舞台設定
舞台設定(キャンペーンの進行やノリに伴い随時変更される場合あり)
舞台~雪と氷の国 セアルム
概要
レーゼルドーン大陸の中部に存在する大破局で孤立してしまった小国。竜槍山脈の先端部分に存在し、山脈に囲まれた盆地の地形。元の気候はレーゼルドーン地方の一般的な気候である亜熱帯であったが、大破局での戦乱の最中起こったある兵器の暴走により永久凍土に覆われた極寒の地と化した。魔動機文明時代の交通網が寸断されてしまったためほぼ孤立しており、徐々に衰退しつつある。
主要都市
首都:名称未定(約1万人) 氷のドームで覆われた都市、地下にも広がっている
氷結要塞:カファルジドマ(約3500人) 対バジリスク国家の要衝
開拓都市:名称未定(約5000人) ノスフェラトゥとの交易拠点にもなっている
地理
竜槍山脈の先端部分に存在し、山脈に囲まれた盆地の地形。周りを山にさえぎられているため下山できるだけの道が存在するルートは限られている。北西の漆黒の砂漠に繋がるルートはアンデッドや魔動機の大群に遮られるため無謀。北東のレーゼルドーン大陸の奥地へと続くルートはノスフェラトゥの統治する都市国家群と接しており、交易こそあるものの油断できる相手ではない。さらには南西のテラスティア大陸へと続くルートはバジリスクの支配する国家と接しており、この国とは常に交戦状態にあるという独力でどうにかできない状況にある。
自然
国土はほぼ全てが山岳地帯に存在し、標高1000m以上の高地に存在する。鉱物資源こそ豊富ではあるものの、ほとんどの土地が永久凍土に覆われており一年中雪のやむ時がないためそれ以外は壊滅的。山麓に作られた集落も存在はするものの、維持するためにかなりの犠牲を支払っている。
経済・産業
元は鉱物資源を用いた加工品の生産を主に行っていたのだが、燃料となる石炭を生活に優先的に振り分けざるをえなくなった大破局以降は事業の続行が不可能となりかなりの技術が失われてしまった。食料の自給率が低めであり、特に穀物類は壊滅的。山麓に集落を作りわずかながら生産はしているものの量的にとても足りるものではなく、対蛮族の最前線でもあるためかなり状況は悪い。少神レインシアにより与えられた加護を活用した氷細工や金属製品を対価に隣国(蛮族国家)から定期的にやってくる隊商と交易することにより何とか生活を維持している。
特産品
フロストワイバーン、トナカイ、マンモスなどを特殊な騎獣として扱っている
石炭、ただし排煙は一か所に集められ水に固着させてからフェアリーテイマーにより浄化されている
氷樹:レインシアの祝福により生み出された大きく傘を広げたような枝葉を持つ植物。雪や氷を吸収する性質を持ち、この樹が生えている場所の近辺は雪や氷がないため旅をするときにはこの樹の周囲に集まり休息をとることが一般的。
氷細工:レインシアが与えた加護により、特殊な方法で採取した氷樹の枝をある程度自由に加工できるようになったため産業として発展している。
文化
一年中雪が降り続ける極寒の地であるが故に閉鎖的になりがちな土地柄。であるがゆえに娯楽としての詩歌や旅芸人を国家レベルで推奨しており、吟遊詩人や旅芸人は厳しい環境を超えて村々に娯楽を届けることを使命としている。そのため、最も尊敬される仕事となっており、特に4年に1度レインシア神殿主催で行われる芸術祭で最も優秀とされる作品を制作した人物は国中から尊敬されるようになる。
厳寒期になると集落から大都市に集まる
政治
元々魔動機文明時代、この国は王政国家ではあったが、正当な血を引く人々は大破局の戦乱の際にレインシアと彼女の妹を除き、魔動兵器の暴走により全員死亡。残った継承者であるレインシアは子供を残す前に神となってしまい、彼女の妹はレインシアの神官として一生を捧げることを選んだため実権を自ら捨て、巫女のような役割を果たす一族へと変化した。現在は少数の生き残りの貴族と各集落の有力者が集まり、一院制の政治を行っている。
マイナーゴッド:レインシア
大破局の際、セアルムに攻め寄せた蛮族の軍勢を撃退した当時の女王。激戦の末に敵の大将と相打ちになるが、手にしていた魔剣の力により神となった。比較的現世に顕現しやすい少神ではあるものの、現在ほとんど力を使い果たしており実際に力をふるう事例はここ200年ほど見られない。過酷な土地に変化してしまったセアルムでも人々が生きていけるようにインフラを整えることに力を使い果たしたという学説もある。
「雪のように白くあれ、しかして他者の色に染まることなかれ」
「団結こそ力なり、不和こそ最大の敵である」
Lv2「アイス・ヴェール」
消費:MP4 対象:1体 射程・形状:20m・起点指定 時間:1時間 抵抗:なし
概要:薄い氷の粒により温度変化から護られます。
効果:対象が炎、あるいは水・凍り属性のダメージを受ける場合ダメージを-3点します。さらに、ある程度の気温の変化(熱帯~極寒まで)による影響をうけなくなります。
Lv4「アイス・メイク」
消費:MP5 対象:単体 射程・形状:20m・起点指定 時間:3分 抵抗:なし
概要:神の祝福により形作られる氷の武器を作り出します。
効果:この魔法の効果は一般技能「アイスメイカー(氷細工師)」のLVによって効果が変わります。「アイスメイカー」技能が3LV以上の場合Bランクの、5LV以上の場合Aランクまでの、9LV以上の場合Sランクまでの、13LV以上の場合SSランクまでの特殊効果がない武器を作り出すことができます。作り出した武器は+1の氷属性の魔法の武器として扱われます。なお、この魔法で作り出した武器は対象となったキャラクターが装備している武器と補助動作で入れ替えることができます。
Lv7「チェインアクト」
消費:MP8 対象:半径4m/10 射程・形状:20m/起点指定 時間:3分
抵抗:なし
概要:仲間と意識の一部を共有することにより高度な連携を取ることが可能になります。
効果:この魔法の対象となったキャラクターが2名以上同じ乱戦エリア、あるいは同一座標に存在する時に効果を発揮します。対象が行う全ての行為判定に+1のボーナスを得ます。この魔法は術者の任意の対象を選択できます。
Lv10「アイシクル・ランス」
消費:MP14 対象:1体 射程・形状:40m/射撃 時間:一瞬 抵抗:半減
概要:氷の槍を作り出し、対象を攻撃します。 属性:水・氷属性
効果:「威力70+魔力」点の魔法ダメージを与えます。
Lv13「スノウ・フィールド」
消費:MP40 対象:半径1kmの空間 射程・形状:1km/起点指定
時間:1週間 抵抗:必中
概要:対象となった範囲を吹雪が吹き荒れる酷寒の地へと変えます。
効果:効果範囲に踏み込んだキャラクターは10秒ごとに2d6点の水・氷属性の魔法ダメージを受け、さらに視界の悪さと寒さから全ての行為判定に-4のペナルティを受ける。ただし、この効果はレインシアの信者には発揮されない。