に人知を授ける。


 何故そんな方法を他人に教えるんだ?それは、私がファンタジー以外でそれを作れる自信が無いからだ。雛形の猿真似だけは得意だけど、雛形が無いと何も動けないってタイプと組む事で達成できると思ったからが大きい。自分が持っていても宝の持ち腐れのアイデアなんていくらでも他人にくれてやる。自分が得をし無いのに、他人が得をするが嫌だというケチじゃない。それだけの理由だ。


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