#0 プロローグ…?
白く、上も下もわからない空間。そんな空間を、人型の何かが大量の石のようなものを抱えて歩いていた。石は、赤や青といった色がついたものも少しあるが、大半は色のない、無色透明な物であった。
「今日も大量…これ全部を僕がチェックするって、なかなかの大仕事だと思うんだけど…。」
そうぼやきながら、人型の何かは、石達を地面に置き、何もない空間に手をかざした。すると、突然机1台とオフィスチェア1つ、そしてジュラルミンケース2つとかご1つが現れた。
「別に全部見ろとは言われていないけどさぁ、世界の管理をするんだったらそうしたほうがいいとおもうのだよ。はぁ…僕に後の管理を丸投げした無責任な創造神サマに、この仕事を返したい…。覗き見するだけっていうのも酷くないですかねぇ。」
そう言いながら、かごに石を入れ、周囲を見回す。いくら見回しても、空間に存在しているのは、石の入ったかごとケース、机、椅子、そして人型の何かだけであった。
「え、嘘、見てないの?確かに視線を感じたのだけれど…。じゃあただの独り言になってたってこと?…いつもか。」
人型がケースを開けた。中には、色付きの石が入っていた。抱えていた石達の中に含まれているものよりは多いが、それでもまだケースには空きがあった。
「さて、今日もお仕事…もとい、神様の真似事をするか。色付きは最後の楽しみに取っておくとして、まずはこれから見ていこうかな。」
人型は、無色透明な石をかごの中から1つ取り出し、手のひらの上に乗せ、何かを唱えた。すると、石から光が放出され、ホログラムのように色鮮やかな映像を映し出した。
「クロッカス君ね…さて、どんな物語を見せてくれるのかな。」
作者エゴの塊の処女作です。不定期更新になるとは思いますが、なんとか完走しようとは思っておりますので、何卒応援よろしくお願いします。R15は書くかもしれないから念のため入れている感じです。最終的にその要素が含まれているかは、完走した未来の作者と読者にしか分からない…!




