王国生活 続
遅れましたが生きてます
私は道中でカルロから王国の現状況、勇者探しの進捗について話を聞いた
何でも今王国では魔王と争っていることは戦闘員や王国関係者のみが知っていて国民は魔王の存在を
誰一人知らないのだという これは心配させないための配慮だとか
また魔族の侵攻も年々激化してきていることから騎士のダメージも大きく王国の劣勢状態が続くと考えられ
勇者を探すことになったのだとか
現在私以外にも勇者候補というのはいるらしく騎士団員からのオファーや引き抜きが主に行われているらしい
遠方の村から来た勇者候補はどうやら私だけのようだ
というか他の場所にも村ってあったんだ
でも今は私たちの村と同じく魔物に壊滅させられた村がほとんどで王国以外で安全はないとか
カルロさん、一個質問してもいい? 私は一つ疑問に思った
王国では魔王の存在が知られてないって言ってたけどそれを知ってる私たちはどうなるの?
カルロはしばらく考えた後に口を開いた
それなんだが私に考えがあって基本皆さんには申し訳ないが王国内をで歩くということはできないと思う
えっショックだなそれ
王女も情報漏洩しないために全力なのだ すまないが理解してもらいたい
村の皆さんには王城内にある敷地に住んでいただきたいと思う
あの敷地は以前の村よりも大きな土地があるからそこでの生活なら王女も許してくれるはずだ
ならよかった! ところで王女様ってずっと言ってるけど王様はいないの?
? あぁ王国外では知られていないんだね
この国には王様、つまり男の陛下はいないんだ 王女が王様って思ってもらえたらいいかな
へーそうなんだ まあ色々難しい問題なんだろうなと私は思った
そうこう話しているうちに私たちは王国の門の前までつくことができた
えっ でか! 何これ
そこにあったのは首が痛くなるほど見上げなければいけない壁とでかい門があった
こんな物どうやって作ったのだろう
門番との手続きを終え私たちは中に入る とはいえ決して馬車から出てはいけないとか
私たちは特例中の特例扱いらしい
そしてしばらく移動しようやく馬車が止まった ようやくだ
よし、ここが目的地です みなさんお疲れ様でした
村のみんながドキドキしながら外へ出る
どんなとこなんだろう!
私は勢いよく馬車のカーテンを開け外へ飛び出した!
わぁー! 私は目を見張った
そこにあった景色は村の二倍ほどある土地、青々とした草原、後ろにはでかい王城
王城向かいには街が見える 行きたかったな〜
ほうこれはこれはすごい場所ですな 村長も降りてきて驚いた顔をしている
うむ ここの土はまだ使えるの これなら畑もできそうじゃわい
他の村のメンバーもこれからこの土地をどう開拓していこうかワクワクしているようだった
皆さん私ができるのはこの土地をお貸しすることと農具や物資、食料の提供しかできない
また一から村を開拓しなければいけないとこになってしまい本当に申し訳ない
カルロさんが深々と謝罪する
気にしないでおくれやカルロ殿、わしたち村のメンバーはこういうのに慣れとるし好きなんじゃ
物資まで提供していただけるんだ、誰も文句は言わんよ 本当にありがとう
カルロさんはまた涙目になっていた 涙腺が緩いのね
そう言っていただけて本当にありがたい! 私も空いた時間でできる限りの手伝いはしますので!
そこまでしてもらうことはないよ、騎士様には騎士様にしかできないことがある
で、ですが!
いいんですよ 適材適所というやつです その代わり人々を守ってくだされ お願いします
わかりました! 王国騎士の名において必ずお守りいたします!
カルロさんの顔が少し明るくなった よかったね
よし、これで話もまとまったみたいだし私も開拓に参加しよう!っと思った次の瞬間
メイリア・アルトレムはいるか!、王女陛下がお呼びだ カルロ騎士団長も同行していただきたい
そこに現れたのは王直属騎士だろう カルロさんの部下かな?
ああ、分かった すぐに向かう ?どこに
カルロさんメイリアとは一緒にはいられないのですか? ママが悲しそうに聞く
はい 申し訳ないですがメイリアはこれより王城内で生活してもらいます
ちょっ聞いてないんだけど!
メイリア聞いてくれ! いうのが遅れてしまったが君はこれから皆さんとは別行動だ
これより王女陛下謁見が終わったのち各勇者候補と10名で模擬戦をしてもらう
そこで勝ち残った最後の一人を勇者とすると王女が仰られていた
ようはバトルロイヤルなんだとか
あの!メイリアが万が一怪我をする可能性は! ママが心配そうに聞く
お母様心配だと思われるがこの模擬戦は殺し合いではありません!
多少の怪我はあるとは思いますが王国には優秀なヒーラーが複数名おりますので安心してください
そうだよママ! それに私は魔王を倒しに行くんだよ?
そんなことで心配してたらこれから先どうしようもないよ?
ママは自分の思いを押し殺し覚悟を決め笑顔で送ってくれた
村のみんなも激励してくれた
一生会えなくなるわけではない 落ち着いたらまたこればいい
みんな〜! 行ってくるね〜! 私は元気よく手を振りみんなにお別れを告げた
そして私とカルロさんは王女様のいる部屋まで歩く
メイリア今から大変だと思うが聞いてくれ
うん、何?
今から行う模擬戦だが相手は各騎士団長直々に引き抜きをした強豪ばかりだ
剣術、徒手格闘、魔法などの戦術を使う物ばかりだ 気をつけてくれ
魔法! 魔法って本当にあるの!?
ああ、私が心配なのはそこなんだ 君は魔法を知らない
なんか凄いやつだよね! ドーンとか!
はは、そうだな しかし本物の魔法はそんな物じゃないよ まさに地獄に近い物だ
私はそれを聞いて自分の中で戦闘態勢になった気がした スイッチが入ったのかな?
そこで提案があるんだメイリア! この勝負早々にやられたフリをして退場してはくれないか
!? えっ何で!
君に才能、実力があるのは確かだ だがそんなものは通用しないくらいの猛者たちだ
何でも私以外は全員戦闘歴バリバリの大人たちらしい
私が君を推薦して本当の理由は君たち村の人々を救いたかったからだ
勇者の推薦がなければこのような待遇もなくあの崩壊した村で暮らすことになっていたのだとか
負けた人間は元いた生活に戻されるから早々に退場してみんなと幸せに暮らしてほしい!
いやだ! 私はみんなを助けるって決めたんだから! わざと負けるなんて絶対いやだ!
そうは言っても相手の実力は下手すれば騎士団長レベルだ! 最初から勝ち目はない!
そんなのわかんないよ! やってみないと! それで負けたら潔く諦めるから!
私の強情なところが出たのでカルロさんも諦めたようにため息をついた
分かった だがくれぐれも大怪我だけはしないでくれよ
うん! 了解!
そんな会話をしていたら気づけば謁見の間に来ていた
カルロ騎士団長お待ちしていました 皆が集まりです
ああ、それでは行くぞメイリア くれぐれも失礼だけはないようにね
分かった!
そして謁見の間が開かれ私たちは中に入っていくのであった
次回 初めての王女様
王国過去編長くなりそうだ




