魔法の脅威
書きだめして投下します
オラッ!
男が地面を蹴ったその時一瞬で間合いを詰められた
なに今の!
男が大ぶりな一撃を再度振るってくる
私はそれをスウェイして避け反撃に出ようとした時背中が熱くなったのを感じた
!? 私はすぐに前進して転がるように受け身を取り謎の攻撃を緩和した
ほう? 興味深い避け方だぜ ていうか魔法防御もなしで今のを防ぐなんてなんてやつだよ
血が地面に滴り落ちる ちょっと深めに切れたけど平気ね
私は剣を構えなおし対峙する
その頃観客席ではセレスティナ王女が驚いた表情を浮かべていた
カルロや、あの小娘何者かえ?そこそこやるとは思ったのじゃがここまでとはね
話を振られたカルロもとても驚いた様子とそれと同時に安堵もしていた
メイリアの戦闘センスは本物です 私が見込んだ子ですから
あの子なら本当にやってくれるかもしれない
気づけば周りの騎士団長達もこの戦いに夢中になっていた
おい、あのレベルの斬撃魔法を魔法防御なしで対処しただと!
あんなの俺にもできねえぞ、普通すぐに真っ二つだぜ
騎士団達は目の前で起きた攻防を見て驚きを隠せないように言葉を発していた
驚いていたのは勇者候補達も同じだった
それと同時にメイリアに対して一気に警戒心を高めていた
もう手加減しねえぜ嬢ちゃん 久しぶり本気が出せそうだ!
男は強く足を蹴り急接近し連撃を浴びせてくる
くっ! 受け切れないっ! あまりの威力に剣を握る手が徐々に裂けるのを感じる
バックステップを駆使し衝撃を逃しながら攻撃もいなす
もちろん少しタイミングが狂えば一撃死である
あまりの攻防にある一人を除く勇者候補全員は介入できず牽制しあっていた
オラオラ!逃げてばっかじゃ勝てねえぞ!
その通りよね コイツの体力もバテるどころかペースが上がってきてるし
突破口を探りつつ防御に徹している私はふとした違和感を感じた
ん?風の流れが不自然に変わった? それに空気が冷たい
今の私は神経がかなり鋭くなっている為そんな些細なことでも気づけるようになっていた
斬撃魔法をモロに受けずに回避できたのはこのおかげだ
次第に違和感を感じる風が強くなるのを感じその正体を見つけた時には流石に手遅れだと悟りかけた
大剣の男も容赦なく攻撃していたがその違和感に気づき目を向けた瞬間事態の異常さに気づき手を止めた
おい! 何だよこれは! こんな魔法見たことねえぞ!
その魔法は闘技場の上空に展開されており無数の剣の形をしていた
ふふふっ 不敵な笑いが場をよりゾッとするものへと変える
あなた方が遊んでいる隙に極限魔法を展開しました これで皆さんチェックメイトです
男はフードを取り道家の仮面姿を見せる 体からは謎のエネルギーを感じる
あれが魔力なのかしら ってか影薄くて気づかなかったわ なんせずっとフード被ってたからね
魔法の主は手を広げ一斉掃射を開始する
さあ串刺しになって死んでくださいw
メイリアーッ! 逃げてくれそいつには勝てないっ!
カルロの声も通らないほどの風切音を立て氷の剣が一斉に勇者候補目掛けて掃射される
カルロは膝から崩れ落ちその地獄絵図を見るしかなかった
助けてくれーっ! ぐはっ! 勇者候補達の悲痛な叫びと鮮血が飛び散る
ははっ! 愉快愉快やはり人が悶える姿を見るのが一番美味ですな〜 道家が笑う
おいっ! なぜあいつが勇者候補なんだケイオス! アイツは死刑囚で我々を侮辱したものだぞ!
カルロがケイオスと呼んだ騎士団長はニヤリと笑った
知っているとも 奴は私の上司であったワーデン騎士団長率いる部隊を猟奇的なまでに惨殺した張本人だ
だからこそ相応しいと思ったのだ 国民の反乱があっても奴が敵なら下手に動かんだろうしな
こんなの狂っている
ケイオスはワーデン騎士団長死去後残り少ない部隊をまとめ上げ騎士団まで上り詰めた男だが
その性格は残虐極まりなく死刑囚の命を弄ぶことなんてのはザラにあった
その性格もあり拷問部隊と呼ばれるこの国の裏部隊に属している
セレスティナ様! 流石にこれは見過ごせません 奴は誇り高きワーデン騎士団長を弄び殺した殺人鬼だ!
まあまあそう叫ぶなカルロ なにも無条件で立候補を許したりはしとらんぞえ?
確かにあやつの素性は危なっかしいが実力は折り紙付きじゃ なんせ王国最強の魔法使いじゃぞ?
ですがそれでは統率が取れなくなり軍としての機能が保てなくなるぞ! 奴を恨むものが多すぎる!
じゃがそうでもないみたいじゃがの~ 現にケイオスは恨みは一切ないと言っておるしな
ケイオスが鼻で笑い嘲笑うようにカルロを見る
あと条件じゃがこの決闘で万が一奴が負けることがあればケイオスも死罪じゃ
なに! どういうことですかそれは!
言葉どうりの意味じゃよ 強者とはいえ奴は重犯罪を犯したものじゃ
其奴を推薦したケイオスの異常さと思い切りの良さを買ってこの条件付きで許可したまでじゃ
こんなの納得いけるわけない 頼むメイリア今は君に全てを託し心から願う
必ず生き残ってくれ!
次回 決着
スケジュールが立て込んで遅れました




