俺たちはここから出る
忙しい
おーい⋯ おきろー おーい
んっ?
おーい おっ! 気づいた!
!? 俺は飛び起きた
痛え! 体がヒリヒリする!
やっと起きたと思ったら飛び起きて痛がって忙しい奴だ はは
俺はようやく自分が起こされていたことに気づき声の主を確認する
お、お前は
こいつは確か最下層のフロアで爺さんを燃やしてた奴か
よっ! 俺の名前はリック 同じ班同士仲良くしようぜって、言った側からガチ警戒かよ
当たり前だ! というかここはどこだ! 班って一体なんのことだ!
あ〜まあ混乱してるよな オッケー じゃあ順を追って説明するぜ
まずここはグランディオ帝国の外にある地下労働施設の詰め所だ
俺たちスラム落ちの労働者は仕事が終わって食堂で飯食った後ここで寝るんだ
んで、お前が気を失う前にいたのが食堂な
ここのルールでは時間厳守だからな 少しでも遅れた奴は鞭打ちの刑だったり
同じ班も巻き添えでリンチされたりするんだ
今回はお前はどこの班にも属してなかったから被害を受けたのはお前だけだけどな
なるほど わからん
おいおい 全然理解できてないって感じだな まあ無理のないか
お前も正規ルートでここにきたわけじゃないんだろ?
確かにここは他のスラム街の環境とは全く違うからな
待ってくれ! 情報が多すぎる 全く理解できん
まじかよ お前も記憶喪失か? にしてはここの連中と違って会話もできるのにな
ジリジリジリジリ
急にどでかい音の目覚ましが詰め所内に広がった
そしてその瞬間詰め所にいた者(200人程度)が一斉に横になり就寝準備に入った
今度はなんだよ 俺は突っ立っている
グイッ! 俺は勢いよく引っ張られ倒れ込んだ
おい 寝てるフリでもいいからしとけ!
看守に起きてるのがバレたらまたボコされるぞ!
その後リックも黙り込み詰め所内が静寂に包まれた
何なんだよここは
俺はかなりの混乱していたが今はこいつのいう通りにした方がいいと直感的に感じた
そして疲れていたのか気づけば気を失うかのように寝ていた
そのまま続く
ねむいのでここまで