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22話 寓話:ラプンツェル

過去の文章を順次修正中。

時間があれば出来るだけ読みやすく、解りやすくなるよう直していきます。

勢いだけで書いてきたものなのでかなり文章が酷かったです。

幾らかでも読みやすくなっていれば良いのですが。


      - ラプンツェル vs. 茨姫    空中大決戦 -




 唐突にそんな見出しが視界を覆った。

「御本を読んでください」

 実は眼前に絵本が突き出されていたのでした。

 受け取ればそこには期待に笑みを浮かべ頬を染めた可愛いかんばせが……。

 なんとリティちゃんに珍しく頼まれてしまいました。 - よろこんで!


 実はこの本だが便利な事に日本語である。

 ……ただし俺の認識が狂わされていなければの話だが。

 では、リティちゃんを膝の上に載せて読み聞かせをば、なになに……




   * * *




 - ラプンツェル -


 むかし、むかし、あるところに若い夫婦がいました。

 年若い夫婦らしく、毎夜よろしくやていると当然のように、

 あるいはどうやってか子供を授かることになりました。

  - どなたか、どうやって授かるのか知っていればお教え下さい。


 そこで妻から懐妊の話を聞いた夫は

「おかしいな、ちゃんとアレやってたはずなのに」

 などと、ぼやきながら言いました。

「……ん、間違ったかな?」



 そして妊娠した妻は、

(なぜか隣に住むゴーテルという魔女の)庭にある以前から目敏く目を付けいてた

 ラプンツェルが食べたくて食べたくてたまらなくなるのでした。


 - ところでこの夫婦、

 どうして魔女の住処の隣などと言う危険地帯になぞ住んでいるのでしょうか?

 もともと魔女と知り合いなのか?

 はたまた魔女の手下なのか?

 あるいは魔女同様僻地に追いやられた訳ありなのでしょうか?

 いろいろと謎と興味に尽きません。


 それともかく、夫は食が細っていき段々とやつれ細っていく妻に、

「ああ、ラプンツェルが食べられなければ死んでしまう〜」

 と、懇願されたがそれでもぐずっていると、

「ええぃ、ラプンツェルが食べられなければ死んでしまう、お前がな!」

 と、脅迫されてしぶしぶ夫は、妻と生まれる子共の為に魔女の庭に忍び込むのでした。

 そこは持ち前の器用さと天職を生かし難なく潜入する夫。

 そして、ラプンツェルを摘み取りにかかるのですが、やはり魔女に見つかってしまいます。

 しかし夫から事情を聞いた魔女は、

「ひっひっひっ、いいさ好きなだけラプンツェルを摘んでおいき。

 ただし、一年以内にラプンツェルを返してもらう事になるよ」

 と言いました。

 夫が大量のラプンツェルを摘み取り持って帰ると妻は大喜び。

 ばくばくとラプンツェルを食べていきます。


 そして数ヶ月が過ぎ、妻は珠のようなかわいい女の子を生みました。

 が、しばらくすると案の定魔女が家にやってきました。

 そこで突然魔女は今だ名前を付けられていない娘の名付け親になると言い出します。

 ラプンツェルを未だ返せないでいる夫婦は断ることもできずに受け入れます。

 そこで魔女はなんと赤ん坊に『ラプンツェル』と名付けました。そして、

「確かにラプンツェルを返してもらうよ」

 と、言って即座に魔女は連れ去っていったのでした。

 あわてて夫婦は追いかけようと家から飛び出しますが、

 その時にはお隣の魔境は既に影もカタチもありませんでした。

 

 

 そうして連れ去られたラプンツェルと名付けられた娘は、人知れぬ森の中にいつの間にか築かれた入り口の無い高いたかーい塔に閉じ込められて人知れず育てられる事になるのです。

 入り口が無いという恐るべき欠陥住宅である塔に出入りする為に魔女はラプンツェルの見事な長い金髪をはしご代わりに、窓から出入りするというダイナミックな荒技で対処していました。

 ……はて、髪が伸びる前は一体どうやって出入りしていたのでしょうか?

 これも突っ込んではいけないのでしょうか?


 まあ、それはそれとしても元気な婆さまである。

 やはり趣味はロッククライミングなのでしょうか?


 そんなある日、森の中までふらふらと碌でなしで有名な馬鹿王子が出歩いてきました。

 しかし普段女漁りの為に町中をうろついているこの馬鹿王子はなぜ用も無いのに

 こんな人気の無い森などにやって来たのでしょうか?

 いつもの様に借金取りや手を出した女の男や亭主に追われて逃げて来たのか?

 それともなにかやましいモノでも埋めにでも来たのでしょうか?

 あるいはなにか儲け話でも嗅ぎ付けて……?

 やはり謎は深まります。


 とにかくこの馬鹿王子ですがしばらく森をうろついていると、

 どこからとも無く聞こえる謎の美しい歌声が聞こえてきました。

 馬鹿王子がその歌声に惹かれて森の奥へと導かれていくと

 そこには塔の中に閉じこめられたラプンツェル(得物)がいるのを発見しました。


 ……女を見つける事に掛けて一体どういった嗅覚を持っているのでしょうか?

 この手の連中は。



 そして、馬鹿王子を発見して迂闊にも声を掛けて来たのを幸いに、

 塔の下からラプンツェルを言いくるめてしまうと

 魔女と同じ方法を使って塔に登るのでした。


 そうして得物を前にして馬鹿王子は手練手管を使って

 ラプンツェルにうまく取りいっていきます。

 そこでラプンツェルは体よく騙されている事も気付かず、

 いいように丸め込められてしまいます。

 そう、そのうら若き青い果実を弄ばれてしまいました。

 ですがそこではじめて男性との性-交渉を知ったラプンツェルですが

 事の最初こそ驚いてばかりでしたが、

 『魔女ママに隠れて個人レッスン!』

 にもだんだんと慣れていき、やがては自らが求めてくるようになりました。

 そこには無垢だった少女はもう居ません。

 そこにいるのは夜ごと馬鹿王子おとこを部屋に招き入れて頻回に逢瀬をかさねる女。

 そう淫らな娘がただ一人いるだけなのでした。

 その結果当然のようにラプンツェルは妊娠することになります。

 若者の無軌道な行いの結果です。きっと親に似たのでしょう。


 その事実を知って激怒した魔女はラプンツェルの髪を切り落とし、

 馬鹿王子の親である王様に通報するのでした。


 - 魔法の鏡 -


「あんたの所の馬鹿息子だが、あんたの注文のムスメに手を出しちまったよ」

 それを聞いて王様は逆に管理不行き届きだと文句を言ってきましたが、無論それくらいでは魔女は怯みません。

「馬鹿言っちゃいけないね。管理不行き届きなのはそっちだろ。

 せっかくあんた好みの無垢なムスメに仕上げたのに! こっちの苦労も考えな! だいたい金の臭いを嗅ぎ付けてあんたの馬鹿息子がこの森にやってきたのはあんたの不始末だよ。どちらにせよ、ちゃんと代金は支払ってもらうからね?」

 っと、付け入る隙がありません。


「何言っているんだい! 粉の方のラプンツェルでしっかり儲けさせてやってるだろ? 末端価格でいくら降ろしたと思っているんだい?」

 っと、あくまで強気の姿勢です。

「ああっ、それとあの娘の腹の中にいるあんたの孫もちゃんと引き取りな」

 っと、この件の後始末をしていきます。


 しかし、これだけでは魔女の気はとても収まりません。

 そこで魔女は意趣返しとして一計を案じました。 




 一方、何も知らずラプンツェルを貪るために今夜もまたホイホイと王子は訪ねてきました。

 そこではラプンツェルに魔法で変装している魔女が待ち受けていましたが、

 まるで気付かず寝床で魔女に謀られてしまいます。

 普段は魔女に見つからないよう朝日が昇る前には逃げ出すよに抜け出していた馬鹿王子でしたが、

 この日はなぜか朝までぐっすりと寝込んでしまいました。


 そして朝になると隣には魔法の変装が解けた魔女が全裸で寄り添っていました。

「ありゃりゃ、せっかくの魔法が解けちまったよ、

 お前さん、なんで今朝はさっさと帰らなかったんだい」

 王子は驚愕で意識がこの世にありません。

「……なんだい、その間抜けなつらは。初めてあったあの日から毎夜毎夜尋ねて来たのはそっちじゃないかい。なんだい一体何が不満かい? アタシと昨夜もおたのしみだったじゃないか」

 と、偽の顛末を知らされて絶望は更に深まります。

 真実(偽 を知り衝動的に思わず塔から身を投げてしまうのも当然のことでした。

 しかしその死体は見当たらず馬鹿王子は何処かへと失踪するのでした。




 そして、EDのまま往く年月もそのまま森をさまよっていた王子は、鋼でできた茨の園を見つけるのでした。



                      ネクストパート:茨姫




   * * *




 なんだ終わりかと思えば続きものか?

 本のページもまだ半分以上あるしな。


 しかし、これは子供に読み聞かせるような話じゃないような?

 ……まあ、グリム童話とかもけっこうエグイ話多いし、マザーグースなんてのもありゃ……。




 っと、こちらのお姫様が続きをご所望だ。

 早く続きに戻りましょうか。





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