初めての王女
週一ペースを守りたい
ゴゴゴゴゴッ
謁見の間の扉が開かれた
遅いぞカルロ 皆がもう待ちくたびれて辛そうじゃ
その声の主は艶かしい声をしておりファーのついたコートに露出も多めのイメージと大違いの
王女?セレスティナ・メイデンの姿がそこにあった
はっ申し訳ございませんセレスティナ様 私の不手際により到着が遅くなりました
まあ良い そなたの日頃の成果に免じて許す 表をあげ
はっ ありがたきお言葉感謝します
ちっ なんだよあいつばかり
私は小言が聞こえた方向に目をやった
そこには強そうに見えない中肉中背の騎士団長?がいた その騎士の横に部下だろうか
森の紋様が描かれた旗を持っている
そのほかの騎士を見るとそれぞれ違う紋様の描かれた旗を掲げてた
おそらく管轄地域の旗なんだろう
それにしてもさっきに騎士団長以外はみんな静かな殺気を放っており流石のレベルだった
勇者候補のメンバーはもっと殺気だっているわね
私以外大人の男しかいないじゃない 予想通りだけど
ところでカルロ そこの小娘が今回連れてきた勇者候補かえ?
はい! メイリア・アルトレムと言います ほらメイリア挨拶だ
あっうん 私は事前にカルロさんに教えてもらった挨拶でなんとか切り抜けた
ははっ そうか そなたも物好きよのカルロ
周囲の騎士、勇者候補の面々から笑いが溢れる
私はムカついたがここは堪え凛とした表情で対応した
絶対目にもの見せてやるわ 覚えてなさい 自分の中で闘志がメラメラと湧き起こった
まあお主のことじゃ タダでは終わらんことを期待しとるぞ
メイリアと言ったか せいぜい励めよ 王女が艶かしく笑う
ゾクッ!?
何! 今の
それは明らかに異質な違和感、まるで心臓を手で握られたような、そんな感覚に襲われた
そして王女はニヤリと笑い本題に入った
まず皆には王国の為にわざわざ出向いてくれたこと感謝するぞえ
その報酬といったらなんじゃが勝者には王国内における政治以外のすべての権限を与えよう
王国のものはすべて好きなようにしてもらって構わん
勇者候補たちがざわつき1人が手を挙げる
ん? 何か聞きたいことでもあるのか? 発言を許そうぞ
はっ ありがとうございます 1人の柄の悪い勇者候補が立ち上がり言った
王女、今全てと言いましたが食事の他に女なんかも好きにしていいってことですよね?
男はゲスな顔をして王女に聞いた うわ、きも
カルロさんもこれにはイラついたようだが何とか持ち堪えていた
ふふっもちろんじゃ 女だろうが子供だろうが好きにせい
まじか! ひゃっほーい 勇者候補たちは今の発言を聞き舞い上がった
なっ! カルロは抗議しようとしたが周りの騎士団に止められた
まあそうカッとなるなカルロよ あくまでで常識の範囲じゃよ
でっですが!
お主もお堅いやつよの 小娘を連れてきた時はようやく欲望に忠実になったのかと期待したんじゃが
周囲の面々がカルロさんを馬鹿にするように笑った
私は我慢できずとうとう言ってしまった
こんな無駄な会話してないでさっさと始めましょ! 私が1人残らず倒してあげるわ!
その言葉で周囲は静寂になり男たちの殺気が自分に一斉に向けられた
はははっ 面白い小娘じゃ 確かに小娘の言うとおりじゃな
小娘じゃないわよ! メイリアよ
カルロさんの顔が青ざめっていってる気がするが気にしない
妾に対しても物おじせぬか ははっ よかろう それではこれよりバトルロイヤルを始めるとする
勇者候補の皆はコロシアムに向かうが良い
その言葉と同時に誘導係の騎士がコロシアムまで案内してくれた
その間に使う武器のアンケートとる もちろん私は剣を選んだ 短いやつだけど
各面々は大ぶりな武器をチョイス そして時折私に罵声と殺気を飛ばしてくる
全く! 鬱陶しいわね
その様子をカルロさんは心配になったのだろう 王女に抗議しているようだった
そんな中勇者候補たちはそれぞれコロシアムの所定の場所に誘導され扉が開くのを待っていた
ルールは簡単だ 扉が空いたら最後の1人になるまでバトルロイヤルが行われる
カルロさん曰く戦闘不能にするかギブアップさせるからしい
しばらくして扉の開くカウントダウンが始まる 10カウントだ
そのタイミングで武器が支給された ってあれ!
何と支給された剣にはしっかりと刃が付いていた
えっカルロさんの話だと模擬戦だから刃とか付いてないってことだったのに
もちろん私の武器だけ殺傷能力があるわけじゃない
他の面々もいとも簡単に殺せてしまう代物を装備しており事態の異常さを認識した
観客席にいたカルロさんは騎士団に抑えられており顔も青かった
おそらくこれはもう模擬戦じゃないんだろう 私は確信した 普通じゃないわね
今から人生初の殺し合いが始まるのね 私はひどく冷静だった
生きるか死ぬか なら私は生を勝ちとる!
そして扉が開き残酷なバトルロイヤルが始まった
次回 慈悲なき殺し合い
早く続き書きたい




