第59話 - 竜の咆哮 -
評価って小説の最新話でのみ出来るんですね…初めて知りました。
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(しっかし女の子ってみんなああいう感じなのかぁ…)
ライアダム山を後にした一向は一路王都へと行くため、とりあえず近くの街まで徒歩で向かっていた。
前を歩く楽しそうに話している冥府の使者女子組をみながらぼんやり見ながらそんな事を考えていた。
というのも、ライアダム山でクロの妹的存在のインフェルノドラゴンことフェルとの別れ際、それはもう火山が大噴火するのでは。というくらい駄々をこねたのだ。
『やだぁ!!ボクもおにいぢゃんと一緒にいぐのおぉぉお!!!!!!』
まるで以前ベルゼが下位竜と闘うと言った時のリエルの反応と同じである。
あの時のリエルは本気で泣いてたっけな。
女の子の泣き顔って変に興奮するよね。
あの時も気持ちが昂っていたから臆する事なく闘えた気がする。
人間のリエルと竜のフェルではその規模に大差があるのだが…
駄々を捏ねる妹を説得しようにも、当のおにいちゃんも根負けしている…というか既に戦いを放棄していた。
見かねたリエルが助け舟を出したのだが、これもなかなかにキラーなパスであった。
「ねぇ、フェル!おにいちゃんと一緒に行くにしても、おにいちゃんの言うことや、その主のベルゼの言うことが聞けないなら、私たちはあなたを迎え入れる事は出来ないわよ?もしかしたらベルゼが炎の魔力を使いこなしたら契約もできるかもしれないし!そしたら一緒に旅できるんだよ?」
その言葉で一瞬にして泣き止んだ竜は、ベルゼに対して上目遣いで覗き込む。
『確かに!主さんならボクより強いし契約出来るかもしれないね!!』
これが決め手となり、精霊との契約を大人しく遂行する事となったのだがこのプレッシャーがベルゼの肩へとのしかかる。
というのも、精霊と契約していて向こう1年はライアダム山を離れられないフェル。
その1年で炎の魔力に気に入られて、掌握しなければならなくなってしまったからだ。
もしそれが無理だった場合、下手をすると怒った竜が街…どころか国を滅ぼしかねないからだ。
現在、闇の属性を掌握し、クロと契約しているベルゼ。
1つの属性をも完全に掌握し切れていない現状で他の属性も掌握できるのかという問題。というか他に契約が出来るのかというのが分からない。
それができない場合は、この国に滅びてもらう他なくなってしまう……
「なあ、クロ。闇属性に気に入られてる俺が他の属性にも気に入られて、力を掌握する事って出来るの?」
『無論可能だ。過去の者の中には3種類の属性に気に入られていた事もあるそうだ。』
「へぇ……凄いな。」
『ただ、その者は長命の種族ゆえ、長い命の間にようやく3種類だったそうだ。」
「そうなのかぁ。俺人間だし3つは無理だろうなぁ…というか2つ目頑張らないと人間の国が滅ぶかもしれないよね…?」
『………………………』
「いや、クロ…」
『主、申し訳ないのだが、本気で頑張ってもらいたい……』
「ですよねえ……」
ベルゼ、これは頑張らなくてはならなそうである。
闇の次に使ってる魔法も炎属性が多いし、真面目に取り組まねば。そう思うベルゼだった。
「ねー!街が見えてきたよ!」
そう言って声をかけてきたリエルの指先には街が見えてきていた。
♢ バイロニーの街
今出回っている地図は数十年ほど前の物が多い。
ゆえに比較的新しい街は大きくても載っていない事が多い。
何故新しい地図が更新されないか。
それは戦争や、領地変更で街が取り潰されたり新しくできているからであって、一々更新していたら手間がかかり過ぎる為、主要の無くならない可能性が高い街などを載せた、先の古い地図が広まったままだからなのだ。ゆえに比較的新しい街は古い地図には載っていない事が多い。
ここバイロニーの街も、元は火山の調査団が築いた拠点が、後に発展して街と成ったのだが、比較的新しい街のため古い地図には載っていない。
比較的新しいとは言え、現在では国が管理し、領主が統治している。
他の街同様、魔物が侵入しないよう周囲を外壁で囲い、入り口には衛兵が常駐している。
当然、街に入るためには衛兵に身分証を提示する必要がある。
「次ー…は冒険者か?」
「そうだよー!はい!」
リエルが提示したギルドカードを受け取った衛兵。
「え、Aランク冒険者!?」
一般的にAランク冒険者は比較的珍しくはあるが、そこまで驚くほど珍しくはない。
何度もギルドカードに書かれたランクを確認する衛兵。暫くギルドカードとリエルを見比べ、他に並んでいる人達に聞こえないよう小声でこう言った。
「失礼しました!実はこの街の領主様が、高ランク冒険者を探していまして、大変恐縮ではありますが、領主様の館へご足労頂けませんか?」
「え、何か大事でもあったんですか?」
「実は、あまり大っぴらには言えないのですが、最近ライアダム山より竜の咆哮が聞こえたとの事で、高ランク冒険者を集めて討伐隊を結成するとのお達しがありまして…バイロニーの街に入ってくる高ランク冒険者に声をかけさせて頂いてます」
あ、それ…
絶対知ってるやつだ………
顔が青くなる3人。
普通の人間に到底言える内容では無い。
3人はどうにか討伐隊を山へ送らない為、領主に会う事を決めざるを得なかったのであった。
ご覧頂きありがとうございました!!
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