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2.役所へ行こう

 ついに測定の日がやって来た。自分の魔法の才能を知ることができるこの日は、7歳になる前の子供は、大体の子供が楽しみにしている日であった。


「そろそろ役所に行くわよー」


「はーい」


 測定自体は役所で行うことになっている。なのにスイはこの母の言ったセリフを聞いても全然緊張していないような声で返事をしたのだ。そこで僕はどうしたら緊張しないのかを聞く為に振り返ると、緊張というか、怯えているようなスイの姿があった。こんな姿でなんであんなに自然に返事を返すことができたんだろう。取り敢えず僕は、スイの緊張をほぐしてやるために、話しかけることにした。


「スイ、だいじょうぶか?」


「行きたくなくなってきた・・・」


「なんだって?」

 

「だから行きたくないんだって!」


 しっかりと聞こえていたが、聞き返さずにはいられなかった。それは昨日まであんなに楽しみにしていたからである。そして僕は考えた。なぜこんなことを言い出したのかを。そして気づいた。もし測定の結果が悪かったらどうなるかということに。

 

「きっと大丈夫だよ。それに測定してみてもし駄目だったとしてもその時に考えよう?ねっ?」


 そんな説得をすること約10分。「分かったよ・・・行く」と言ってくれた。

 どっちにしろスイが行くと言わなくても行かなきゃいけなかったのだが。


・・・・・・・・・


 あれから40分。役所についた。

 その時丁度、役所に入っていく同じくらいの年齢の男の子と、その母親だと思われる者がいた。多分あの子は僕たちと同じ年齢で、同じ誕生日なんだろう。そんなことを考えつつ、僕たちも母の後に続いて、役所に入った。

 役所の中はとても綺麗だった。そんな役所を見回してみると、三人の僕たちと同じ位の年の子供が親?とカウンターの前で列を作っているのが見えた。あそこで測定するのだろう。列を確認するとさっきの男の子がいた。やはり測定にきたのだ。そして僕たちも列に並んで測定を待った。





 

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