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1話 全てはここから

ぼちぼち書いていきますねー

俺、田中(たなか)たかしはいつも通りに学校で授業を受けていた。いつも通りの面白くもなんともない普通の授業。


「たかし君、ちゃんと授業を受けなさい!」


と先生に注意されるほど俺は、授業中寝ている常習犯だった。

俺は、身長も顔も平均的な人だった。友達もそこそこいて、性格は極度のめんどくさがり。

そんな俺には、もったいないぐらいの優しい双子の妹(ゆき)がいる。白くて艷やかな髪、そして綺麗な黒い瞳。とても可愛くて、家事もできて、周りへの気配りもできる。本当にできた自慢の妹だ。


「そろそろおきなさい、授業終わるわよ。この授業寝まくり常習犯」


とちゃかしてくる隣の席の青髪で水色の目をしたこの女は俺の幼なじみの九条(くじょう)(あい)だ。顔はとてもよく、学力もこの学校1位。俺以外にはいつも優しいのに、俺に対しては塩対応。そして前に


「これがツンデレってやつか」


と言うとボコボコにされたから塩対応が本心と知って俺が傷ついたのを今でも覚えてる。

そんな充実した日々に変化をもたらす1つの眩しい光が教室内に差し込むのだった......


(ま、眩しい!)


眩しすぎて俺は、目を閉じた。正直何がおきたのかもわかっていなかった。だが次の瞬間ゲームやアニメでみたことのある魔法を使う世界が広がったのだ......


(な、何だこれ......)


情報量が多すぎて理解が追いつかない俺を置いてけぼりにして、他のクラスメイトがお互いに何が起こったのか情報を整理しようとしている。

俺も、雪や愛に何が起きたか確認しようとした時、誰かが俺たちに向かって歩いてきていた......


「こんにちは。あなた方元の世界から来ましたよね?今何が起こったかわからないようなので勝手ながら説明させていただきます」


と黒髪で赤い目の知らない綺麗な女性が声をかけてきたのだ。

説明するとか言ってるが、正直信用していいのか迷う。だが俺たちは、頼れるものには頼ることにした。




女性の説明でわかったことが3個ある。


•俺たちに何がおきたのか

•この世界の基本常識について

•魔法について


の3つだ。

1つ目の"俺たちに何が起きたか何がおきたのか"だが、簡単な話で"この世界と元いた世界が繋がってしまった"ということらしい。

にわかには信じれないわけだが目の前で、ぽんぽんと魔法を使われたので信じるしかなさそうだ......


2つ目の"この世界の基本常識について"は、元いた世界とはほとんど変わらず、何個か違う点があるだけだった。さっき見た魔法の他にも魔物や冒険者、ランク制度など、ゲームのような要素があった。一応綺麗な女性に


「ちなみに、ゲーム感覚で生きてると、普通に死にますよ」


と、釘を刺されたからこれに関してはみんな大丈夫だと思う。


そして、3つ目の"魔法について"なのだが......


「さっき説明したランク制度のランクによって魔法を使える種類や制限が違います。種類はわかると思いますが、制限についてはわからないと思うので説明しようと思います......」


と、結構長い説明を綺麗な女性は俺たちのためにしてくれたわけなのだが、俺はつまらない話が正直嫌いだ。だから、制限についての説明を寝ていたのだが、このあとあんなことになるとは一欠片も思っていなかったのだ......




そして、話が一通り終わったわけなのだが、まだ自由にできるわけでもなく......


「この世界の常識をデータとして渡しておくので、どうぞお使いください。多分ないとこの先困るので」


と、当然のようにデータを送るとか言われたわけなのだが、目の前に突然ゲームのタッチパネルみたいなものが出てきた。

本当なんでもありだなとか思いながらダウンロードしておくのだった。ダウンロード押した瞬間に色々な情報が入って来たときにすごく驚いたのは言うまでもなないだろう......


タッチパネルを触って色々とできることがあることがわかった。自分がタッチパネルを出したいと思うだけで、出てくるし消したいと思ったら消える。更にSNSや動画配信サイト、電話なども使えるようだ。

なので、この世界ではスマホを使う人がとても少ないらしい。便利な世の中なもんだ。


「ということで、大体これぐらいですかね。あとは、冒険者ギルドでランク表示するぐらいです。本当に魔法など以外の知識は元いた世界と変わらないので、いつも通りに学校行ってもらえばいいですよ。じゃあ私は仕事があるのでここらへんで......」


と去ろうとしたときに、俺は考える前に先に言葉が出ていた。


「またいつか会えますか!」

「その時が来たら会えると思いますよ......」


とだけ言ってワープしていった。

これからどうすればいいのかまだ正直俺にはわからないのだった......

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